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医療・介護のよもやま話

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2008.12.31 水曜日

12/7~12/30の記事一覧(目次)

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:06:44

いよいよ、2008年も今日1日で終わりです。
民間病院の多くは、昨日午前中で一般診療も終わり今日から休日診療体制でしょうか?
でも、月末の仕事は山積みでしょうね・・・
今日、今この時間に日勤帯で働いている皆さん、当直で年越しされる皆さん本当に御苦労さまです。

それでは、1年のまとめで
12/7~12/30迄に書いた記事の一覧及び、サブタイトルを掲載します。

尚、
11月分一覧は12月6日
10月分一覧は11月3日
8・9月分一覧は10月12日
7月分一覧は8月1日
6月分一覧は7月3日
5月分一覧は5月31日
4月分一覧は4月30日
2月・3月分一覧は4月3日に掲載してあります。
たまには、読み返してください。

2008-12-08 ニュースを斬る

2008-12-09 原本照合
2008-12-10 原本照合② ●●Rさんの面接●●
2008-12-11 原本照合③ ●●Rさんの面接②●●
2008-12-12 原本照合④ ●●Rさんと看護部長●●
2008-12-13 原本照合⑤ ●●採用合否●●
2008-12-14 原本照合⑥ ●●Rさんの入職日●●
2008-12-15 原本照合⑦ ●●Rさん入職日、当日●●
2008-12-16 原本照合⑧ ●●オリエンテーション後●●
2008-12-17 原本照合⑨ ●●F主任の報告●●
2008-12-18 原本照合⑩ ●●Rさんに教育的指導●●
2008-12-19 原本照合⑪ ●●看護部長の報告●●
2008-12-20 原本照合⑫ ●●再発行手続きの翌日●●
2008-12-21 原本照合⑬ ●●Rさん呼出●●
2008-12-22 原本照合⑭ ●●入職3日目●●
2008-12-23 原本照合⑮ ●●Rさん後日談●●

2008-12-24 原本照合 番外編

2008-12-25 小ネタ≪面接≫

2008-12-26 面接
2008-12-27 面接② ●●病院からの電話●●
2008-12-28 面接③ ●●必死の形相だった求職者とご対面●●
2008-12-29 面接④ ●●遅刻の理由●●
2008-12-30 面接⑤ ●●Sさんの採用合否の決め手●●

それでは、皆さん残り少なくなった2008年を有意義にお過ごしください。
そして、来年2009年もいい年でありますこと心よりお祈り申し上げます。


2008.12.30 火曜日

面接⑤

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:22:43

●●Sさんの採用合否の決め手●●

30分以上の遅刻をしたSさんの面接を始めると、Sさんは本当に体育会系天然であることが分かってきました。
でも、遅刻したことは事実です。
さてどうしたものでしょうか?
ここは、本人の為にも教育的指導をするべき・・・

「Sさん。遅刻をしてきて、面接をして頂けると思っていましたか?」

「・・・何も考えずに走ってきました・・・でも、採用、不採用は別にして、面接して頂いてお話出来たことは有り難いことだと思っています。本当に申し訳ありませんでした」
Sさん、体育会系的異常な素直さです。

「そうですよ、仕事で一番大事なのは、時間を守ることですからね!」

「はい、分かっています」
そこは、分かっていますじゃなくて、分かりましたなんですけれど・・・

「それでは、一応、勤務条件等をお話しますから聞いてください」

「はい、お願いします」

それから、勤務条件等を話、面接は終わりに近付いてきました。
最後に、こんな質問をしてみました。

「ところで、Sさん。特技、あるいはセールスポイントは何ですか?」

「はい、他人より背が高いので、高い所にある物を取るのに便利だとよく言われます。あと、体が丈夫。それと力持ちです」

「全て、特技というよりは、肉体的なセールスポイントですね」

「はい」
そう言って、腕を上げ、力こぶを作るポーズを決めながら、微笑むSさん・・・この子は全く天然です

「力こぶ、見せなくて結構です」
栄養課A課長は、またしても笑いを堪えています・・・

「はい、すみません。勝手に腕が動いてしまって・・・」
そう言いながらも、腕が上に上がっている・・・

「分かりました。それでは・・・あとはA課長と話をしてください。私は誰かのせいでお昼抜きですから、ちょっと席を外します」

「事務長さん、ご飯はしっかり食べてくださいね・・・体が資本ですから」
というか、Sさんのせいなんですけれど・・・遅刻してきて、そのリラックスした様子には呆れるどころか感嘆します・・・それから、まだ午後2件面接あるから、お昼ご飯は食べれません・・・これは嫌味なんですけれど・・・

「それでは、採用合否は明日にでもご連絡しますから、明日は携帯に電話しても大丈夫ですか?」

「はい、朝から晩まで片時も携帯離さずにお待ちしています」

「それじゃあ、詳しい仕事の内容などA課長から聞いてくださいね」

「はい、ありがとうございました」

栄養課A課長と打合せどおり、次の面接者を迎えに行き、条件等を説明していると、20分くらいで別の面接場にA課長が入ってきました。
その後、無事に午後の面接2件をこなし、4名の中から1人を選ぶことになりましたが・・・

「今日の4人の中で、A課長は誰がいいですか?」

「遅刻をしたことを除けば、Sさんです」

「何故?」

「明るい、元気、力持ち・・・それと体育会系・・・あと、無邪気・・・」

「そんなことで選んでいいの?・・・まあ、栄養課には重要な要素ではあるけれど・・・」

「でも、遅刻したことが・・・N事務長は気になりますよね?」

「そうですね、普通ならば、それだけで不採用です」

「そうですよね・・・でも、他の3人より仕事についての質問も的を得てました」

「そうか・・・まあ、遅刻した理由は本当かどうか分からないけれど、必死に走っていたのは確かでしたから・・・それでは、A課長が気にいったのなら、条件付きで採用とします」

「条件付き?」

「試用期間中に遅刻があれば、即刻採用取り消し!いいですか?これは譲れません」

「分かりました。本人に確認して、尚且つ、私も目を光らせます」

という経緯でSさんは採用となりました。
その後、遅刻もなく無事本採用となり、今も毎日元気に働いています。
セールスポイントである、体力を存分に発揮していることも付け加えておきます。
でも、天然ボケは会い変わらずで、無用な手の動きも健在です。

ただし、面接時の遅刻はご法度です。たまたま、他の面接をした3人よりいいところがあったこと。
たまたま、商店街を必死に走っている姿を、この目で見ていたからの採用です。
どうか、求人者の皆さん、早めに現地に行って、近くで時間をつぶすくらいの気持ちでいてください。

=完=


2008.12.29 月曜日

面接④

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:28:44

●●遅刻の理由●●

遅刻したことを大きな体を半分に折り、頭を下げるSさん。
顔は、もともと化粧が薄いのか、それとも走って出た汗を拭いたから薄くなったのか、化粧気のない童顔で、話し方は体育会系です。
さて、次の面接も詰まっていますから面接をはじめましょう。

「初めに、遅刻した言い訳をして頂けますか?」
敢えて、理由と言わずに、言い訳と言いましたが、少し反省しろという意味も込めて・・・

「言い訳はしません。遅れて申し訳ありませんでした」
おや、やっぱり体育会系ですね・・・

「いや、それでは、理由になりません。言い訳でもなんでも構いませんから理由を簡潔に述べてください」
これは、自分のミスを如何に相手に納得させ説明出来るかの立派な設問ですよ・・・

「すみません。電車乗り間違えました」

「えっ!電車乗り間違えた?」

「はい、△駅で乗り間違えました」

「あれ、Sさんてこの私鉄の沿線に住んでいなかった?」

「はい、最寄駅は□駅です」

「沿線に住んでいて間違えたの?」

「はい、何故か解りませんが、K線に乗ってしまいました」

「寝坊でもして、ぼーっとしていたの?」

「寝坊はしていませんが、ぼーっとしていました」

「確かに、乗り換えが必要だけれど、普通、間違える?んっ?」

「すみません。本当なんです」

「まあいいでしょう。けれど、何故遅れると電話連絡しなかったの?」

「はい、電車に乗ってすぐ間違いと気が付いて、でも、電車の中で携帯掛けるのはちょっと出来ませんでした」

「でも、折り返してきたわけだから、ホームに居る時もあったでしょう」

「はい、折り返しの電車も同時に来ていたので、ダッシュしてすぐ電車に乗りました」
ダッシュって・・・貴方はいつもダッシュしているね・・・

「△駅で、乗り換えの時は?また、ダッシュ?」

「はい、ダッシュしました」
と言いながら、腕を走る格好にするSさん・・・

「腕まで振らなくていいですから」

「はい、すみません・・・」

「それで、病院のある駅に着いてからは?」

「また、ダッシュしました」
また、腕振っています。

「あの・・・腕は振らなくていいですよ・・・ゼスチャーはいりません」

「あっ!すみません」

「でも、そう言う場合は、電話連絡をするのが社会人のマナーです」

「はい、すみません。考えるより走った方がいいと、早いと思いました」
全く体育会系的発想です・・・

「実は、貴方、Sさんが商店街を走っている姿を見ていました。あんなに怖い必死な形相で走っている女性は初めて見ましたけれど・・・それと、人がたくさんいる道をあんなスピードで走ったら危険ですよ!」

「えっ!見られていましたか?」

「はい、よーく見せて頂きました。確かにダッシュ、と言うよりは全力疾走していましたね」

「はい、全力でダッシュしました」
またしても、腕を振っています・・・

「あの、腕は振らなくていいと言いましたよね」

「すみません」
顔を少し赤くして、頭を掻いています・・・

「要は、天然なんですか?」

「はい!天然です」

「自信持って言うことじゃないですね」

「すみません」

傍らの栄養課A課長を見ると、笑いを堪えています。
まあ、笑いたくなる気持ちも分かりますが・・・面接をするこちらの気持ちも汲んでください・・・

以下 ●●Sさんの採用合否の決め手●● は⑤に続く


2008.12.28 日曜日

面接③

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:12:28

●●必死の形相だった求職者とご対面●●

遅刻してきた、求職者の面接を40分遅れで開始することにしたN事務長・・・
さて、必死の形相をしていた求職者はどんな様子でしょうか?

事務室に戻る途中に総務に立ち寄ると

「なんだか、こなかった面接の人が遅れてきたようですね」
総務課主任が間髪入れずに訊ねます

「そうなんだ・・・汗かくほど走ってきたみたいだから・・・面接しないと言うのもなんだから、軽く言い訳でも聞いてきます」

「そうですか・・・御苦労さまです。N事務長、午後からも続けて面接ですよね?」

「ああ、そうだけれど」

「その、サンドウィッチ、私が買いましょうか?」

「あれ、今日、お弁当は?」

「その面接の人と同じで、寝坊して・・・作れませんでした」

「おや、珍しい!主任が寝坊とは、そうですか、じゃあ値引きして200円でどう?」

「ありがとうございます。頂きます。N事務長は面接全て終わってから、ゆっくりお食事してください。どうせ夜遅くまでお仕事ですから、それでは持ちませんよ」

「はい。じゃあこれ」
サンドウィッチを差し出すと

「それでは、お言葉に甘えまして200円」
なんだか、騙されたような気がしますが、200円を受け取ってコーヒーだけ飲んで、小会議室に向かうと入口に栄養課A課長が待っていました

「面接、宜しくお願いします」

「本人は?」

「だいぶ落ち着いたようです。中で固まって座っています」

「そうなの?」

「事務長さんは恐い人ですか?って聞くから、多分お昼抜きになって怒っていると思うと言っておきました」

「何ですか?それは・・・まあ、いいか、恐いキャラで面接します」

「本人の為にもそうして下さい。でも、N事務長は若くて可愛い娘だと優しいからな・・・」

「そんなことは決してありません。さあ面接しましょう」

「はい」
小会議室のドアを開けると、A課長の言ったとおり面接者が背筋をピンと伸ばし、固まっています。

「こんにちは。事務長のNです」

「遅れて申し訳ありません。Sと申します。本当に申し訳ありませんでした」
走っていた姿からは、想像も出来ない程、童顔です。でも、身長は170cm近くあるでしょうか・・・
その大きな体を半分に畳んで、頭を下げ続けるSさん。そうされれば、やっぱりこうなります。

「頭を上げて。遅れてきたのは最悪ですが、面接は通常どおりします。遅れた理由も聞かせて頂きます」

「はい、宜しくお願いします!」
ニコッと笑いながら、大きな声で返事が返ってきます。んっ?体育会系?

以下 ●●遅刻の理由●● は④に続く


2008.12.27 土曜日

面接②

医療・介護のよもやま話 — admin @ 12:16:36

●●病院からの電話●●

昼時の混雑した商店街を髪を振り乱し、必死な形相で走り抜けるリクルートスーツの女性を見送ったあと、コンビニに入りサンドウイッチを物色していると・・・

「そんなこといいな、出来たらいいな・・・」
外出中にこの着信音が鳴ると、少々気恥ずかしい・・・
言わずと知れた、病院からの着信音

「はい、今、コンビニ中です」

「N事務長、今、面接の方お見えです」

「そうか・・・せっかくだから、担当の栄養課長呼んで相手させておいて・・・それと、栄養課長に私の携帯に電話入れるように伝えてくれるかな」

「わかりました」

「私は、昼ごはん買ってから戻ります」

やっぱり、さっきの女性が面接にきた人だったようです
それにしても、あの必死の形相は笑えます
でも、遅刻は遅刻・・・

さて、サンドウィッチは・・・ツナサンド、コーヒーは無糖で・・・
レジに並んでいると、またまた・・・

「そんなこといいな、出来たらいいな・・・」
もう、ちょっと待てないかな・・・いつでも、どこでも携帯は鳴るな・・・

「はい、今、コンビニレジ待ちです」

「栄養課のAです・・・何、買いました?」

「まだ、買ってません。レジ待ちしてます」

「そうですか・・・今、30分遅れで11:30に面接予定の人来ましたが、どうします?」

「うーん。どうしようか?次の面接は13:00っだったよね?」

「はい、そうです。時間はありますが、お昼ご飯は食べられないかもしれませんね・・・」

「せっかく、ツナサンド選んだのに・・・」

「お客様、340円になります」「はい」

「どうしますか?N事務長!」

「ちょっと待って、今、お金払うから」
「はい、これで」
500円玉を差し出すと

「160円のお返しになります」

「ありがとう」
「今、レジ終わったから・・・折角病院まで来たから、面接だけはしましょうか?」

「そうして頂けると、助かります」

「病院に戻る間、相手していてくれますか?」

「はい、ゆっくりで結構です。面接の人、走ってきたのかハアハア言ってますから・・・」

「そうなの?」

「ええ、まだ隣の部屋で顔の汗ふいてます」

「じゃあ、その汗に免じて、面接は通常どおりにしましょう」

「5分後でいいですか?」

「はい、了解です。5分後に小会議室で!」

「求職者にも伝えておきます」

以下 ●●必死の形相だった求職者とご対面●● は③に続く


2008.12.26 金曜日

面接

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:57:42

クリスマスも終わり、2008年も終わりに近付いてきました。
今年はいい年だったと、早々と今日で仕事納めの人もいれば、
年の瀬なのに解雇されて、住むところもなく、身も心も寒い方々も世の中にはいるようです・・・

朝一番で、仕事で最寄のハローワークに行ってきたのですが、人でごった返していました。
半分は失業保険を貰って、悠々自適に休職中の人達としても、半分は真剣に仕事を探している人なんでしょうか?
頑張れ!と声を掛けたくなります・・・そんなことはさておき・・・
求職者が、仕事を決めるには、求人者がだした募集に応募して面接を受けなければいけません。

今は、求人者とともに面接を受ける仕事をしていますが・・・
面接を求人者と一緒に聞いていますと、なるほどな・・・という質問をされる求人者もいてなかなか勉強になります。
それに対して、その答えはダメ、絶対にダメということを平気で言ってしまう求職者も・・・
ウソを付く必要はありませんが、そんなことまで言わなくてもということがよくあります。

でも、面接は難しいです。
求人者は、決められた短い時間で、その人を判断しなければいけない・・・
求職者は、短い時間の中で、さりげなく自分をアピールしなければいけない・・・
この、せめぎ合いなんです。

求人側だったN事務長の頃、面接をする上で、この求職者はダメと決めていたのが、面接に遅れてくる人。
言語道断です。
でも、一度だけその決めごとを破って、採用にした求職者がいました。
それは・・・

「N事務長、今日の面接の人、来ませんね・・・」

「そうだね、11時半の約束だったよね」

「はい」

「そろそろ12時だ・・・もう、来ないかな?残念だったね、電話ではきちんと受け応えしていたし、やる気がありそうで、良さそうだったのに」

「残念です」

「まあ、昼からも面接あるから、その中で一番いい人を選びましょう」

「そうですね」

「じゃあ、昼からの面接に向けて、腹ごしらえでもしておこう」

「そうして下さい。私も一旦、職場に戻ります」

実はこの日、欠員の出た栄養課職員の面接日で、午前中2名、午後から2名の面接を予定していました。
午前中は、1時間おきに面接を組み、10:30開始の求職者の面接を終え、11:30開始の求職者を待っていましたが、当人が現れず、上記のような会話になった訳です。

その日はゆっくり食事をする時間もないので、コンビニでサンドウィッチとコーヒーにしようと病院を出て歩いていると・・・
商店街を髪を振り乱し、必死の形相で走ってくるリクルートスーツを着た、20歳くらいの女性の姿が・・・
その顔たるや、半泣き、でも必死!
昼時で、食事や買い物に出てきた人達が皆、一歩下がって道を開けるオーラが体中から発散されています。
その走るスピードの速いのなんの・・・
久し振りに凄いスピードで走る女性を見ました。
アスリートかなと思わせるその女性の後姿を眺めていると・・・
行く先は、病院のようです。

もしかして、待っていた求職者?

以下 ●●病院からの電話●● は②に続く


2008.12.25 木曜日

小ネタ≪面接≫

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:34:25

昨日まで、看護師の入職にまつわる話をしましたので、面接で本当にあった笑える話。

免許証を持っているが、医師や看護師、薬剤師のように転職の頻度が多くない職種、
例えば、放射線技師、臨床検査技師、管理栄養士等で・・・実は、私も3回程経験しました。
失礼ですが、初めて経験した時は、思わず笑ってしまいました。
一度その笑いを知ってしまったため、これらの職種の面接時は、わざと引っ掛けて、同席している者を笑わせてました。
私の面接で引っ掛かって、笑われた人お許しください。

とある、臨床検査技師、28歳、女性の場合

「はじめまして、事務長のNです。面接にお越し頂きありがとうございます」

「ASと申します。こちらこそ、面接のお時間を頂きまして有り難うございます」
きちんと、挨拶は出来ます・・・

「今日の面接ですが、検査技師長も同席させて頂きますので宜しくお願いします」

「技師長のYです」

「宜しくお願いします」

「それでは、面接を始めますが、もし、言いたくないことや、答えなくないことがありましたらその旨言って頂いて結構です・・それと、あまり緊張なさらずに、リラックスしてくださいね」
今は、本籍や家族構成など本人に関係ないことを聞くと問題になりますから、一応お断りしておきます・・・それと、緊張しないでくださいねと言うと、余計に緊張するから、この笑いを取る為にこのフレーズは絶対に必要です。

「はい」
どう見ても、ASさん思いっきり緊張しています。だって顔が強張っています・・・
こんな時には、絶対に笑いが必要です。

「履歴書、拝見させていただきます」

「お願いします」

「今は、●●病院で勤務中ですね」

「はい」

「転職理由、志望理由は何ですか?」

「今の病院では、エコー検査が少ないので、その勉強をしたいと思いました」

「そうですか・・・今回はエコーの出来る方を探していましたが・・・技師長、勉強する気があれば問題ないですか?」

「ええ、やる気があれば、皆で教えます」

「分かりました」

「頑張りますので、お願いします」

「分かりました。話しは変わりますが、えっと、今はK区にお住いですね」 「はい」

「御自宅から病院までは、どの位時間掛かりますか?」

「駅から家まで、歩いて10分位ですから、1時間位でしょうか」

「通勤に問題はありませんね?」 「問題ありません」

「通勤は電車でいいですか?」 「はい」

「自家用車での通勤は認めていませんから、ご理解ください」 「はい」

「ちなみに、車の免許はお持ちですか?」 「はい」

「学生の頃に取られたのですか?」 「はい」

「病院で検査技師の方は車使ったりしないけれど・・・車の運転はどうですか?」

「自宅では、よく運転します」

「そうですか、緊急の呼び出し時などは、自家用車での通勤も認めることもありますから」

「はい、分かりました」

「それでは、話を元に戻しますが・・・その前に・・・そうだ、今日は免許証は持ってきていますか?」

「免許証ですか?」 「そうです、免許証です。お持ちでしたら、見せて頂けますか?」

「あ、はい・・・」
そう言うと、ASさんは、ちょっと不思議そうな顔をして自分のカバンの中からお財布を出します。
引っ掛かりました!

「免許証ですよ?」

「はい・・・これです」
そう言って、ASさんが差し出したのは普通自動車免許証!

「いや、車の免許証ではなくて、臨床検査技師の免許証を見せて頂きたいのですが・・・」
見る見る間に、ASさんは顔が赤くなります。
隣の技師長は、思いっきり笑いを堪えています。

ASさん、引っ掛けてゴメンなさい。
でも、その後、皆で大笑いしたから、リラックス出来たでしょ!

=完=


2008.12.24 水曜日

原本照合 番外編

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:36:43

自称看護師Rさんは、入職3日目から音信普通になり、その後一切の連絡はありません。
Rさんに対しては給与等も支払ってもいませんし、入職書類の返却もしませんでした。
もちろん、時間の無駄ですから、Rさんを追っかけたりもしていません。

もう少しで引っ掛るところでした。
恐い、恐い・・・

それにしても、こんなことがあるものですね・・・
他人は信用出来ません。

気分を取り直して、笑い話を!(笑えるかな?)
医療従事者の給与は、職種にもよりますが、一般の会社などよりは高いですから、募集を掛けると思わぬ電話が掛かってきます。
薬剤師が一人退職することになり、新聞、求人情報誌で募集を掛けたところ・・・

「プルプル」(かちゃ)

「医事課ですが、薬剤師の募集の件でお電話入っております」

「分かりました。繋いでくれるかな」
おー、きたきた、いい人だといいけれど・・・

「お電話代わりました。○×病院の事務長をしておりますNと申します」

「薬剤師の募集の件でお電話させていただきましたHと言います」

「Hさんは、新聞を見られましたか?それとも求人情報誌ですか?」

「新聞を見ました」

「そうですか・・・今は、どちらかでご勤務されておられますか?」

「いえ、子供も手が離れましたから、働こうと思いまして・・・」
なるほど、これはいいかも・・・

「そうですか・・・お子さんがいらっしゃるとするとパートをご希望ですか?」

「いえ、パートでいいのですが、正社員にもなれますか?」
んっ?正社員?病院では正職員とか常勤とか言うけれど・・・まあ、最近働いていなかったからかな・・・

「ええ、Hさんさえ宜しければ、正職員、常勤でも結構ですし、病院としてはその方が有り難いです」

「そうですか。ところで、パートだと求人票に書いてある時給が貰えるのですか?」
いきなり、お金の話ですか・・・

「ええ、1,600円からになります」

「正社員だと、月額幾ら位ですか?」
お金にコダワルな~

「経験年数とかによりますので何とも言えませんが・・・免許取られて何年ですか?それと医療機関、あるいは薬局での勤務経験は何年ですか?」

「免許ですか?」

「はい、免許証取ってからの勤務経験年数をお聞きすれば、概算でお話しますけれど・・・」

「免許証って、普通自動車免許のことですか?」
おいおい、ふざけているの?それにしては、真面目な声・・・

「いえ・・・薬剤師免許のことです」

「薬剤師免許?」

「ええ、薬剤師免許です」

「お勤めするのに、薬剤師免許が必要なんですか?」

「?????」

「それって、どこで取れるのですか?」

「はっ?大学の薬学部を出て、国家試験を受験して合格しなければいけませんけれど・・・」

「そうなんですか・・・大学行かなければいけないんですね」
この人、真剣に言っている・・・

「そうです」

「じゃあ、免許がなければ、薬剤師として働けないんですね」

「残念ながら・・・そうなります」

「じゃあ、免許がなくても、その時給で働ける職種はありませんか?」

「残念ながら、今回は薬局の募集ですから、薬剤師以外の募集はしておりません」

「そうですか・・・それでは、また考えてお電話します」
んっ!いくら考えても、免許なければ雇えないから!

「分かりました。それでは免許が取れましたら、何時でもお電話ください」

「はい、その時はよろしくお願いします」
これから、大学行って免許取るのかな?

こんな、ウソのような本当の話(電話)が結構あります。
Hさんにとっての薬剤師は無資格で働ける職種だったのでしょうか?
あまりの常識の無さに呆れるどころか、笑ってしまします。
でも、真面目に質問されるので、つい真剣に答えてしまいます。

こんな求職者に脱帽!


2008.12.23 火曜日

原本照合⑮

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:14:21

●●Rさん後日談●●

3日目の朝、免許証再交付の証明書を持ってくる予定だった看護師のRさん
しかし、証明書どころか、出勤さえしませんでした。
その後、携帯電話に何度電話しても「ただいま電話に出られません」と不通
家に電話をすると「只今留守にしています」と留守番電話・・・

やっぱりというか、あきれるというか・・・
もう、どうでもいいかなと思いましたが、一応、提出された身元保証人に連絡を入れてみると、保証人になった覚えはないという返事
まあ、ここまですれば立派な犯罪です。

ちなみに、Rさんの現住所を所管している保健所に問い合わせてみると
「昨日、Rさんという方の看護師免許証の再交付の受け付けはしていません」という返事
当然か・・・

最後に、Rさんの前勤務先にも電話を入れてみました

「私、○×病院の事務長をしておりますNと申しますが、そちらさまで勤務されておりました職員さまの件でお尋ねさせて頂きたいのですが」

「初めまして、□病院の事務長ですが、どのようなことでしょうか?」

「いえ、お恥ずかしい話なんですが・・・そちらさま、□病院で勤務なさっていましたRSさんの件です」

「RSさんですか・・・暫くお待ちください。今月の15日付で退職になっております」

「そうですか・・・それで・・・少しお聞かせ頂きたいのですが、職種は?」

「ええ、看護補助者、看護助手でしたが・・・何か?」

「そうですか・・・それをお聞きして安心しました」

「どういうことですか?」

「実は、当院には、看護師として面接に来られまして・・・」

「エッ!・・・それで、採用されたのですか?」

「お恥ずかしながら・・・」

「免許証は?」

「面接の日には忘れたと言われまして・・・入職日にはコピーを持ってきまして」

「それで?」

「免許証の原本は紛失したと言いますから、再発行の証明書を取って来なさいと言いましたら、翌日から音信不通です」

「なるほど・・・医療従事者は原本照合が必要だなんて知りませんからね・・・それにしても、やられましたね・・・」

「お恥ずかしい限りです・・・」

「で、実害は無しですか?」

「そうですね、オリエンテーション中でしたし、看護業務は一切させておりませんから」

「それは、よかったです」

「でも、看護師出来ると思ったのでしょうか?」

「そうですね、看護助手を長くやっていたら、出来ると思う人もいるかもしれませんね・・・」

「そんなものでしょうか・・・ちなみに、勤務態度はどうだったのですか?」

「人事考課を見る限り、可もなく不可もなくですね。でも、看護部の評価、患者さまからの評判は良かったようです」

「そうですか・・・それで、これなら私でも出来ると思ったのでしょうか?」

「そうかも知れませんね・・・同じことしているように思ったのでしょうか?同じ仕事だと思ったら、給料、倍程違いますから、看護師で勤務したいと思うでしょうね・・・」

「そうですよね・・・」

「世の中不景気ですから、こんな身分詐称もありですか・・・今後もお互いに気を付けましょう」

「つまらないことで、お時間取らせてすみませんでした」

「いえ、当院も他人事とは思えませんので、関係部署に面接時の身分確認の徹底をさせます」

「恐れ入ります。それでは失礼します」

やっぱり、前職は看護補助者(看護助手)でした。だから、病棟のことは分かっていても、専門知識にやや欠けるという評価だったのですね・・・
でも、Rさん。これは立派な犯罪です。
他の病院で、同じことをされないことを祈ります。
この地域は、保健所が原本照合という制度を取っていますから無理ですよ!
でも、隣の県は制度自体が無いから、管理の甘い病院なら可能かも・・・
保健所が原本照合をしていない都道府県の病院で労務管理をされている皆さん、どうぞお気を付けください。

=完=


2008.12.22 月曜日

原本照合⑭

医療・介護のよもやま話 — admin @ 12:23:23

●●入職3日目●●

昨日、入職2日目は、看護部オリエンテーションを受けて帰宅したRさん。
夕方、看護部長に電話連絡をすると・・・

「プルプル」(かちゃ)

「看護部長ですか?」

「N事務長さま・・・本日はお世話を掛けました」

「いえ、お世話なんて、そんなことはありませんが・・・
ところで、Rさんは今日一日どうでしたか?」

「今日も、各部署での研修でしたから・・・」

「各部署からの報告は上がってきていますか?」

「ええ、概ね良好という報告ですわ・・・ただ・・・」

「ただ・・・何ですか?」

「薬局、臨床検査室から、専門知識にやや不安ありとなっているのが、ちょっと心配ですわ」

「そうですか・・・その他には?」

「やる気、言葉使いなどは問題なさそうね」

「そうですか・・・といことは、やっぱりタダの忘れん坊?」

「それも困りものですわね」

「まあ、明日は証明書持って来るでしょうから、そうしたら患者さまの前にも出しますわ」

「そうして下さい。帰る時には念押しして頂けたのですか?」

「はい。クドイ程いたしましたことよ」

「了解しました。明日の朝を待つことにしましょう」

ということで、Rさんの件は明日の朝、Rさんが証明書を持ってきて決着となるはずでしたが・・・
翌日の朝

「F主任、朝、看護部のRさん、再申請した免許証の証明書持ってきたかな?」

「いえ、こちらには来ていませんけれど・・・」

「えっ?来てない?」

「ええ」

「ちょっと、電話貸して」

「プルプル」(かちゃ)
すかさず、看護部長に連絡を入れます

「看護部長ですか?」

「N事務長かしら?・・・今、事務室にお電話していましたのよ・・・」

「そうですか、今、総務に来ていますから・・・で、看護部長は何の御用で私に電話を?」

「N事務長こそ・・・」

「私の要件はRさんの免許のこと!」

「やっぱり・・・私もRさんです」

「Rさんがどうしたのですか?」

「そ、それが出勤していません」

「えっ!出勤していない?」

「はい・・・今、携帯に電話しましたけれど・・・」

「繋がらない?」

「さすがN事務長!察しがいいですわ!」

「そんなこと褒めてもしょうがないでしょう」

以下 ●●Rさん後日談●● は⑮に続く


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