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医療・介護のよもやま話

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2008.6.30 月曜日

自殺 ⑦

●●入院中のMちゃん●●

自分で、お腹を差して緊急手術、入院となったNちゃん・・・入院してから3日間は大人しくベッドの上で過ごしていました・・・検査の結果、臓器の損傷もないことが判り、少しずつ体を動かすよう担当医師に言われました。

するとまずは、同室の患者さまのアイドルとなり・・・2日、3日と経つ内に病院中の入院患者さまのアイドルとなっていました・・・

下は骨折して入院していた小学生6年生の男の子から、85歳のお爺ちゃん迄・・・男子(男性)ばかりではありません、同性の女性陣からも可愛がられること・・・もう驚きです・・・

なんで、こんなに社交性があるのに・・・何故Nちゃんは外出できないのかが、H医師、看護師の納得できないところ・・・

どう考えても分かりません・・・

まあ、入院患者さまみんなが入院生活を楽しく過ごせるのなら、それはいいことと半ば訳の分からない理屈を付けたりしていました・・・

10日もすると、傷口はすっかり付いたようで、抜糸で退院となりますが・・・

退院にあたっては、ご家族とまず面談!

お母様に、病院でのMちゃんの様子を報告すると・・・

「そうですか・・・よかった・・・病院でもそうでしたか・・・」

「お家でもよくお話はされるんですか?」

「まあ、あの子が話掛ける訳じゃありませんが・・・あの通りニコニコしてるから、何だかつい話をしてしまうんです・・・」

「皆の癒しなんですね・・・」

「でも、それがあの子を追い詰めているのかもと考えたこともあるんです・・・人の話ばかり聞いて・・・疲れるかもしれないなと・・・」

「成るほど・・・」

「以前に一度聞いたことあるんです」

「何をですか?」

「自分のこと話さずに、他人の話ばかり聞いて疲れないって・・・」

「なんてお答になりましたか?」

「私にはこれしか出来ないからって・・・産んでくれたお母さんへの恩返しですって・・・」

「そうか・・・」

「そんな娘がなんで?」

「私にも解りません・・・あの子も分からないって言ってます・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「一人になると・・・気が付くと自傷行為をしているんだって・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「何だか、もう楽にしてあげたいと思ったことが何度あったか」

「そうですか・・・」

「多分、また何かします・・・今度は取り返しがつかない気がします」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「でも、この病院で働く皆さんのこと、とっても気に入っているようです・・・毎日が楽しいって・・・今度何かあっても必ずこの病院に連れて来てねって頼まれましたの・・・ごめんなさい・・・迷惑かもしれませんが・・・今後も宜しくお願いします」

そして、Mちゃんは患者さま皆に見送られて、お母様と帰っていきました・・・

そして2週間後!

以下 ●●Mちゃんの最期●● は⑧に続く