“や”の付く稼業⑥
●●まだまだ続くYさんの話●●
前事務長の退職理由を話し始めたYさん。
まだまだ、この話は続きそうです・・・
「≪テメエ、フザケンナヨ!≫と言われて、Yさんはどうされたんですか?」
「別に、無視してやった」
「それで前事務長は?」
「よく聞いてくれるやんか」
「ま、まあ・・・」
「興味沸いてきたりやろ?」
「な、なんとなく・・・」
いけない、Yさんのペースに嵌ってきた・・・
「そしたらな、今度はほら、ここのテーブルの足を蹴り上げて・・・」
「蹴り上げて?」
「2度と職員に向かって文句言うな!って怒鳴ってたよ」
「なるほど・・・」
言ってることは間違っていませんけれど、やり方が少々乱暴です・・・
「それが約束出来ないなら、この病院来なくていいから・・・別の病院行けって言ったかな」
「そうですか・・・それで、Yさんはどうされたんですか?」
「そうか、分かった。と言って、その日は帰らせて貰ったけど」
「えっ、帰ったんですか?」
「ああ、手出してもいいけど、それは若い奴らの仕事だからな・・・」
「若い奴?」
「ああ、今日も下のロビーに一人と車に一人待ってるけど」
「そ、そうですか・・・」
「ただな、最後に言ってやったよ」
「何と言われたのですか?」
「オマエ、相手間違えてるぞ!その言葉遣いと態度はチンピラ相手にするやり方だ!取り返しつかないからな、覚えておきな!て言って帰った!」
「Yさん大人ですね・・・」
「当たり前だろ、チンピラ事務長、相手にしてどないするんや」
「その後は?」
「ハハハ、1年掛けて精神的に追い詰めてやった」
「精神的に?」
「ああ」
「どうしたんですか?」
「聞きたいか?」
「ま、まあ少々興味はありますが・・・」
「そうこなくっちゃ!」
以下 ●●Yさん前事務長を追い詰める●● は⑦に続く