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医療・介護のよもやま話

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2008.9.19 金曜日

医療訴訟49

医療・介護のよもやま話 — admin @ 19:08:14

●●先方の攻めどころは?●● 

弁護士も参加して、Wさんの入院中の治療方針、内容を説明することになりました。
この先、どんな話になっていくのでしょう・・・

「それでは、入院中の治療方針、内容について主治医であったO医師から説明をさせていただきます。O先生宜しくお願いします」

「まず、入院当初の治療については、入院時にお話しましたとり・・・肺炎を抑えるために、薬物投与による治療をおこないま~し~た」

あれ、O医師・・・緊張か、恐怖か声が上ずっている・・・ここは、助け舟を出さねば・・・

「ということですが、Wさん、その点につきましては、入院時の説明と間違いありませんね?」

「まあな、でも、そんなことを聞いているんじゃない!」

「入院時から説明しなければ、ご理解頂けないと思いますが・・・それでは、省きましょう」

すると、ねずみ風弁護士が

「続けて下さい。ということは、入院時の主病名は、肺炎ということで間違いありませんか?」

「はい・・・」

「O先生でしたか?」

「はい」

「先生が外来診察をして、入院の指示を出したということですが、間違いありませんか?」

「そうです」

ん~、主病名だの、入院の指示だの、このねずみ弁護士それなりに勉強してきているみたいです。

「O先生にお聞きしますが、その時のW氏の状況は如何でしたか?」

「レントゲン写真をお見せしましょうか?」

「出来ればお願いします」

病棟師長が、簡易シャーカステンに入院時の胸部レントゲン写真をセットします

「ご覧のとおり、右肺に炎症が見られます」

「これは、初期の段階と考えて宜しいですか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「ということは、前々日に診察に病院に伺ったということですが、その時にはこの写真の前段階での、肺炎の兆候が見られたかもしれないということですか?」

「・・・・・写真があれば、そうだったかもしれません」

「E部長はどう考えられますか?」

「確かに、前々日に写真を撮っていれば、比較は出来ますが、その写真自体がありませんので、何とも断定は出来ません」

「人によって、違うと?」

「それもありますし、もともと、Wさんは肺気腫で呼吸器が悪かったので・・・」

「W家の話を聞くと、土曜日に入院を拒否されたとか?」

「その点はN事務長からお聞きください」

「N事務長どうですか?」

「入院を拒否したことはありませんし、もし入院を拒否するならば、それなりの検査をした上での結論になります」

「そうですね」

「私の院内調査の結果、検査、診察自体をWさんが拒否されたということです」

「ふざけるな!お前らが拒否したんだろ!」

「Wさん、落ち着いて。ここは喧嘩の場ではありませんから」

おっ、さすが、弁護士いいこと言う

「N事務長、それは、何かきちんとした理由、あるいは証拠がありますか?」

「証拠というか、その時、内科担当をしました、医師、看護師からの聞き取りで確認しております」

「そうですか、普通は診察室に患者さま以外は入室しませんか?」

「ほとんどというか、まずありません。ですから、患者さま以外の方が付き添われて診察室に入っていたら強く記憶に残っているはずです」

「お前らは、皆、ぐるになってやがる!」

「Wさん、落ち着いて・・・」

「W、静かにしろ!」

Aさんもナイスタイミング・・・

「分かりました、ここで言った言わないの話をするつもりはありませんから・・・」

さすが、弁護士・・・そのとおりです・・・

以下 ●●さすが弁護士●● は50に続く