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医療・介護のよもやま話

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2009.10.19 月曜日

行き場のない患者⑨

医療・介護のよもやま話 — admin @ 19:53:07

●●Tさん親衛隊の要望●● 

Tさん親衛隊の背の高い男性と茶髪作業着の男と話しをするN事務長。
A外来師長に何を言っていたのか問い質すと、Tちゃんの治療をちゃんとしろ!ということです。
Tちゃん・・・
背の高い男性も茶髪作業着は、どう見ても20代。
Tちゃん? もといTさんはカルテによると40代???
一体この関係は何でしょうか?

背の高い男性、いや茶髪作業着も含めて2人とTさんの関係を今は考えずに、話を進めていくことにします。
話の中で、この2人の関係も徐々に分かってくるでしょう。

「治療はさせて頂いていると思います」

「そうじゃねえよ!」
茶髪作業着が口を挟みます。

「どういうことですか?」

「Tが、注射打って欲しいって言ってるんだから、打てばいいだろ?」
茶髪作業着は、TさんのことをTと呼び捨てです。

「注射ですか?」

「そうだよ、精神の安定するいつものヤツだよ!」

「いつものヤツですか?」

「そうだ、いつものヤツだ」

「私は事務ですから、いつものヤツと言われても、何がいつものヤツなのか分かりません」

「じゃあ、看護師に確認してこいや!」

「確認はしますけれど、そのいつものヤツですか?精神の安定するという薬を処方するのは医師の仕事ですから、私に決定権はありません」

「そんなこと分かってるよ!」

「それならばいいです」

すると今度は、背の高い男性が話に割って入ってきます。
「事務長さん。Tちゃんは病気なんだよ」
今度は多少、落ち着きを取り戻して話し掛けてきます。

「はい。それは理解しています」

「本人、患者が望む治療をすることは必要なんじゃないですか?」

「そうですね。医師が治療方針を決定し、その説明をして患者さまが納得される治療をすることが大切です」

「だからこそ、本人、Tちゃんが今望んでいるのは、その注射なんだよ」

「それは分かりますが、その必要があるか無いかは医師の判断によります」

「じゃあ、その医師と話をさせてくれよ」

「ご希望は理解出来ますが、Tさんがそこまでの治療を必要としないと判断したものと思います」

すると、再び茶髪作業着が間に入ってきます。
「オマエがそんなこと決めるなよ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「オマエは医師と話しをさせたくないだけだろ!」

「はあ・・・」

「そうやって、のらりくらりとしてたら諦めるとでも思ってんのか!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●背の高い男性と茶髪作業着の関係●● は⑩に続く