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医療・介護のよもやま話

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2008.6.28 土曜日

自殺 ⑤

医療・介護のよもやま話 — admin @ 13:51:05

●●Mちゃんの術後1か月●●

術後1か月間、最初の1週間は毎日消毒のため通院・・・2週目は1日置きに通院・・・3週目は3日に1回の通院・・・4週目は・・・

最初の週、お母様に付き添われて通院していましたが、診察室では医師と看護師と3人になります。看護師曰く 「Mちゃんは女の私から見ても可愛い」 と・・・処置中も笑顔を絶やさず・・・医師にこんなことも

「先生、人間の体って不思議ですね、あんなザックリ切れていたのに、くっつくものですね・・・」

「そうだね・・・でも切らない方がいいよ」

「分かっています・・・」

「表面はくっついても、元にもどらない場所もあるからね」

「そうみたいです・・・でも自分でしたことだから・・・」

「全くその通り、自分でしたんだよ!痛いとか思わないの?」

「痛いと言えば痛いけれど・・・やっぱり、生きてる証しが欲しいのかな・・・」

「そうか・・・でも、毎日病院に通院すれば、外出も出来るし、気分も変わるだろ?」

「そうですね、毎日外出するのは何年振りかな?」

「これを機に外出が苦にならないようになることを祈っているよ!」

「ありがとうございます。私この病院の先生も看護師さんも好きです」

「どうして?」

「皆さん、別に構えることもなく、言いたいことズバッと言ってくださるから・・・」

「ちょっと、デリカシーがない?」

「いえ、変に気を使われても困りますし・・・」

「褒められているのかな?」

「ええ、こんなに気持ちのいい病院は初めてです」

「じゃあ、お願いがあるけど聞いてくれる?」

「何ですか?」

「これ以上、自分の体を傷つけないで欲しい」

「んー、自分でもそうしたいと思うけれど、癖なのかな・・・自傷癖!」

「癖か・・・その癖治らないかな?」

「癖の治る薬ありますか?」

「残念ながら、そのような薬はない・・・」

「残念・・・」

「本当に残念だ・・・」

「でも、頑張ってみます」

1週目にこんな会話があったことを 「Mちゃん、Mちゃん」 とMさんを可愛がっていた看護師が教えてくれました

2週目、Mちゃんは一人で通院し、入院中に知り合った人の病室に顔を出したりしていました

3週目、抜糸も終え、機能訓練の方法を医師から学びました

そして、4週目の最後の通院日、医師と看護師に丁寧にお礼を言って帰って行く姿には、もう当分自傷行為はしないかなと思えたのですが・・・

その1週間後のこと、また、Mちゃんは救急車で搬送されてきました・・・

以下 ●●割腹自殺?●● は⑥に続く