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医療・介護のよもやま話

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2008.9.22 月曜日

医療訴訟52

医療・介護のよもやま話 — admin @ 13:20:54

●●ねずみ?弁護士とN事務長●● 

転医義務違反の可能性を探り、主治医からその言質を取ろうとする、ねずみ?弁護士・・・
引っかけ問題にまんまとハマらない内に助け舟を出すことにします。

「B弁護士、転医については、早い時期からその方向で話をしてきたことは、カルテ記載を見て貰えればわかります」

「転医についての記載があるのですか?」

「はい、ご家族さまにその方向で進めたい旨をお話しましたことが記載されております」

「それは、拝見できますか?」

「もちろんです。師長、O医師のムンテラの記載のところを見せて貰えますか?」

「はい」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「実際に、転医した日より随分前の記載ですね。O先生、これは、どうしてですか?」

「転医先の病院を探していたのも事実ですし、転医先が見つからなかったのも事実です。その旨の記載もありますのでご確認ください」

「読む限りは、転医先はこの地域の大きな病院ばかりですが、どこも断られておられますね・・・どうしてですか?」

「結局、転医しても、当院の治療と変わりない治療しか出来ない。現在の治療を続けて様子を見た方がいいという見解でした」

「要は緊急性がないということですか?」

「無いわけではありませんが、結局同じ治療をするのに転医の必要性を感じないということでしょうか・・・」

「そうですか・・・それでは、何故△△病院は転医を承諾されたのですか?」

「当初は△△病院さんにも断られました。でも、ある程度の容態の改善が見られれば、呼吸器ケア、呼吸器リハの専門チームのある病院ですから、その時は転医もOKと言うことでした」

「その旨の記載はありますか?」

「はい、記載してあると思います」

「どこですか?」

「師長、探してあげて」

「はい・・・・・ここです」

「なるほど・・・そうですか」

「ご理解頂けましたか?」

「しかし・・・○×病院さんは、2次救急病院ですよね?」

「はい、そうです」

「△△病院さんは3次救急病院ですか?」

「いや、違います。△△病院さんも2次救急病院です」

「それは、問題じゃありませんか?」

「どうしてですか?」

「通常、1次から2次、2次から3次というのが転医の基本ではないですか?」

はは~ん、ねずみ?弁護士もこの辺りで勉強不足が出てきました・・・

「そうでは無いと思います」

「どうしてですか?」

「W氏の場合は、病状が改善してからの転医ですから、その病状にあった、よりW氏にとっていいと思われる病院に転医するのがベストな選択と考えております」

「しかし、それでは・・・」

「B弁護士、この地域に3次救急病院が幾つあるかご存じですか?」

「いや、正確には・・・」

「3次救急病院が、W氏の転医時の病状で受け入れをすると思いますか?」

「普通はするのではないですか?」

「多分、しないと思います。それは、この転医の性質が違うからです」

「性質が違うとは?」

「これは、医療の中身のことではないので、私が説明続けますが宜しいですか?」

「ええ・・・」

「通常、我々、2次救急病院が3次救急病院に転医要請するのは、救急隊によって運ばれてきた患者さまで、生命に危険が迫っていて、尚且つ、我々の病院では手に負えない患者さま、即ち、当院に診療科が無い場合や緊急の手術等が必要で、その準備が出来ない場合のみです」

「はあ・・・」

「しかし、そのような場合でも、3次救急病院に送らずに、2次救急病院間の搬送、転医も有り得ます」

「どうしてですか?」

「病状やケガの種類によっては、3次救急病院より2次救急病院の方が、患者さまにとってよい場合があるからです」

「そうですか・・・」

「と言う訳で、B弁護士は当院の転医義務違反を疑っておられると思いますが、それはあり得ません」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

ここは、N事務長の一本勝ち!あっぱれ!
次は、どんな話を振ってくるやら、こうなったら、ここで勝負つけてしまいましょう・・・

以下 ●●ねずみ?弁護士は沈黙●● は53に続く