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医療・介護のよもやま話

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2010.7.31 土曜日

禁煙16

医療・介護のよもやま話 — admin @ 22:08:15

●●禁煙外来は続く●● 

禁煙外来中にN氏の若かりし頃の寝タバコ、ボヤ事件の思い出を聞く担当美人女医ですが、どうやらこうして、患者からタバコに対する思いや考えを聞き出しているみたいです。
これも、禁煙が成功するかどうかを探る担当女医の思惑のようです。

「それにしても、寝タバコが火事となる確率が高い、寝タバコが原因の火事が多いということを証明してくれるような話でした」

「あの日のことは、もう何十年も経っていますが鮮明に覚えています」

「そうでしょうね」

「特に、2度目に部屋中が煙だらけで目が覚めたことは、忘れられません」

「うんうん。ところで、次の日はもう大丈夫だったのですか?」

「あの、煙の匂いにはまいりました」

「煙の匂い?」

「ええ、焚火をした時に服につくあの匂いです」

「ダイオキシン、かな?」

「そうかもしれません・・・」

「ゴメンナサイ、それで煙の匂いが部屋に充満したのかしら?」

「部屋の中だけじゃなくて部屋の外でも、私の部屋の周囲10mくらいから、匂いが取れませんでした」

「そんなに?」

「ええ、冬なのに1週間は窓を開けっ放しでしたから・・・」

「近所の人にはバレバレよね」

「全くです。でも、昼は学校、夜はバイトでしたから、近所の目は無視、誤魔化しました」

「そっか・・・ところで、枕は?」

「あー、枕ですか・・・枕は翌日見てビックリしたんですが、枕の中身、化学繊維だったんですけれど、全て溶けるように燃え尽くしていて、枕カバーだけが残っているような状態で水を溜めた湯船浮かんでいました」

「やっぱり、化学繊維って恐いわね」

「全くです。それ以降、枕の中身は自然素材にしています」

「天然素材が一番なのかな、やっぱり・・・」

「そうだと思います」

「そう思うならば、体に毒を入れることもないわよね」

「ニコチンのことですか?」

「そう」

「確かにそのとおりです。止められないのは意思の問題ですかね?」

「そうとばかりは言えませんけれど、止める為の動機付けにはなるんじゃないかしら」

「まあ、確かにそのとおりかもしれません」

「そうよ、Nさんみたいな考え方であれば禁煙外来も上手くいくかもしれませんよ」

「そうだといいです。禁煙出来れば、夜中に目覚めてタバコを吸う毎日や、そのタバコを消したかな、火事になってないかと思って再び飛び起きるような夜を過ごさなくてもいいわけです」

「そうなるといいですね」

「はい」

以下 ●●禁煙外来は続くⅡ●● は17に続く


2010.7.30 金曜日

禁煙15

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:52:37

●●ボヤの話Ⅱ●● 

禁煙外来の診察中に、タバコに関する話でボヤ事件の話を始めると、禁煙治療に関係ないのに延々と話が続いています。
消したと思った枕の火はどうなったのか・・・

「枕をユニットバスに突っ込んで、上からシャワーで水を掛けて、煙が出なくなったから火は消した、消えたと思っていたんです」

「ところが・・・」

「そういうことです」

「どうされたの?」

「・・・また、眠りについて、何分経ったでしょうか?」

「30分?1時間?」

「後からよく考えて、計算してみたら・・・」

「みたら?」

「もう一度寝てから、30分くらい経っていました」

「30分か・・・それで、その30分で何が起こったの?」

「そうですね。枕から立ち昇る煙も消したし、後始末は明日と思って寝たのですが・・・」

「そうそう、寝たのよね」

「30分後にまた、パッと目が覚めたんです」

「また目が覚めた?」

「ええ、そうしたら目の前が真っ白」

「真っ白?」

「そうなんです。目の前、寝ている自分の顔の上20cmくらいから上は真っ白なんです」

「煙?」

「そうです。消したと思っていた煙が部屋に充満していた」

「それで?」

「慌てて、窓を開けて、煙の出所と思われるユニットバスに匍匐前進で進んで行くと」

「ホフク前進で行ったわけだ・・・」

「案の定、火元、いや煙の元はユニットバスに突っ込んだ枕でした」

「火元が完全に消えていなかったわけだ」

「そういうことです。ユニットバスに視線を落とすと、枕が赤色の炎をチロチロ出しながら、煙をモクモクと出しているんです」

「それでどうしたの?」

「うえから、再びシャワー攻撃」

「消えました?」

「今度は、水も溜めて、完全に消しました」

「部屋は?」

「開けた窓から真っ白な煙がモクモクと出ていきました」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「時期が夏で近所の人が窓を開けて寝ていたり、時間がもっと早ければ通行人に、間違いなく通報されていたと思います」

「一応事無きを得たということね」

「なんとか、大事に至らずに済みました」

「そうですか・・・」

「と、そんな寝タバコに対する思い出もある訳です」

「そうなんだ・・・」

以下 ●●禁煙外来は続く●● は16に続く


2010.7.29 木曜日

禁煙14

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:22:58

●●ボヤの話●● 

また、禁煙外来の診察中なのに話が脱線していきます。
担当美人医師も話しに乗ってくれるから、私も調子に乗って話しを続けてしまいます。

「どんな状態っだったのですか?」

「当時は夜遅くまでバイトをしていて、確か帰ってきたのが深夜1時頃だったと思います」

「その頃はどちらにお住まいだったの?」

「まだ大学生だったと思いますが、とにかく20代でした・・・住んでいたのは、8畳間と3畳くらいの台所とユニットバスの付いた、よく言えば1DKでした」

「学生にしては、充分なお部屋です」

「そうですよね」

「それで?」

「そうそう、確か疲れて帰ってきて、シャワーを浴びて倒れ込むようにベッドに倒れ込んだのを覚えています」

「そのまま寝てしまえば、問題は起こらなかった」

「そのとおり。寝る前に一服しようとタバコを咥えて、そのまま・・・」

「寝てしまったと」

「はい。何分経ったか、何十分経ったのか分かりませんが、目がパッと覚めたんです」

「目が開いた・・・」

「そうなんです。冬だったので、窓は閉めたままなのに、部屋の中で変な匂いがする」

「最初は、外から匂いが入ってきたのかと思った」

「そういうことです。いや、でも何かオカシイ。変な匂い、煙の匂い・・・焚火の匂い・・・」

「焚火?」

「そう、その時初めて、何かが部屋の中で燃えていると思って、横を見ると枕から煙がモクモクと立ち昇っている」

「枕・・・」

「そうなんです。自分の顔から20cmほど離れた場所から煙が立ち昇っていたんです」

「自分の顔のすぐ側で、狼煙が上がっていた・・・」

「そうです。まさにノロシです」

「それでどうしたの?」

「タバコの火で枕燃やしてしまったと思って、慌てて飛び起きて、煙の立ち昇る枕を持ってユニットバスに直行。 シャワーで枕に水を掛けて消火、いや鎮火させました」

「部屋は?」

「そんなに煙が充満していたわけではないので、部屋中の窓を開けて、煙を追い出してから、念の為に換気扇を回して、またバタンキュウ」

「若いから、寝られるんだよね」

「そうです。枕は使いものにならないけれど、明日捨てようって・・・単純な発想です。 それだけの感想で、火事になるところだったとか、火元はとか考えもしない。 もうしょうがない、明日も早いし、眠いから寝てしまえぐらいの勢いでした」

「でも、続きがある」

「はい・・・」

「何ですか?」

「実は・・・」

「実は?」

以下 ●●ボヤの話Ⅱ●● は15に続く


2010.7.28 水曜日

禁煙13

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:04:58

●●禁煙外来始まるⅡ●● 

禁煙外来が始まりました。
まずは、禁煙治療に用いる薬を選ぶことになります。
私の担当美人医師が勧めるのは、飲む、貼る、カムの中で飲む薬です。
所謂、禁煙補助薬です。
では、何故飲む薬なのか、勧める理由は?

「私は、どうせ禁煙治療するのですから、一番禁煙出来る確率が高いものがいいです」

「そうですね。私もそう思います。だからこそ禁煙補助薬を勧めます」

「どういうことですか?」

「貼る、ニコチンパッチはニコチンを含んだ皮膚に貼る薬です。つまり、結局体内にニコチンを入れるわけですから、ニコチン中毒には変わりないと考えています」

「なるほどね・・・そういうことですか・・・」

「分かりますか?」

「え、ええ、要はニコチンパッチを貼ることによって、体内にニコチン入れたいという欲求を満たす為にタバコを吸うという習慣を無くすということですよね」

「随分と長い説明ですが、そういうことです」

「それと同じように、ニコチンガムですが・・・」

「タバコの代わりにガムということですね?」

「そのとおりです。結局、タバコの代わりに、ニコチンガム中毒、ガム依存症になってしまうと考えています」

「なるほどな・・・」

「Nさんは、ニコチン中毒だなって感じる時がありますか?」

「例えば?」

「この問診票に書いてあるように、朝起きたら、まずタバコを吸うとか・・・」

「ああ、あります。毎日、夜中に一度目が覚めます」

「夜中に目が覚める?」

「ええ、それでタバコを一服すると、またすぐに寝られるんです」

「そ、そうなんですか・・・」

「これも、ニコチン中毒の症状ですよね」

「ま、間違いないです・・・」

「これも禁煙したら、朝まで起きずにぐっすり寝ていられるのでしょうか?」

「た、多分ですけれど・・・そうだといいですよね」

「そうしたいです」

「夜中のタバコで嫌な思い出でもあるんですか?」

「ええ、まだ20代の頃・・・」

「何かあったのですね」

「ええ・・・じ、実は・・・ボヤを・・・」

「ボヤ?・・・ボヤって小火のこと」

「そうです。火事の一歩手前です」

「な、なんと・・・」

「よく聞く、寝タバコからの出火というものです」

「おお恐い、もしかしたらその時に焼死していたかもしれない」

「仰るとおりです」

以下 ●●ボヤの話●● は14に続く


2010.7.27 火曜日

禁煙12

医療・介護のよもやま話 — admin @ 14:37:00

●●禁煙外来始まる●● 

禁煙をどうして始めようと思ったのかと尋ねる美人女医に、タバコの価格が上がること、それ以上に喫煙者に対する世の中の差別、今の世の中の暮らしにくさが我慢ならないと訴えます。

「それじゃあ、これから禁煙外来の説明を始めますが、いいですか?」

「はい」

「Nさんは、禁煙しようと本当に思っていますか?」

「ええ、禁煙したことがないので、自分が禁煙出来るかどうか確認もしたいです・・・」

「禁煙ってのは、タバコを止めるということですよ」

「分かっています」

「じゃあ、くどいようですが、本当に禁煙外来を始めさせて頂きます」

本当にくどいけれど、これが儀式的で、これから難題に取り組むぞ感があって、イイ感じです。
「はい、宜しくお願いします」

「まずは、禁煙外来の方針を決めたいと思います」

「方針ですか?」

「ええ、そうです。 先程、冊子を読んで頂いたと思いますが?」

「さ、冊子? あ、ああ、あの冊子のことですか?」

「看護師に聞いたら、読んだような、読んでないような・・・」

美人女医は、疑わしい人を見る眼差しで、前に座る容疑者並みの受診者を値踏みしています。
「あ、ああ、あれはザーッと読ませて頂きました」

まだ、半信半疑な素振りで、
「そうですか・・・この禁煙外来は、あの冊子を読んだことを前提にして始まりますので、そこのところを再確認したいですね」

「要するに、禁煙治療することに同意したということを確認したいということですか?」

「それも含めて、これから治療方針を決めますが、その大前提に治療方法や治療に用いる薬についての簡単な知識を持って頂くことも大切だからです」

「治療方法によっては、なにか危険なことでもあるのですか?薬の副作用とか?」

「いや、危険とかじゃなくて・・・」

「大丈夫です。例え何か副作用があったとしても、悲しむ人は誰もいませんから」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「そういうことですよね?」

「ちょっと、違うような気がするけれど、まあ、始めるとしましょう」

「そうしましょう」

「まず、禁煙のための薬を選びます」

「はい」

「飲むか、貼るか、かむかです」

「飲む、貼る、かむ・・・飲む、打つ、買うみたいですね」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「失礼しました」

「はい・・・簡単に説明します。 飲むはニコチンを欲しくなくさせる薬です。 貼るは、」

「ニコチンパッチですね」

「そうです。 最後に買うは・・・じゃなくて、噛むは、」

「ニコチンガムですか?」

「そのとおりです」

「その3つから選べるわけですね?」

「そうです。選ばなければいけません」

「先生のお勧めは、どれですか?」

「やっぱり薬ですね」

「どうしてですか、理由を聞いてもいいですか?」

「勿論・・・」

以下 ●●禁煙外来始まるⅡ●● は13に続く 


2010.7.26 月曜日

禁煙11

医療・介護のよもやま話 — admin @ 17:49:38

●●禁煙に望むⅣ●● 

マウスピースを咥えて、息を吐くことぐらいは出来ます。
私だって、子供じゃありません。
横から心配そうな顔をして見ていた看護師もなんだか納得顔です。
何で、心配なんでしょうか?
まさか、飲酒検問の時のように口から音真似だけ “ふー” とするのではないかと私を疑っていたのでしょうか?
もしそうならば、そんなにも信用されていない自分が嫌になります。

「はい、じゃあ、そちらの検査機器をお預かりします」

「どうですか?」

「検査の結果は、医師からお話させて頂きます」

「そうですか・・・この後はどうすればいいですか?」

「もう暫く、こちらでお待ちください。診察の用意が出来次第お呼びします。診察室はそこのドアを開けたところになります」

「分かりました。お待ちしています」

「お願いします」

そう言って、看護師は呼ばれたら入ってくださいと言った診察室とは別のドアに姿を消しました。
3分、5分と時間が経ちます。
この時間が、患者は待たされている時間が長いと感じる時間なんです。
まだかなーと思いながら、呼ばれたら入るように言われた診察室のドアを見ていると、さっきの看護師がドアを半分だけ開けて、顔を出します。

「Nさん、お待たせしました。 こちらにお入りください」

やっと呼ばれました。 さあ出陣です。
「はーい」

そう返事をして、診察室に入ると、美形の女性医師が診察用の椅子に座っています。
「どうぞ、こちらにお掛けください」

「は、はい」
知り合いの女性医師は別にして、改めて女医さんの前に座らされると、意外に落ち着かないものです。

「初めまして、禁煙外来を担当させて頂きます、Uです」

「よ、宜しくお願いします」

「それでは、禁煙外来について説明しますね」

「は、はい」

「診察前に書いて頂いた問診票と検査結果を拝見すると、充分、立派なヘビースモーカーですね」

「は、はい、筋金入りかと思っています」

「じゃあ、なんで、禁煙しようと思ったのですか?」

「喫煙者が生きづらい世の中になってきたからです」

「そうですか、生きづらいか・・・」

「もちろん、喫煙しないノンスモーカーには喫煙者の吐く息が悪魔の吐息に思えるかもしれませんが、それにしても何処に行っても肩身が狭すぎます」

「そうですか、それで?」

「タバコが吸える場所を探す時間が無駄だし、本当に差別されている気分ですから・・・」

「差別ね」

「先生、本当ですよ」

「ええ、はい、他には?」

「10月から値上げも本決まりのようですし、その前に止めてやるという感じです」

「なるほど・・・」

以下 ●●禁煙外来始まる●● は12に続く


2010.7.25 日曜日

禁煙10

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:46:07

●●禁煙に望むⅢ●● 

診察前に問診票にサインをして、禁煙外来に関する冊子を読みなさいと言われるも、読んだふりだけしていると、案の定、看護師から咎められますが、そこは病院勤務経験のある者の知恵。
医療従事者は、まず患者の言うことを信じることから始まるという弱味につけ込み、本当は冊子を読んだと言い逃れをします。
看護師は、ここで争っても意味がない、或いは、この患者はどうしようもない嘘つき患者だと思ったのか、Nの言い分を疑いながらも受け入れてくれます。
まずは、第一関門突破です。

何が第一関門なの?
単なる、禁煙外来に関門も何もないと思うのだが・・・

面倒なことはしたくないけれど、薬でタバコが止められれば・・・
楽してタバコを止める方法、手段を手に入れたい、これが喫煙者の本音です。

薬が作用する仕組みや薬の成分が何かなんて関係ありません。
依存症・・・この隠微な響きのある病気から、楽して逃れたいのです。

アルコール依存症、薬物依存症。
昔の言葉で言えば、アルコール中毒、略してアル中。
薬物中毒、略して薬中。
同様に言いかえると、ニコチン中毒、略してニコ中です。
少し、微笑ましい言い方です。
ニコ中・・・

そんなことを考えていると、一旦診察室に戻った看護師が手に何やら持って再び登場です。

「Nさん、こちらにどうぞ」

診察室の前にある椅子に座らされて、手に持っている機器の説明を始めます。
これが、呼気中のCo濃度を計測するという、検査機器のようです。
何だか玩具のようです。
医療機器にしては軽く、見た目も簡易です。
これで、10万円以上もするのは、なんだか高いような気がします。
マウスピースは厚紙のような質感です。
分かり易く言うと、トイレットペーパーの芯を細くしたようなかんじです。
いくらディスポ製品とは言え、もう少し高級感があった方がいいような気がします。

看護師がそのマウスピースを本体にセットして説明を始めます。
「いいですか、ここに数字が現れます」

「ここですか?」
と機器の小さなデジタル表示画面を指さすと、

「ええ、そうです」
という返事が返ってきます。
「ここが、10になったら、息を吸って、そのまま止めて、0になったらこのマウスピースを咥えて息を吐きだしてください」

「10で吸って、息を止めて、0でマウスピースを咥えて吐きだすんですね」

「はい、そうです」

「出来るかな?」

「もう、子供じゃないんですから・・・言われたとおりにしてください」

「は、はい・・・」

microcom.jpg

「じゃあ、いきますよ」

「は、はい」

「はい、息を吸って、止めて・・・思いきって吐いてください」

「フーーーーー」

「はい、よく出来ました」

子供じゃありません。
このくらいなら出来ます・・・

以下 ●●禁煙に望むⅣ●● は11に続く


2010.7.24 土曜日

禁煙9

医療・介護のよもやま話 — admin @ 17:40:39

●●禁煙に望むⅡ●● 

さて、電話をしたからには、今日クリニックに行かなければいけません。
用意をして家を出ようとした時に思いだしました。
そうなんです。
今日の夜は飲み会でした。
お酒を飲むと、タバコが吸いたくなるような気がします。
禁煙外来は明日にしておけばよかった・・・

今日から禁煙は出来ないかもしれない・・・
どうしよう。

でも、今更診察を明日にしてくださいとも言えないし・・・
そ、そうか、診察には今日行って、禁煙は明日からすればいいんだ!

そんなこんなで、いろんなことを考えながら、指定された時間にクリニックへ向かいます。

クリニック到着です。
保険証を出して、禁煙外来の診察を受けに来たことを受付事務員に伝えます。
すると、何やらいろんな書類が出てきます。
これが、禁煙外来、ニコチン依存症管理料算定をする為に必須の書類のようです。
問診票になっているけれど、同じことに何度も○をしたり、質問に答えたり・・・
喫煙歴? 本当は中学3年からだけれど、実年齢-20歳にしておこう。
1日の喫煙本数? 時には3箱吸うこともあるけれど、2箱にしておくか・・・
面倒といえば、面倒です。

タバコを止める禁煙外来を受診する為には、通らなければいけない関門がたくさんあるようです。
禁煙外来専用の問診票を一通りこなして、受付事務員に問診票を渡すと、もうしばらくお待ちくださいと言われます。
待合室のソファーに座っていると、可愛らしい看護師が何やら冊子を持って、私の方へやって来ます。

「Nさんですか?」

「はい」

「禁煙外来を受診する前に、この冊子に目を通してください」

「はい」

「次に呼びに来るまでに、一通り目を通しておいてください」

「はい・・・」

そうは言われても、面倒この上ないので、読み終わったふりをして、冊子を横に置いて待合室備え付けのTVを見ていると、可愛らしい看護師が再び現れて、少し強い口調で話し掛けてきます。

「Nさん、冊子読んで頂けましたか?」

「え、ええ、はい、大体は・・・」

「ちゃんと全部読んで頂かないとダメなんです」

「ま、まあ・・・大体読みましたから・・・そんなに恐い声出さなくてもいいですよ」

「恐い声? 別に恐い声なんてだしていません」

「ハハハ、失礼、そんなに反応しなくてもいいのに」

「も、もう」

といいながら、看護師は言うことをきかない生意気な患者を恐い顔をして睨みつけます。

「大体読みましたから、読んだことにして次にいきましょう」

「駄目なんです。 禁煙外来を受けて頂く方には、必ずこの冊子を読んで頂いた上で、同意のもとに診察を始める決まりなんです」

「そうなんだ・・・はい、言われた通り全部読みました。大体読んだと言ったのは嘘です」

看護師は患者から読んだと言われれば、どうしようもありません。
納得がいかない顔をしているけれど、次の診察前の準備に取り掛かります。

以下 ●●禁煙に望むⅢ●● は10に続く


2010.7.23 金曜日

禁煙8

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:56:51

●●禁煙に望む●● 

もう、禁煙に対するお題目はいいから、往生際が悪い、早く禁煙しろと皆さんから言われているような気がしてきました。
知り合いの先生にも自分で探しなさいと見捨てられたので、禁煙外来をしている病院やクリニックを探すことにします。
ここで役に立つのは何といってもインターネット。

“禁煙外来” とキーワードを入れて検索をかけると・・・
日本禁煙学会が運営しているニコチン依存症管理料算定医療機関情報のホームページや製薬メーカーのホームページ等々。
どのホームページでも構わないけれど、まずは近くで通えるところで選びます。
検索を続けると、知っている病院やクリニック名がどんどん出て来ます。
ほう、あの病院も、このクリニックも禁煙外来していたんだというのが感想です。

そんな医療機関の中に、いつもお世話になっているクリニック名を発見。
駅から雨に濡れずに行くことが出来、三宮の各線から5分以内です。
これは、もう決定です。
普段、何かとお世話にもなっていますから、微々たるものとはいえ、私の診療報酬を受け取って貰おうと、このクリニックを利用することに決めました。

さて、クリニックに直接行っていいものなのか・・・
まずは、クリニックのホームページを確認してみます。
何々・・・
禁煙外来は、予約制?
それも面倒なことです。
予約しなければ、禁煙治療が出来ない・・・
カウンセリングが中心だと思っていたが、もしかして何か難しいことをするのかな?
まあ、電話入れるだけで済むのですから、予約の電話を入れましょう。
そ、そうか、そのクリニック関係者に知り合いが居るのですから、そちらからクリニックに連絡入れて頂くのもありですね・・・

「もしもし、Nです」

「お久しぶりです」

「こちらこそ、ご無沙汰しておりまして申し訳ありません」

「どうされましたか?」

「今日は仕事の話じゃないですが・・・」

「何ですか?」

「クリニックで禁煙外来されてましたよね?」

「ええ」

「あのー、そのー・・・」

「どうされたんですか?」

「私、禁煙しようと思いまして・・・」

「あれっ? タバコ吸っていたんですか」

「じ、実は・・・もう、タバコを止めた方がいいなと思いまして・・・」

「そうですか、禁煙ですか・・・」

「それで、クリニックの禁煙外来に行かせて頂こうと思いまして・・・」

「そうですか、そうしてください、行ってください、利用してください、禁煙してみてください」

「そ、それで、ホームページで確認したら予約が必要って書いてあったんですけれど・・・」

「クリニックには、私から言っておきますよ」

「そ、そうして頂けると有り難いです」

「いつ行きます?」

「いつでもいいですが・・・」

「今日はどうですか?」

「きょ、今日・・・」
まあ、いつでもいいし・・・そうしますか・・・

「今日じゃなくても、何時でもいいですよ」 

「そ、そうか、こういうことは早い方がいいですね。 じゃあ、今日でお願いします」

「分かりました、クリニックに連絡しておきます」

「お願いします」

やっぱりというか・・・いざその段になると、禁煙外来に行く決心がつきませんでした。
思いたったら吉日といいますが、こういうことはサッサと進める方がいいに決まっています。
また、時期を逃して喫煙者を続けるところでした。
今日電話して、今日クリニックに行くことを勧めてくれたことに感謝です。

以下 ●●禁煙に望むⅡ●● は9に続く


2010.7.22 木曜日

禁煙7

医療・介護のよもやま話 — admin @ 14:36:06

●●禁煙するには●● 

禁煙するには、どうして禁煙するべきなのかを、その人なりに筋道を立てて理論的に考えることが必要なのです。

頭ごなしに体に悪いと言われても・・・
副流煙で、周囲の人に迷惑だと言われても・・・
喫煙者は、非喫煙者のガンにかかる確率よりも何倍も高いと、TV番組で声高に言われても・・・
喫煙者はそんなことはとっくに知っていますし、だからどうなんだという気分です。
開き直っているのではなく、単に、でもそれは自分以外の喫煙者のことと思っているからです。

やっぱり、自分で納得して、自分で導き出した答として “禁煙” に立ち向かうべきです。
なぜ、タバコを止めるかは、自分が出した自分だけの理由で、それを心にしかと刻みつけるべきです。

じゃあ、私が “禁煙” してみようと思った本当の理由は?
何日もかけて、今までブログに書いてきたことも確かに理由になりますが、やはり、タバコを吸うことが、カッコよくなくなったからでしょう。

こそこそと隠れるように、喫煙所に入っていき、いろんなタバコの煙が充満した喫煙所で吸うタバコは美味しくありません。
タバコは、新鮮な空気の中に煙を吐き出してこそ美味しいのです。

非喫煙者、ノンスモーカーの立場がだんだんと上がってきて、喫煙者を鼻で笑ったり、陰口を叩くことが普通になってきました。

●「あの人、タバコ吸うんだって」 「えー、そうなの、ダサー」
●「ねえねえ、タバコの匂いしない?」 「あの人が部屋に入ってきたからよ」
●「タバコ吸う人って、馬鹿じゃない?」 「そうそう、馬鹿だしキモイよね」

そんな声が聞こえてきます。

このまま喫煙者差別は、全世界的広がり続けていくのでしょうか?
南アフリカのアパルトヘイトのように、住む場所も、乗る電車もバスも、食事をするところも、職場も職業も分けられるかもしれません。
・・・・・日本では、実際にそうなりつつありますけれど・・・・・

地域によっては、条例まで作って・・・
決められた地域で喫煙すると罰金。
どうなんでしょうか?
そこまでしなくても・・・

最近、消費税、消費税と話題になっているけれど、タバコ税はそもそも全ての税を合わせると63.1%という恐るべき高税率です・・・
値上げすると、410円のタバコの内、258円が税金です。
重要な財源のはずなのに・・・

こうしてどんどん、喫煙者差別は進んでいくのでしょう。
くわばらくわばら。
南無阿弥陀仏。
合掌!

喫煙者は精神の病気なのかもしれません。
いや、実際にそうだからこそ、医療保険も適用になったのでしょう。
実際に喫煙をコントロールするには、神経内の興奮物質、ドーパミンを制御するようです。
そうなると、喫煙者は精神を病んでいることになります。
健康人ではなく、喫煙者は病人なんです。

でも、人より納税もしている病人を、国や地方行政が差別するのはどうでしょうか?
時代の流れとはいえ、ついに日本も恐ろしい国になりつつあります。
こんなことをするのは、建国からの歴史が浅いアメリカが主導する国だけだと思っていたのに・・・
そうか、日本は充分、アメリカが主導している国でした。

兎も角、タバコを吸うこと自体がカッコ悪いと思って禁煙に励むしかないようです。
国や地方行政に抵抗したり、歯向かっても仕方ありません。
それ以上に、マインドコントロールされた人々の考えには逆らえません。
長いモノに巻かれてしまう時が来たようです。

我慢!
諦め!
達観!
これこそが、禁煙のキーワードです。

以下 ●●禁煙に望む●● は8に続く


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