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医療・介護のよもやま話

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2008.6.20 金曜日

通り魔 ⑪

●●事件の翌日●●

朝、病院に出勤すると、職員全員が雀となって 「ちゅんちゅんちゅん・・・」 

医療従事者が患者さまのことを話題にすることは殆どありませんが、今回の件には皆衝撃を受けたようです!

もちろん、N事務長も・・・H先生も・・・

H先生が出勤すると、N事務長と、他の先生も含めて医局でミーティングとなりました・・・

「H先生・・・新聞読みましたよね?」

「もちろん・・・もしやとは思っていたけれど・・・絶句しました!」

「私も、同じです・・・まさかとは思っていましたが・・・本当にそうだったと知って・・・二の句が継げないとはこのことですね!」

「本当に・・・でも、自作自演はいいとしても、何故そんなことしたんでしょうか?」

「顔ですからね・・・女の子ですよね・・・将来があるのに・・・」

「うーん・・・多分傷は残ります・・・形成外科受診勧めはしましたが・・・それどころじゃないでしょうし・・・」

「1回目はどうなんでしょうか?」

「うーん・・・1回目は自作自演じゃないことを祈ります・・・」

「そうですよね!でも、1回目の時の様子は本当にショックを受けていたようでしたから・・・」

「確かにその通り、処置するのも大変だったから・・・」

「もしあれも、演技だったらアカデミー賞取れます・・・」

「どちらにしても、理由が知りたいですね!何故、顔を切ったのか・・・大学にも特異な症例として報告したいです・・・」

「多分、刑事さん内緒で報告してくれますよ・・・」

「そう願いたいです・・・」

そうこうする内に、午前の診察開始となり、H先生を始めととして医師達は、医局を出て各自の仕事に向いました!

その日の11:00頃、いつもの刑事さんが、事務長室にひょっこり顔を出してくれました!

「刑事さん、お疲れ様でした!今まで仕事でしたか?」

「そうなんだ!あの女児に昨日は振り回されたから・・・徹夜で事後処理だった・・・」

「ところで、H先生も私もどうして自傷行為をしたか、それも顔を切ったのか理由が知りたいんです!」

「そうだろうと思って寄らして貰ったんだ!随分捜査協力もして貰ったし・・・古畑事務長、いやN事務長にもヒントを貰ったからね・・・」

「いやいや、滅相もない・・・お恥ずかしい限りです!・・・それで?」

「ただし、これから話すことはN事務長とH先生だけの胸の中にしまっておいて下さい!」

「承知しています!刑事さんの独り言を聞いてしまったと・・・H先生の精神医学的な勉強の為と私の古畑N三郎としての今後の活動の為に・・・」

「ふざけずに、守秘義務はお願いしますよ!」

「はい、もちろん・・・」

「それでは、いいですか?」

「お願いします・・・」

以下 ●●事件の真相●● は⑫に続く