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医療・介護のよもやま話

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2009.6.30 火曜日

“や”の付く稼業⑥

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:54:28

●●まだまだ続くYさんの話●● 

前事務長の退職理由を話し始めたYさん。
まだまだ、この話は続きそうです・・・

「≪テメエ、フザケンナヨ!≫と言われて、Yさんはどうされたんですか?」

「別に、無視してやった」

「それで前事務長は?」

「よく聞いてくれるやんか」

「ま、まあ・・・」

「興味沸いてきたりやろ?」

「な、なんとなく・・・」
いけない、Yさんのペースに嵌ってきた・・・

「そしたらな、今度はほら、ここのテーブルの足を蹴り上げて・・・」

「蹴り上げて?」

「2度と職員に向かって文句言うな!って怒鳴ってたよ」

「なるほど・・・」
言ってることは間違っていませんけれど、やり方が少々乱暴です・・・

「それが約束出来ないなら、この病院来なくていいから・・・別の病院行けって言ったかな」

「そうですか・・・それで、Yさんはどうされたんですか?」

「そうか、分かった。と言って、その日は帰らせて貰ったけど」

「えっ、帰ったんですか?」

「ああ、手出してもいいけど、それは若い奴らの仕事だからな・・・」

「若い奴?」

「ああ、今日も下のロビーに一人と車に一人待ってるけど」

「そ、そうですか・・・」

「ただな、最後に言ってやったよ」

「何と言われたのですか?」

「オマエ、相手間違えてるぞ!その言葉遣いと態度はチンピラ相手にするやり方だ!取り返しつかないからな、覚えておきな!て言って帰った!」

「Yさん大人ですね・・・」

「当たり前だろ、チンピラ事務長、相手にしてどないするんや」

「その後は?」

「ハハハ、1年掛けて精神的に追い詰めてやった」

「精神的に?」

「ああ」

「どうしたんですか?」

「聞きたいか?」

「ま、まあ少々興味はありますが・・・」

「そうこなくっちゃ!」

以下 ●●Yさん前事務長を追い詰める●● は⑦に続く


2009.6.29 月曜日

“や”の付く稼業⑤

医療・介護のよもやま話 — admin @ 20:11:41

●●Yさんの自慢?●● 

前事務長の退職理由を教えてやる!というYさん。
その理由が本当かどうか定かではありませんが、どうも話したくてしょうがない様子です。
ここは、Yさんとの初対面でもありますし、Yさんとこの病院の関係を知る上でも聞いておいた方が得策と考え、有難く拝聴させていただくことにします。

「それで、どんなお話なんでしょうか?」

「おっと、聞きたくなってきたな・・・よしよし」

何がよしよしですか?
「要は、Yさんが怖くなって辞めたということですか?」

「おいおい、結論を先に言ったらおもろくないやろ!」

「あー、失礼しました・・・」

「ホンマに、失礼なヤッチャ」

「それでは、心して拝聴させていただきます」

「さっきも言ったけど、オレはこの病院に何年もお金突っ込んできたんや」

「通院していたわけですね」

「何言っとるんや?入院もしたわ!」

「そうですか、通院に入院も含めて何年もご利用頂いているわけですね」

「そう言うことや」

「それで?・・・」

「おー、ノッテきたな?ワクワクするやろ?」

「え、ええ、ま、まあ・・・」

「アイツ・・・前の事務長は2年ともたなかったけどな・・・」

「そうですね、1年と7ヶ月でした」

「最初のうちなは、話もしなかったんやけど、アイツが来てから半年くらいしてからやな、ここの看護師と言い合いになったんや・・・」

看護師と言いあいって・・・
「看護師とですか?」

「オレも大人げなかったけど、あの看護師はアカン。注射もまともに出来んくせに口だけは達者でな・・・」

そう言う、Yさんもお口達者ですけれど・・・
「そうですか・・・」

「そしたら、前の事務長が出てきてな、こっち来いって言うわけや」

「こっち来いですか?」

「ああそうや。こっち来いって、命令されてもうた・・・ハハハ」

「命令?」

「ああそうや、アゴでこの事務長室指しとったわ。ハハハ」

「そうなんですか?」

「ああ、精一杯怖い顔してな。ハハハ」

「そ、それで?」

「オレのこと、知らんかったみたいや。そこらに居るチンピラと同じと思ったんやろ」

チンピラに見えなくもないけれど・・・
「チンピラ扱いは駄目ですよね・・・チンピラだって患者さまですから」

「おいおい、チンピラ、チンピラって、何か文句あるんか?」

「いえいえ、そんな意味ではありません」
やばい。ちょっと刺激し過ぎたら、この人爆発するかも・・・

「それで、黙ってチンピラ扱いされてやったんや」

「なるほど・・・それで、前事務長はどうしたんですか?」

「この部屋に入るなり、そこに座れって、このソファーを指差しやがった・・・」

「はあー・・・」

「そしたらな、いきなり怒鳴りやがった」

「何て怒鳴ったんですか?」

「テメエ、フザケンナヨ!だってよ!」

「ほ、本当ですか?」

「何でオレがフザケルンダよ?」

「た、確かに・・・」

以下 ●●まだまだ続くYさんの話●● は⑥に続く


2009.6.28 日曜日

“や”の付く稼業④

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:25:12

●●Yさんは尚も語る●● 

さりげなく、自分の悪さ、怖さを自己主張するYさん。
そのさりげなさに多少の好感は持てるものの・・・まだまだYさんの話は続くようです。

「N事務長とか言ったな?」

「ええ・・・」

「前は何やってたんだ?」

「前はありません」

「アホか!オレの言っているのは、前職。前科の前じゃない!」

「前職ですか?」

「そうだろ、普通」

「普通ですか・・・」

「なんだ?オレが普通とか言ったら可笑しいか?」

「そんなことはありませんけれど・・・」

「で、なんだ?前も病院か?」

「ええ・・・」

「何処だ?」

「この病院の関係ですけれど・・・」

「てことは、△△?××?△×?・・・何処?」

「よくご存知で・・・」

「当たり前だろ、何年、この病院にお金払っていると思ってるんだ」

「お金払っているんじゃなくて、通院ですよね?」

「ああ、通院しているからお金落としているやろ!」

「まあ、そういう言い方もありですか・・・」

「で、何処だ?」

「△△病院ですが・・・」

「もう長いのか?」

「そうですね・・・3年くらいですか・・・」

「じゃあ、ここの前の事務長も知ってるんだろ?」

「ええ・・・まあ・・・」

「あいつ何で辞めたか知ってる?」

「いえ・・・」

「本人から聞いてないのか?」

「ええ、聞いても何の足しにもなりませんから」

「そりゃそうだな、ハハハ」

「何か・・・もしかしてYさんと関係あったりするんですか?」

「おっ!中々、いい線いってるな!頭切れるやんか?」

「そうですか、それ程でも・・・と言うか、そこまで言われたら誰だって分かりそうですが・・・」

「じゃあな、オレが教えてやるよ」

「別に、結構です・・・」

「まあ、そう言うな。参考までに聞いとけや!」

そんなこと、どうでもいいのですが、お付き合いしますか・・・
どうせ、自慢?話でしょう・・・

以下 ●●Yさんの自慢?●● は⑤に続く


2009.6.27 土曜日

“や”の付く稼業③

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:10:29

●●Yさん居座る●● 

「オレはYや、よろしく頼むわ!」と言ったYさんは、事務長室のドア付近から断りもなくズンズン中に入ってきます。
ソファーの側まで来ると・・・

「事務長!立ってないで、まあ座れや」

まあ座れやって、貴方の部屋じゃないんだから・・・
「Yさんでしたか?ところで今日のご用件は何ですか?」

「ご用件って!だから挨拶!お近づきの印にな」

「もう充分過ぎるほど、近づいてますが・・・1m程の距離ですから・・・」

「距離とか、ワケの分かんないこといってないで、ほら、早く座りな」

「あんまり、時間ないんですけれど・・・」

「そんなこと言うなよ・・・Yさまが、わざわざ尋ねて来たのに」

Yさま?一体誰ですか?
ドアの方向に視線を移すと、経理担当のAさんが心配そうに事務長室の中を覗いています。
Aさんの姿を見つけたYさんがすかさず・・・

「Aちゃん、お茶!冷たいの!」

すると、Aさんが・・・
「そんなもの出せません!N事務長、相手にしなくていいですから」

「冷たいなー・・・オレとAちゃんの仲じゃないか」

「そんな関係全く持ってありませんし、あり得ません!」

また、始まりました・・・
しょうがありません。少しだけ相手にすることにします。

「分かりました。お茶は出ませんが、5分だけならお話聞きます」

「N事務長・・・止めたほうが・・・」

「Aちゃんは黙ってな!事務長さまがお時間下さると言っているんだ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「Aさん良いですよ。下がっていてください」

「で、でも・・・」

「ほら、いい子だから、Aちゃんは呼ばれるまで金庫番でもしてて!」

ほう、このYさんは、Aさんが経理ということも知っているんだ・・・
さて、事務仕事にも飽きてきたし、どんな人か話でも聞いてみますか!

「今日はご挨拶ということでしたか?」

「そんなところだな」

「Yさんと仰られましたか?」

「そうそう。Yだ」

「Yさんは当院の患者さまでいらっしゃるワケですか?」

「そりゃそうだろ!患者じゃなければ、病院なんかこないだろ?」

「まあそうですね・・・」
なんだ、地回りの“や”の付く方かと思っていた・・・

「お体は・・・どちらが悪いんですか?」

「昔、体に良くないもの随分、腕から食ったからな」

「はっ?」

「もちろん、今はそんなことしてないぜ」
そう言いながら、Yさんは右腕のシャツを腕捲りして肘の内側を撫ぜています。

「Yさんは、左利きなんですか?」

「何?左利き?いや、右利きだぜ」

「それなら、左腕見せて頂かないと・・・」

「こりゃ、一本取られたな!ハハハハ」

ハハハハじゃないです!
今も、悪いことしていそうです。

以下 ●●Yさんは尚も語る●● は④に続く


2009.6.26 金曜日

“や”の付く稼業②

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:55:56

●●Yさんとの出会い●● 

○×病院に転勤となり1週間が過ぎたある日。
前任者からの申し送りに沿い、事務整理をしていると・・・事務整理と言っても膨大な量の書類の保管場所の確認と前年度の各種書類の確認、見直しですが・・・事務長室のドアの前で大きな声がします。

「おーい。新しい事務長は事務長室か?」

「Yさん、ここは部外者立入り禁止です」
経理の女性職員の声が聞こえます。

「何言ってんだよ!オレは部外者じゃないぞ、患者だ!」

「Yさん、もういい加減にして!新しい事務長が驚くじゃない」

「それそれ、その新しい事務長さんにご挨拶に来たんだ!」

「何言ってるの?別にYさんの挨拶なんかいりませんから、早く帰って!」

「つれない言葉やんか・・・オレとAちゃんの仲じゃない・・・」

「私は、Yさんと何の関係もありません!」

「オッ!そのツンとした態度がたまらん」

「いい加減にしてください」

「挨拶だけだよ・・・」

「駄目です!」

「まあまあ・・・」

「Yさん!そっちは駄目!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・」

なんとも、騒々しいことです。
でも、Yさんって一体誰かな?
経理のAさんの会話を聞いている限り、あまり私に会わせたくない人のようですが・・・
でも、Aさんと仲は良いようです・・・
すると、開けたままにしてあるドアの前に、いかにも・・・見るからに・・・あからさまに、その筋?・・・“や”の付く稼業と思われる髪型、人相、格好をした50代半ばの・・・良く言えば、恰幅の良い、押し出しの強い顔付きをした男性が現れました。
初めてお目にかかりますから、一応声を掛けてみます・・・

「どちら様でしょうか?」

「アンタが新しい事務長さんか?」

「ええ・・・」

「ええときたか・・・前の事務長と違って随分紳士面だな」

紳士面ですか?
「はあ?・・・そんなに前の事務長は紳士面じゃありませんでしたか?」

「ああ、あいつのことを思い出すと胸糞悪くなる」

「そんなに、仲がよろしかったのですか?」

「まあそんなことはどうでもええやんか、名前は何やねん」

「Nと申しますが・・・」

「オレはYや、よろしく頼むわ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●Yさん居座る●● は③に続く


2009.6.25 木曜日

“や”の付く稼業

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:35:43

≪職業は?Ⅰ・Ⅱ≫では、学校の先生、公務員で同業者?公立病院の事務員の話でした。
どちらも、一般的には安定した職業についていると思われる人です。
でも、安定したいると思われる職業でも・・・いつの時代でもそうでしょうが、本当に安定して勤められるかは、その人の能力にもよります。
しかしながら、公務員や学校の先生にクレームを言う人が多いのも事実・・・
いつも、クレーム言われているから、いつの間にかクレーマーとしての基本を学んでしまっているのでしょう。
さて、一般的にクレームを言う人と言えば、“や”の付く稼業のみなさん・・・
でも、意外や意外、文句も言うけれど、納得するのも早い。
逆に、変に媚びるよりも言う事は言うという態度を貫いた方が、納得して貰えます。

そんな、“や”の付く稼業のYさんの話・・・

職業・・・“や”の付く稼業
勤務先・・・一部上場?日本一、否、世界一の従業員数を誇る会社?
役職・・・その会社の営業所の所長?秘書が必ず2人は付いている
学歴・・・国立大学出身?(後で、会話に出てきます)
愛車・・・トヨタのレクサス。黒塗り、もちろん窓にはスモーク。運転手付
年齢・・・55歳
氏名・・・Y
髪型・・・超がつく短髪なのにグリグリパンチパーマ
身長・・・170cm
体重・・・85kg
顔色・・・浅黒い(酒焼け?・・・実は肝臓が悪い)
顔付・・・目は大きく、ギョロ目・・・目尻は当然上がっている
アゴ・・・お決まりの2重アゴ
腹回り・・・もちろんメタボ体型
服装・・・渋い色目のダブルのスーツ(大体、縦ストライプ)に派手なネクタイ
装飾品・・・金色の腕時計(いろんなブランドを持っているが何故か色は金色)
持ち物・・・セカンドバッグ
中身・・・携帯電話2台、長財布(中にはピン札で100万以上)
性格・・・凶暴、凶悪?(でも実は寂しがりや?)
趣味・・・健康管理
長所・・・押しが強い
短所・・・気が短い
言語・・・思いっきり関西弁

こんなYさんとの出会いは、今から7年前のこと・・・
病院を事務長として転勤になり、1週間くらい経った日のこと、Yさんは突然N事務長の目の前に現れました。
それは、前任者からの申し送りに沿い、事務整理をしていた時のことです。
もちろんYさんのことの引継ぎはありません・・・
まるで、自分の病院かのように振舞うその姿には奇異なものを感じたことを覚えています。
はて?さて?どうしてこんな風に自分の病院のように振舞えるのか?
それらも、含めて明日から話をします。

でも、怖い話か、笑える話かは、明日からのお楽しみ!
多分、笑えるかな・・・
“や”の付く稼業の方々との付き合い方の参考になれば幸いです。

あっ、でも出来るならば、“や”の付く稼業の人達は無視するに限ります!
無視出来なくても、当たり障りなくお付き合いすのがベスト!
触らぬ神に祟りなし。

以下 ●●Yさんとの出会い●● は②に続く


2009.6.24 水曜日

職業は?Ⅱ 後書

医療・介護のよもやま話 — admin @ 17:37:32

本来ならば、同業者?である○×市民病院、医療相談室、室長補佐のDさんから友人のBさんの治療費を払わないと言われたN事務長。
医療従事者にとって、同業者からのクレーム程、始末の悪いものはありません。
但し、始末が悪いのは、本当に自分の病院が行った治療や看護に問題があった場合だけです。
多少の疑問はあっても、その因果関係が明らかでなければ、自信を持ってクレームに立ち向かうのが筋でしょう。
もちろん、Dさんが本来的意味で医療従事者?医療施設に勤務する事務職であるかは、甚だ疑問ですけれど・・・
それにしても、N事務長の捨て台詞も酷い。
現場でこの捨て台詞を聞いていたケースワーカーのT君は、唖然としながらも、Dさんの姿が見えなくなった時点で、N事務長に話し掛けます。

「N事務長?」

「なに?」

「ちょっと、あれは幾らなんでも、言葉が過ぎませんか?」

「そう?言葉が過ぎたかな?」

「ええ、本当に輩としか思えませんでした・・・」

「輩とは、また随分だなー」

「で、でも・・・≪アンタも家族がいるだろ?仕事を失くしたくないだろ!≫とか、≪もう暗いから夜道には気を付けろよ!民間病院なんて、大病院の○×市民病院と違っていろんな付き合いがあるから≫とか、≪くれぐれも無事にご自宅にたどり着けることを祈ってます≫なんて、病院の事務長が使う言葉ではないと思います」

「確かに・・・ちょっと昔の癖が・・・」

「む、昔の癖って・・・N事務長の前職は・・・そ、その筋なんですか?」

「T君、失礼だな・・・その筋って・・・ただ、そのような方々に何故か好かれていただけだよ」

「本当ですか?」

「本当、本当・・・」

「それにしても、あれは言い過ぎじゃないですか?後で、あそこの事務長は輩だ!なんて言われてもしょうがないですよ」

「大丈夫。もちろん言われてもいいけれど、Dさんは言わないから・・・」

「どうしてですか?」

「あの人のような人達は、つまらないことが原因で自分の立場が悪くなることを極度に嫌がるから・・・」

「そんなものですか?」

「そういうこと。若いうちはまだ正義感なんていうものも持っているけれど、今は自分の将来、5年後、10年後を見据えて仕事をしているし、生活しているから・・・損欲勘定で行動しているから・・・」

「ふーん」

「だからこそ、こんな奴、こんな事務長と関わりを持たない方がいいと思わせることが大事だから、無理して演技したんだよ」

「む、無理して?・・・決してそうは思えませんでしたけれど・・・地のままで、むしろ楽しんでいるようにしか・・・」

「ハハハ、確かに、ちょっと楽しんでいたけれどね」

「やっぱり・・・」

その後、Dさんから何か連絡は?・・・何もありません。
患者さまのBさんは?・・・もちろん、何も言ってこられません。
Bさんの支払は?・・・3日後に奥様が支払いに来られたようです。
何の問題もなく?・・・問題どころか、○×市民病院に早く転医させて頂きまして有難うございましたと、お礼まで言っておられたそうです。
ということは?・・・医療相談室、室長補佐のDさんも馬鹿じゃないということです。


2009.6.23 火曜日

職業は?Ⅱ-26

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:49:48

●●これが捨て台詞!T君もビックリ●● 

ケースワーカーのT君が先頭に立ち、Dさんは所在無さげにうつむき加減にエレベーターに向かいます。
N事務長はTさんに付かず離れず、Dさんの背後を歩いて行きます。

無言で歩く3人の姿は何か不思議な光景です。
無言だからなのか、微妙に気まずい雰囲気です。
でも、気まずいのはDさんだけでした。

ケースワーカーのT君は・・・
「さあ、これでBさんの件も終ったし、早く家に帰ろう・・・今日の晩御飯は何かな?」
と、頭の中は仕事が終ったことで一杯・・・

N事務長は・・・
「まだ、苛めたりないな・・・こうなったら、とことん行ってやる!」
などと、好からぬ思いを・・・

可愛そうなDさんは・・・
「なんて病院だ・・・どうして、こんなことになっているんだろう・・・」

三者三様、頭の中で思いを馳せています。
エレベーターに着いたDさんは・・・

「もう、こちらで結構です」
と、頭を下げます。

「そうですか、ご苦労さまでした」
T君が応えると・・・

「T君、駄目ですよ。お客様は1階の出口までお見送りしないと」
N事務長が、口を挟みます。

「そ、そうですね・・・それでは下までご一緒します」

「い、いえ、ここでもう結構ですから・・・」

「そんな水臭いこと言わずに・・・私も下までご一緒します」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

N事務長はそう言うと、エレベーターにT君、Dさんを押し込み、自分もさっさと乗り込みます。
空間が狭くなった分、気まずさも倍増です。
3人を乗せたエレベーターが1階に向かう間、当然会話はありません。
1階に着くと、T君を先頭にDさん、N事務長の順で無言の3人の行進が続きます。
正面玄関に着くや、Dさんが口を開きます。

「今日は失礼いたしました」

「そうですか・・・」
N事務長のそっけない返事・・・

「ご苦労さまでした」
T君が慌ててフォローします。
Dさんは、軽く頭を下げ正面玄関を出て行こうとします。
するとN事務長がその後を追いDさんの肩を叩きます。
Dさんが何事かとN事務長の方に向き直ると・・・

「Dさん。今日は無駄足だったな。自分の立場も考えずに行動するからこうなるんだ。アンタもBさんにとったら頼りになる友人かも知れないが、私達にしてみれば、単なるクレーマーだからな!分かったか!アンタも家族がいるだろ?仕事を失くしたくないだろ!・・・それとな、もう暗いから夜道には気を付けろよ!民間病院なんて、大病院の○×市民病院と違っていろんな付き合いがあるから・・・そういう仕事が欲しくてしょうがない輩が一杯いるから・・・じゃあ、くれぐれも無事にご自宅にたどり着けることを祈ってます」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「ほら、さっさと前向いて帰りな!よーく周りに気を配って!じゃあね!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

このN事務長の言葉を聞いていたT君も当然・・・唖然・・・ 

=完=


2009.6.22 月曜日

職業は?Ⅱ-25

医療・介護のよもやま話 — admin @ 20:39:38

●●N事務長の捨て台詞●● 

ついに出ました。
N事務長の下品な言葉・・・
N事務長、普段は気を付けて言葉を使っていますが、Dさんのように個人の力ではなく、所属している組織や地位を利用して物を言う人に対しては、若かりし頃の血が騒ぐようです。

隣で大人しく話を聞いていたケースワーカーのT君も呆れています。
その時のT君の気持ちは・・・
「あーあ、始まった・・・N事務長、機嫌が悪いなー、なんだかよく僕達に絡んでくるチンピラみたいだ・・・」

T君にチンピラ扱いされたN事務長・・・まだまだ収まりがつかず、Dさんを追い詰めていきます。

「何?まだ話があるの?」

「い、いえ・・・」

「話が終ったらさっさと帰ろうか!」

「そ、それで私はどうすれば・・・」
Dさん、細い目が今度は困った目になってきました。

「どうすれば?何言ってるの。帰って、お友達のBさんに治療費はきちんと支払うべきだと言うんだよ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「それと、U病院長にも○×病院にこう言う用件でお伺いして、N事務長にこう言われましたと言うべきだな・・・」

「は、はい・・・で、でも・・・」

「まだ、話があるの?」

「私の立場が・・・」

「アンタの立場なんて知ったことじゃない!まあ、市役所に苦情の電話を掛けるかどうかはこれからのアンタの出方次第だな」

Dさんの呼び方が、Dさんから、Dと呼び捨てに・・・更に、アンタになっています。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「いいか、アンタな!もう一度念を押しておく。○×病院は、患者さまに行った治療費は必ず頂戴する。もし、その治療に異議がある場合は法廷で明らかにする。尚、その場合は本人か法的な代理人しか受け付けない。以上!」

「わかりました・・・」

「じゃあ、帰ろうか」

「し、失礼します・・・」
腰を上げて帰ろうとするDさんに・・・

「せっかくだからお見送りさせて貰おうか!なあ、T君?」

「は、はい。そうさせて頂きます・・・」
慌てて、T君も相槌を打ちます。
でも、お見送りなど滅多にしないN事務長が何故?
まあ、エレベーターまでのお見送りだろうと思っていたT君の思惑は外れることになります・・・

以下 ●●これが捨て台詞!T君もビックリ●● はⅡ-26に続く


2009.6.21 日曜日

職業は?Ⅱ-24

医療・介護のよもやま話 — admin @ 22:20:55

●●N事務長の忠告●● 

今回の切札、公務員の無駄遣い、私用での電話使用をDさんに突き付けるN事務長。
その時のDさんの顔は・・・
仏頂面とは、この顔を指す言葉だとケースワーカーのT君は思いました。
まだまだ、N事務長の言葉は止まりません。

「Dさん、いくらご友人のBさんに良いところを見せようととしても、それはいけませんね」

「別に良いところを見せようなんて・・・」

「そもそも、再吐血を当院のせいにすること自体が分かりませんし・・・」

「○×市民病院の医師がそう言ったんだ・・・」

「ほう、じゃあ、その医師の名前をはっきり言ってください。その方が、私もこれから○×市民病院と話をするのに手間が掛かりません」

「いや、それは・・・」

「何で言えないのですか?」

「個人名を出すとその医師に迷惑が・・・」

「迷惑が掛かることを嫌がっているようでは、真実を言っているかどうかも疑問ですね」

「し、真実だ・・・」

「そうではないと思います。多分、その医師は当院の処置に問題があったかもしれない・・・程度の言い方をされたんじゃないですか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「それも、その医師は病院内で働く医療従事者どうしの話として・・・まさか、当院にDさんが来てその医師がこう言ったなんて断言しているとは思ってもいないでしょう」

「そ、そんなことは・・・」

「その医師の言葉を信じているのなら、その医師名をはっきり仰ってください。どうせ、訴訟になったら名前を聞かざるを得ませんし」

「そ、訴訟は・・・」

「だから言っているでしょ。訴訟でも何でもするって!」

「それと、もし、事の真偽を争うならば、治療費を払うか、もしくは供託にするくらいのことはしないとダメですよ」

「供託?」

「あれっ?Dさん供託はご存じですよね?」

「あ、ああ・・・」

「そういうことですから、当院に治療費を支払わないならば、供託でもしてください」

「う、うーん・・・」

「ですから、先ほどから言っているように、この話はそもそも間違っているんです」

「治療に対して文句があるのならば、Bさんご自身がお話をするべきですし、Dさんがどれだけの知識があって、どれだけ公務員としての地位があるか知りませんが、それとこれとは話が全く違いますから」

「しかし・・・」

「もういい加減にしませんか?私もだんだんイライラしてきました」

「イライラだって?」

「ああ・・・いい加減にしなさい」
N事務長の口調が変わってきました・・・

「いい加減にしろだと?」

「・・・おい。 D。 何か他に言いたいことがあるのか?」
あーあ、N事務長、座り方も変わっています。斜に構えて、視線も下から上へDさんを舐め回しています。それに、Dって呼び捨て・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「おい、もう話はお仕舞いだ。帰ってよく考えて、自分にとって不都合があるようならまた話を聞いてやる」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「BとDの友人関係と、あんたの仕事上の立場をよく秤にかけてからにしてくれよ!」

「立場って・・・」

「おい、D。 こんな小さな病院でも、事務長ってのは体を張って仕事してるんだよ!分かったら、とっとと帰れ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●N事務長の捨て台詞●● はⅡ-25に続く


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