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医療・介護のよもやま話

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2010.6.3 木曜日

家族の形57

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:21:48

●●N事務長の判断Ⅲ●● 

病院としてのプライド、医療従事者達の良心で奥さんを退院させることは出来ないと言い張るN事務長ですが、その真意はどこにあるのでしょう・・・

「まあ、はっきり言いますが、事務長としてはプライドとか良心なんてどうでもいいことです」

「どうでもいいなら、賛成してくれればいいじゃないか」

「いえいえ、プライドや良心で反対するのではないということです」

「どういうことだね?」

「Bさんが奥さんをどうしようが、奥さんがご自身でどうなろうが私には関係ありません」

「そう言われるのも、何だか寂しいものだが・・・」

「Bさんが寂しかろうが、何だろうが関係ありません」

「だから、何だね?」

「要するに、私は事務長として、Bさんに関する面倒に巻き込まれるのは真っ平御免です」

「面倒?」

「ええ、面倒です」

「何が面倒なんだ?」

「奥さんが御自宅で孤独死されて・・・」

「何で孤独死なんだ?」

「ご主人がいらっしゃるのに、栄養を摂れずに亡くなられた・・・近所の方も今回の救急搬送で奥さんの状態はお分かりになられたと思いますから・・・」

「だから何なんだ?」

「警察沙汰になったりして」

「警察沙汰?」

「それで、以前に入院していた病院は何処っていうことになって・・・」

「ことになって?」

「奥さんはどうでしたか?なんて聞かれて・・・」

「聞かれたらどうするんだ?」

「栄養状態も悪く、とても退院するような状態でもないのに、ご主人が無理やり退院させましたと答えるしかなさそうですね・・・」

「どうしてそうなるんじゃ?」

「どうしても、こうしても、私がBさんを庇う必要は全くなくて、事実を警察に言うだけです」

「何だか、私が妻を殺すような言い方ですな」

「さあ、どうでしょうか?」

「聞き捨てならん」

「そうですか?」

「人を妻殺しの極悪人のような言い方をしおって!」

「ですから、私はそんな面倒に巻き込まれたくないって言っているんです」

「自分の身の心配か?」

「それを言われるなら、Bさんだって自分の都合でわれわれ病院職員のことなんか何も考えてないじゃありませんか」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「どちらにしても、退院の件は私が決めることでもありませんし、私が意見を言う立場でもありません」

「そうじゃな・・・」

「でも、面倒なことに巻き込むのは止めてください」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「まずは、今回はしっかり奥さんの体調を戻して、今後どうして生活をしたらいいか、きちんと決めてから退院してください」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「勿論、その後Bさんと奥さんがどうなろうと私の知ったことじゃありません」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●Bさんのご主人の反応●● は58に続く