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医療・介護のよもやま話

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2010.4.20 火曜日

家族の形13

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:56:33

●●お節介コンビ面目躍如Ⅱ●● 

流石と言うか何と言うのか・・・
お節介もここまでいくと清々しさを感じます。
C地区長は、救急搬送されたBさんを確認するだけでなく、Bさんのご主人に連絡までしてくれるようです。
ここは、乗っりかかった船に?・・・2人を乗せてしまった船に身を委ねるのが得策でしょう。

「先程、Bさんのご主人はメガバンクを退職なさって、今は悠々自適の生活だと言っておられましたよね」

「そうだよ、何だか嘱託という形で週に何回はどこかの会社に行っているようだけど、ただ給料を貰いに行っているだけらしい」

「詳しいですね」

「それが地区長の仕事だよ。情報が命だ」

「そうなんですか・・・」

「何かあった時に、役に立つのが地区長の使命だ」

やっぱり、C地区長は只のお節介さんのようです・・・
「それが、今回のような場合に役立つわけですね?」

「そういうことだよ」

「ところで、Bさんのご主人とは面識はあるんですか?」

「メガバンク勤務だったろは・・・顔は知ってるけど、仕事仕事で町内会や地区会は全て奥さん任せや」

「そうでしょうね・・・」

「道で顔を合わせれば、挨拶をするくらいのもんだったかな」

「でも、知ってるんですね?」

「ああ、私もバリバリ仕事をしていた頃は、そのメガバンクと付き合いがあったから、Bさんのご主人の噂は聞いている」

「どんな噂なんですか?」

「メガバンクなのに、あんまり転勤がなかったってこともな」

「どういうことですか?」

「どうやら、親の代からの大株主らしい」

「そうなんですか・・・だから転勤もあまりない」

「ああ、関東圏はなし、関西圏で○×市から通えるところばかりだったらしい」

「そんなこともあるんですね」

「古き良き時代の産物だよ」

「C地区長、それじゃあそろそろ・・・ご連絡お願い出来ませんか?」

「ああ、任しとけ」

そう言って、C地区長はおもむろに携帯電話を手に持ったセカンドバックから取り出して、検索を始めます。
C地区長は、年の割には携帯電話を使い慣れているようで、右手親指の動きは、女子高生の指の動きに勝るとも劣らない早さで携帯電話を操作します。

「あったあった、M銀行、○×支店のY、よしこのまま掛けるぞ」

C地区長は、談話スペースでいきなり携帯電話を発信させます。
他に患者さまもお見舞いの方々も居ないから、よしとしましょう。

「もしもし、Yさん? G地区の地区長のCです。 お久しぶりです。 
 ・・・ ちょっと聞きたいことがあるんだけれど 
 ・・・ ああ、仕事のことじゃない 
 ・・・ そうそう、その件はまた改めて 
 ・・・ お宅の銀行に勤めていたBさん、うん、うん、そうそう、彼の連絡先知らないかな? 
 ・・・ 家の番号は知ってる、携帯番号は? 
 ・・・ 知らない? 
 ・・・ 今、嘱託で行ってる会社に電話したら分らないかな? 
 ・・・ それ、お願い出来ない? 
 ・・・ 頼むよ! 
 ・・・ OK。連絡待ってるから」

C地区長は、N事務長に顔を向けて携帯電話を持っていない左手でOKサインを出しながら、同時に左目でウィンクをします。
どうやら、Yさんに電話をさせて、Bさんのご主人の携帯番号を聞いているようです。
あっぱれC地区長!
流石の行動力!

以下 ●●お節介コンビ面目躍如Ⅲ●● は14に続く