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医療・介護のよもやま話

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2009.11.17 火曜日

行き場のない患者38

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:32:10

●●E内科部長の説明●● 

E内科部長と看護部長の2人にTさんの付添者の中から代表者を連れて来てと頼まれたN事務長。
やっぱりというか、当然、代表者は茶髪作業着君になります。

「さあ、行きましょう。こちらです。」

「知ってるよ!」

「そうでしたね、さっきも看護部長とお話されたんですね」

「何回も言わせるなよ」

「申し訳ありません」

「おい、オマエ等、静かに待っとけよ!」

一番ウルサイのは茶髪作業着君、貴方ですけど・・・
「ご協力有難うございます」

「当たり前のことやろ!」

確かにそうですが・・・それが出来てないから注意されるんです。
静かにしてても、座り方がなってないんですけど・・・
「それと、ついでに待合室での椅子の座り方もご注意願いますか?」

「本当に、ウルセエな! おい、オマエ等、姿勢も正して座っとけって!」

そうそう、それでいいんんです。
「重ねて、ご協力有難うございます」

「おい、早く行こうぜ」

「はい、そうしましょう」
全く、この人は、何を考えているのやら・・・単なる世間知らずのお調子者?

内科診察室の前まで来ると、茶髪作業着君が、
「おい、中に入っていいのか?」
と尋ねてきます。

「ええ、どうぞ」
と、N事務長が答えると、茶髪作業着君はおもむろに診察室のドアを開けます。

中には、E内科部長と看護部長が相変わらず苦虫を噛み潰したような顔で、立ち話をしています。
その2人の表情に気押されたのか茶髪作業着君が、
「あれ? Tは?」
と声を出します。

すると看護部長が、
「今、ここに来ますから、どうぞお掛けになってお待ちください」
と診察室の患者様用診察椅子を茶髪作業着君の前に持ってきます。

「オレがこれに座っていいのかよ?」

「どうぞ、お座りになってお待ちください」

「で、Tは?」

と茶髪作業着君が言った時に、中廊下を通って、当直看護師に車椅子を押され、ニコニコ顔のTさんが現れます。

「T、具合はどうだ?」
という茶髪作業着君の問いかけに、Tさんは無言でピースサインをしています。

「そうか、落ち着いたんだな」
とT君が応えると、Tさんはピースサインを送りながら、幸せそうな微笑みとともに大きく頷きました。

これで、全員集合。
Tさん、付添代表の茶髪作業着君。E内科部長、看護部長、N事務長に当直看護師。
全員が揃ったのを見計らって、E内科部長が話し始めます。

以下 ●●E内科部長の説明Ⅱ●● は39に続く