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医療・介護のよもやま話

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2009.11.13 金曜日

行き場のない患者34

医療・介護のよもやま話 — admin @ 15:55:50

●●E内科部長、看護部長、N事務長の協議Ⅱ●● 

N事務長が事務員と馬鹿話をしていると、医事課の内線電話が鳴ります。
多分E内科部長からの電話だろうと思っていると、案の定電話はE内科部長からでした。

「N事務長、E内科部長からお電話です」

「はい、じゃあこっちの電話で取ります」
とN事務長は、事務室の一番奥にある電話を取り上げます。

「Nです」

「N事務長。ちょっと内科診察室に来てくれないかな」

「ええ、了解です。Tさんの件ですね」

「はい。そのとおりです」

「進展があったということですね」

「ま、まあね・・・」

「どうしたんですか?」

「少々、事情が変わったんだけれど・・・兎に角、診察室で話します」

「了解です」

N事務長は、おやおや、どうしたのかなと思いながらも、医事課事務室を出て、内科診察室に向かいます。
内科診察室より先にある救急処置室前には、Tさんのお付きの衆が7人手持無沙汰な様子でぼんやりしています。
その中には、当然茶髪作業着君の姿もあります。

内科診察室の前に立ち、ドアを開けようとすると、中から声が聞こえてきます。

「なんだか嵌められたみたいな気がするわ・・・」

「私もそんな気がします」

「あれは、注射欲しさに、わざと暴れたんじゃない?」

「そうかも・・・しれません」

ん、ん、なんでしょうか?
嵌められた? 注射欲しさ? 暴れた?
なんだか、穏やかじゃありません。

気を取り直して、診察室のドアをノックすると・・・

「はい、どうぞ」
看護部長の声です。

「Nです。お邪魔します」

ドアを開けると、E内科部長と看護部長が立ち話をしています。

「どうされたんですか?」

「まあ、これから話をしますが・・・」

「今、ドアの外に聞こえたんですけれど、嵌められたとか、注射欲しさに暴れたとか・・・」

「そう。そのとおりです」

「えっ?」

E内科部長と看護部長の2人は何だか苦虫を噛み潰したような顔をしています。
さてどんな話になることやら・・・

以下 ●●E内科部長、看護部長、N事務長の協議Ⅲ●● は35に続く