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医療・介護のよもやま話

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2008.6.29 日曜日

自殺 ⑥

●●割腹自殺?●●

「プルプル」 (かちゃ)

「N事務長ですか?」

「はい・・・」

「先程の救急搬送ですが、Nさんです!」

「Nちゃん!・・・今回はどうしたの?」

「H先生が、N事務長にも連絡しておいてくれって・・・」

「それで?」

「お腹を刺したようです・・・」

「お腹?・・・それで?」

「緊急手術になるって言っておられました」

「そうですか・・・」

前回の自傷行為から1か月と少し・・・通院しなくなって1週間で・・・またですか・・・今度はお腹とは・・・

手術は無事に終わり、一命は取り留めましたが・・・

手術に立ち会ったH医師から話を聞くと、傷は腹膜まで達していたけれど、出血も少なく、内蔵にも損傷は見られず、これならば2週間もすれば完治するでしょうとのこと

腕ではなく、お腹ですか・・・なんだか、だんだんエスカレートしていきます・・・

どうしてなんでしょう・・・

腹切り・・・割腹自殺?

救急搬送された日、術後は静かにベッドで寝ていたようですが、その寝姿を見た病棟の看護師はこう言ってました

「普段から色白な顔色は少し青白く感じました・・・でも、何だか落ち着いたような、幸せそうな顔をして、微笑んでいるようにも見えました・・・」

次の日、H医師と相談をして、H医師がNちゃんから事情を聴くことになりました

「どう、元気になった?」

「先生!また、お世話になりました・・・」

「まだ、お世話中だぞ!」

「そうですね・・・」

「折角、腕の傷も治ってきたのに、世話の掛かる娘だなMちゃんは・・・」

「お世話掛けっ放しですね・・・」 (微笑)

「何で、お腹切ったの?」

「うーん・・・先月は病院に通っていたから・・・すること一杯あったんですが・・・病院に来なくなったらすることがなくなってしまって」

「それで?」

「外出したいなーと思って・・・」

「まあ、外出には違いないな・・・」

「腕見たら、右腕も左腕も切るところが無いなーって・・・」

「切るところが無いから・・・」

「お腹見たら、傷の無い綺麗なお腹だったんで、刺しました・・・」

「ん・・・・・・・・・・・・・」

「この間、右腕ケガしたから、あまり力が入らなくて・・・ごめんなさい・・・また、未遂・・・失敗・・・」 (ニコッ)

「あやまらなくてもいいよ・・・」

「でも、この病院に運んでもらってよかった・・・」

「救急車で来なくても、いつでも来ていいって言っただろ!」

「先生も看護師さんも、皆忙しいのに、病気もケガもしてないのに来られないです・・・」

「そうか、気を使ってくれたんだ・・・」

「ある意味そうかな・・・」

「そんな気は使わなくていいから、まあ、当分は病院のベッドで寝てて貰おう・・・」

「はい、大人しくしています!」 (ニコッ)

外出したいからお腹を刺す、右腕も左腕も切るところが無いからお腹を刺す・・・Nちゃんの頭の中はどうなっているのか?・・・H先生も頭を抱えています・・・次は何をしでかすやら・・・

以下 ●●入院中のMちゃん●● は以下⑦に続く