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医療・介護のよもやま話

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2010.9.30 木曜日

禁煙77

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:44:37

●●禁煙治療6日目Ⅲ●● 

朝から禁煙グッズを紹介するTV番組を見ました。
朝の貴重な時間帯に放送するということは、番組提供側もそれなりの効果を見込んでのことでしょう。
効果とは、視聴率という観点と放送することによって得られるコマーシャルフィーの2つの観点。

視聴率という観点は製作者側だけの問題なのでここでは省くことにして、放送するということは何らかの形でお金が動くはずです。
そのお金を掛けてでもTVの番組製作をするということは、今や禁煙市場はドル箱市場なのかもしれません。

しかし・・・
75、76でご紹介した禁煙グッズなる商品が本当に効果があるものなのか?
禁煙したいと思っている喫煙者から、タバコ代の代わりに金銭を絞り取っているだけではないのか?
疑念が湧いてきます。
図らずも、禁煙治療で診察を受けた時に聞いた担当美人医師の言葉を思い出します。

“ニコチン入りのガムは、タバコは止めれてもガムに依存してしまいます” と・・・

なるほど、言い得て妙です。
これほど分かり易い説明はありません。

禁煙グッズなる商品、本来ならば禁煙補助グッズ、禁煙した気になるだけのグッズと謳い文句も変更しなければならないのでしょうが、それらの商品に依存性がないことを願います。

そう言えば・・・
電子パイプから微量のニコチンが検出されたことがニュースになっていましたが、メーカー側の作為的行動でないことを願いますが、作為的じゃないはずがないか・・・
禁煙の為の電子パイプに依存してしまう・・・笑えません。

禁煙とは何なのか?
ニコチンへの依存を断ち切ることです。
麻薬中毒の患者が麻薬を断ち切るのと同じです。

余分なお金や労力をかけないで、医療機関で禁煙治療をするのが、一番手っ取り早い禁煙方法かもしれません。
禁煙しようとしている喫煙者の皆さん、何も考えることはありません。
医療機関はアナタが来院してくれるのを手ぐすね引いて待っています。
禁煙治療を受診する患者ほど美味しい患者はいないのだから・・・
だって、病気は病気ですが、精神的な病気で、治療におけるリスクが低いのだから、こんなに楽な治療はありません。

喫煙者は医療機関が禁煙治療を嫌がっているような気がしているのでしょうが、全然違います。
医療機関にとっても禁煙治療はリスクの少ないドル箱治療。
そして喫煙者はネギを背負った鴨だから安心してください。

さて禁煙治療6日目、今日は仕事で1日中外出です。
昨日はタバコを吸うこともなく、タバコを欲しいとも思わずに過ごせましたが、今日はどうでしょう・・・

車を降りて街の中を歩いていると、街の中にタバコに関連するものが非常に多くあることに気が付きます。
タバコ屋は勿論のこと、タバコと書いた看板、自動販売機、街中に置かれた灰皿・・・
街中に立って、360度ぐるっと見渡して、タバコに関連するものを見ない場所がないほどです。
禁煙、禁煙と騒ぐのもいいけれど、国がもし本当に禁煙を勧めているのであれば、環境を整えることから考えるべきです。

行政が率先して街中で罰金を取るのもいいけれど、その前にすることがあるはずです。
罰金を取っているのが、タバコ屋の大きな看板の前というのも可笑しな話です。

禁煙してみて初めて知る事は結構たくさんあります。
タバコを吸っている時は、あまり気にならなかった、灰皿でタバコの吸い殻が燃える匂い・・・
この匂いは凄いです。
狭い喫煙場所に追いやられた喫煙者の恨みや怨念が混じっているのでしょう。
これでもかという白い煙の臭気は、今まで感じていた以上に凄いです。
日本語として間違った使い方かもしれませんが、本当に凄い、凄い臭気です。

タバコ吸っていた、愛煙家だった頃は、あーあ燃えてるぐらいで済ませていましたが、今や飛んで行って上から水をかぶせて、直ぐにでも消火したくなります。

人間変われば変わるものです・・・

以下 ●●禁煙治療6日目Ⅳ●● は78に続く


2010.9.29 水曜日

禁煙76

医療・介護のよもやま話 — admin @ 12:01:32

●●禁煙治療6日目Ⅱ●● 

どれも決定的な決め手に欠ける禁煙グッズの企画を見ながら、タバコに対する世の中の流れを感じます。
朝の情報番組で今流行りの禁煙グッズなる企画をするということは、ノンスモーカーの皆さんに、朝からノンスモーカーの権利を主張する為に更なる力を与え、そして喫煙者をこの世から排除しようとする情報統制ということか?
可哀相な喫煙者達・・・

つい6日前、いや3日前まではこれでもかとタバコを吸っていたのに、この変わり身の早さには自分でも笑ってしまいます。
でも、喫煙者が可哀相に思える程の余裕があることも事実です。
もう禁煙に成功したような気分です。
この調子、この調子。

タバコを吸わなくなって感じること、その2。

その1は夜中に目が覚めなくなったこと。
その2は、咳が出ない、並びに痰がからまなくなったこと。

コレは凄いことです。
実際にタバコを吸わなくなって2日しか経っていないのに、身体の変化を感じます。
タバコを吸っていた時は、いつも喉に何かが絡んでいる気がして、エヘンとかオホンとかウンンという咳をしていたのに、それがなくなりました。
禁煙2日目でこれです。
このまま見事タバコを吸わなくなれば、入院しても喀痰吸引を忘れられて、命を落とすこともなくなるでしょう。
よかった、よかった。
禁煙をする目的が叶いそうです。

冷静に考えてみると、タバコのニコチンやタールが自分の身体にとって異物であることがよく分ります。
異物だからこそ、痰という形で身体の外に出そうとしているのです。
考えれば至極当然のことです。
朝起きて、口の中が粘つくのも同じ。
口の中が粘つくのも、口を洗浄してくれというサインなのでしょう。

そう、その3は朝、口の中の粘つきが少なくなったような気がすること。
口腔内も清潔に保たれているのかもしれません。
それにも増して、タバコを吸う人特有の口臭も、タバコを吸っていた時よりは少なくなった気がします。

ヨシ!
完全に禁煙に成功したら、歯の手入れに歯科医院に通うことも課題としよう。
ヤニで黒ずんでしまった歯の手入れです。
長年タバコを吸い続けていると、どれだけ丁寧に歯磨きをしようとも歯の裏はヤニで真っ黒です。
禁煙に成功したら、このヤニを取って、綺麗な歯に戻りたいものです。

こうして考えてみると、なんだかタバコは身体に悪いことだらけです。
どうして今まで、こんなことが分らなかったのか?

いや、分かっていたけれど、タバコを止める方法が無かった。

止めたい、止めた方がいい、止めれるものなら止めたい。
でも、どうしようもない。
ニコチンの魔の手から逃れる方法が無かったのです。
クモの巣にかかった昆虫。
蟻地獄に入ってしまった蟻。
食虫植物に捕われた蝿みたいなものです。
自分の力ではどうしようもないのです。
一度ハマったら最後、地獄の底へ落ちるしかないのです。

しかし、今の私には魔法の薬が手の中にあります。
今日も、この魔法の薬を飲んで、魔の手、タバコから逃れることにします。

タバコという魔の手の前では、クモの巣にかかった昆虫や蟻や蝿よりも、何も出来ない弱い、情けない生き物だったのに、魔法の薬を手に入れたらタバコなんて恐くもなんともありません。
クモの巣にかかった昆虫が、クモの巣を切って逃げることが出来る術、蟻が蟻地獄からジャンプして外へ出る術、蝿が食虫植物の閉まった蓋をこじ開ける術を手にしたようなものです。
いやいや、それ以上の術を手にしたかもしれません。
禁煙補助薬 “チャンピックス” の魔法の威力は想像以上です。

よし、TVを見るのは止めて、朝の服薬です。
一杯の水で0.5mgの “チャンピックス” を胃の中へ流し込みます。
魔法の薬を飲んだので、恐いものは何もありません。
今日も仕事に出掛けることにします。

以下 ●●禁煙治療6日目Ⅲ●● は77に続く


2010.9.28 火曜日

禁煙75

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:35:34

●●禁煙グッズⅡ●● 

禁煙治療6日目の朝、情報番組で今流行りの禁煙グッズなる企画が放送されています。
これはタイムリーな企画だと、朝食の手を止めて放送を見ていると、禁煙グッズベスト3の第三位に出てきたのは “禁煙草” なるタバコもどきの商品。
さて、第2位、第1位はなんでしょう?

禁煙草とは洒落たネーミングであるが、値段がちょっと高い・・・
でも、韓国で作られたということは、お隣の国韓国でも同様に禁煙に悩んでいる人達がいるということです。

番組は続いています。
第2位の発表です。
第2位は “離煙パイプ” なる商品。
ネーミングはイマイチで 「私はコレで会社を辞めました」 のネーミングのパクリ疑惑も・・・

商品は、タバコに付けるパイプです。
rien_16.jpg
31日間パイプを取り変えていくのですが、確実に1日3%以上のニコチンをカットしていくそうです。
3%×31日で、31日後には93%のニコチンをカットするということになりますが、番組では最終的には96%のニコチンをカットと言っています。
???・・・

何故か???
計算が合わない・・・

詳しく調べてみると、何故か14日目のパイプはニコチンを3.5%カット。
同様に20目のパイプもニコチンを3.5%カット。
そして25日と28日のパイプもニコチンを3.5%カットで、計96%のニコチンをカットするということです。
rien_07.jpg

どうして、14日目、20日目、25日目、28日目のパイプだけニコチン3.5%カットなのかが分かりません・・・
しかし、このパイプが人気のようです。
タバコを吸いながら禁煙というのが謳い文句です。
少々効果に疑問は残りますが、禁煙しないよりはした方がいいに決まっています。
何事もキッカケが大切です。
この “離煙パイプ” で禁煙に成功した人に使用感を聞いてみたいものです。

値段は税込12600円。
1日400円強。
タバコ代プラス400円ですから、そんなにコストパフォーマンスがいいわけではありません。

さて、第1位は・・・
晴れある第1位は “電子タバコ” です。 
最近、その品質が話題になりましたが、やはり堂々の第1位です。
今は、いろんな会社がいろんな味や風味で出しているようです。
その中からネーミングでいいのは “タエコ” ・・・
でも、実際は “タエコ” ではなく “TaEco” でEcoにかけているんです。
lineup_ga102_img.jpg
TaEcoもいろんなセットが売られていて、表示のベーシックギガセット¥9800から、プレミアムギガセット¥12600、スタンダードギガセット¥15750、デラックスギガセット¥21000があるようです。

プレミアムよりもスタンダードが高くて、ベーシックとスタンダードのどちらが標準なのかは、ここはひとまず考えないことにします。

カートリッジもいろいろあります。
ストロベリーやバニラ、コーヒーはいいとして、ナチュラルタバコ風味というのがあるのには驚きます。
それもかなりの実在するタバコの風味を取り揃えています。
私が吸っていたハイライトも当然のように用意されていました。

ここまで行くと、禁煙グッズも立派な製品です。
玩具よりも高い、嗜好性のある健康グッズという様相を呈しています。

以下 ●●禁煙治療6日目Ⅱ●● は76に続く


2010.9.27 月曜日

禁煙74

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:12:16

●●禁煙治療6日目●● 

禁煙治療5日目は、仕事仲間のHさんによる尋問があったけれど、無事その尋問にも耐え、禁煙を継続することが出来ました。

Hさんとの仕事の打ち合わせ中にも、ヘビースモーカーのHさんはタバコを吸い続けていましたが、Hさんのタバコの煙は意外にも気にならず、それどころかHさんはタバコを止めることも、禁煙に挑戦することにさえ怯えている可哀相な友人と思える程の余裕が私にはありました。

昨日はHさんと会った時間以外は自宅での仕事に時間を費やしましたから、見事にタバコは1本も吸わず、タバコを欲しいとさえ思いませんでした。

そして今日は禁煙治療6日目、禁煙してから2回目の朝を迎えました。
朝目覚めて、一番に思ったことは・・・
夜中に目を覚まさなくなったこと。

禁煙治療を始めるまでは、夜中に必ず1回、酷い晩は2回以上も目が覚めることがありました。
以前にも書いたと思いますが、目が覚めて寝られなくなるのではなくて、ただ単に目が覚める。
そして自然にタバコに手が伸びて、タバコを吸うのが日課でした。

今から考えると、ニコチン切れで目が覚めていたのでしょう。
それ以外には考えられません。
何故なら、目が覚めてタバコを吸うとそれで落ち着いて直ぐにまた眠りにおちるからです。

そんな毎日、毎晩を送っていたのにここ数日、禁煙補助薬 “チャンピックス” を服用してからは夜中に目が覚めることがなくなりました。

その分熟睡した感じがして、朝の目覚めも良くなりました。
体調が良くなった気もして、昼に眠たくなるようなこともありません。
いいことずくめ?

タバコを吸わなくなったから夜中に目が覚めないのか、禁煙補助薬 “チャンピックス” がそのような効果を及ぼしたのか・・・

勿論、どちらにしても身体にとってはいいことです。

朝、そんなことを思いながら目を覚まし、いつものように顔を洗って身支度を整えます。
今日は昨日とは違って、朝から外出です。

身支度を済ませて、“チャンピックス” を服用するために簡単な朝食を取ります。
時間があるので、TVをつけて朝のニュース番組にチャンネルを合わせると、ニュースを一段落させて情報コーナーへと番組は進行しています。
今日の朝の情報コーナーは・・・

禁煙グッズです。
何とタイムリーな情報コーナーでしょう。
朝食の手を止めて、番組に集中することにします。

最近の禁煙グッズベスト3の発表です。

第3位は・・・禁煙草。
何ですかコレは・・・TVに釘付け。
韓国で作られた医薬部外品。
成分にニコチンは含まれないけれど、味はタバコに似ている。
なんと 「杜仲の葉」 で出来てるということです。
タバコのように吸って、吸いながらニコチンをカットする。
なるほどです。
味はレギュラーとメンソール・・・
s_nosmoqreg3.jpg s_nosmoqment3.jpg

いろんな物があるものです・・・
でもこれで禁煙出来れば有り難いですが、多分無理なような気がします。
試してはいませんが、ニコチン中毒を緩和する成分がないとやはり精神的にきつい禁煙になりそうです。
値段は・・・110本で9800円(税別)携帯用ケース付き
税込で10290円、1本当たり93円。
結構な値段です。
コストパフォーマンスを考えると???です。

以下 ●●禁煙グッズⅡ●● は75に続く


2010.9.26 日曜日

禁煙73

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:16:47

●●心境を語るⅡ●● 

待ち合わせの駅前ドトールコーヒーの喫煙席で元愛煙家仲間のHさんと対面したN氏ですが、Hさんからは今年一番驚いた、驚愕ニュースNo.1だとか、笑い方が気持ち悪いだのさんざんな言われようです。
しかし、愛煙家仲間を一人失った憐れなヘビースモーカーの心中は察するものがあります。

「世の中の流れに逆らうか・・・」

「そうだよ。一昔前なら鼻で笑っていられたけれど、Hさんも徐々に身に迫ってきている危険を感じないかい?」

「身の危険か・・・そうだな、時々・・・」

「やっぱり、Hさんもそう感じる?」

「ああ・・・いつか、タバコを吸っているところを見つかったら逮捕なんてことになりそうだ」

「そうだよね、あの路上喫煙の罰金だってやり過ぎだし」

「勿論、人通りの多い場所での歩きタバコは如何なものかと思うけれど、それを罰金だなんて・・・恐い、恐い」

「まさに、世の中の流れ、戦争に突入する時もこんな感じだったのかなーって思ったりもした」

「そうやな、日本人は他人の意見に流されやすいから・・・それと報道統制?」

「そう、特にそれが少しでも自分にとって利益になることならば、今まで黙っていたことが嘘のように大きな声を張り上げる」

「ノンスモーカー達の溜まっていた鬱憤が爆発したんかな?」

「ああ、それと今のECOブームも禁煙運動に拍車をかけているんじゃないの」

「ECO、ECOって何でもECOだからな、タバコも地球環境を破壊する有害物質と見なされたわけやな」

「地球環境よりも、もっと身近な人そのものに対する有害物質と地方行政や国が認めたんだよ」

「そうだよな・・・だから罰金、禁煙治療も保険適用か・・・」

「そういうことです」

「それで、Nさんがしている禁煙は館ひろしがCMでやってるあの禁煙方法なの?」

「そうです・・・ニャー」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「突っ込んでくれないんだ・・・」

「猫ひろしって?」

「ええ・・・」

「やっぱり、禁煙してNさん変わったよ」

「えっ? そうかな?」

「ああ、今までそんなボケをするNさんは見たことがない・・・」

「いつもと変わらないけれど・・・」

「禁煙治療による、副作用じゃないの?」

「禁煙治療による副作用で変なボケをする・・・禁煙治療薬にそんな副作用報告はなかったけれど・・・」

「ホントに?」

「間違いありません」

「それで、その治療は上手くいってるの?」

「お陰さまで、ビックリするほどの効き目です」

「て言うことは、楽して禁煙出来てる?」

「その通りです」

「そ、そうなんだ・・・」

「Hさんも興味持ってきました?」

「ま、まあ・・・いや、Nさんが本当に禁煙に成功したら詳細を聞くことにするわ」

「そうですか、じゃあその時が来るように祈っていてください」

「そうだね・・・」

「それじゃあ、仕事の話に入りましょう」

「ああ」

やっぱり、ヘビースモーカーであればあるほど、禁煙治療に興味を持っていることがHさんの言葉の端々からも伺えます。
タバコは止めてみたいけれど、止め方が分らない。
タバコは止めたいけれど、苦しむのはイヤ。
禁煙したけれど、禁煙に失敗するのは、死ぬほど恥ずかしいから絶対にイヤ。
そんなところでしょう。

以下 ●●禁煙治療6日目●● は74に続く


2010.9.25 土曜日

禁煙72

医療・介護のよもやま話 — admin @ 14:24:15

●●心境を語る●● 

禁煙治療5日目の今日は、どこにも出掛けず、外界からの刺激を受けないような生活をするつもりでしたが、仕事であればしょうがありません。
まさか、禁煙の為に仕事をしないわけにもいきません。
昔、禁煙パイポのコマーシャルで、一人の男性俳優は “私はコレで禁煙しました” と禁煙パイポを見せて言い、別の男性俳優は “私はコレで会社辞めました” と言って禁煙パイポと同じ長さの小指を立てて見せるシーンがありました。
何故か、そんな昔のコマーシャルの映像が頭の中に現れ、今日の仕事を断れば “私は禁煙で仕事辞めました” になるところだったと苦笑いです。
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映像として頭の中に現れた禁煙パイポは現在でもしっかり販売中のようですが、今でもたくさん売れているのでしょうか?
でも、この禁煙パイポが発売されたのが1984年ですから、今から25年以上前から禁煙は世の中の懸案事項だったということか・・・

さて、禁煙パイポ同様、禁煙で仕事も仕事仲間も失いたくないので待ち合わせ場所に向かうことにします。
でも、待ち合わせ場所をいつもの喫茶店 (まるで映画に出て来るアヘン窟のように煙が店内に充満していて薄暗い)から、駅前のドトールコーヒーに変えられただけでもよしとします。

駅前のドトールコーヒーの2階は駅前では意外に少ない喫煙可の場所です。
階下の1階はガランとしていても、2階はいつも満席です。
他のコーヒーショップはガランと空席が目立っても、ドトールコーヒーの2階、喫煙席にお客の切れ目はありません。

1階のカウンターでアイスコーヒーを買って、Hさんが居るだろう2階に上がります。
ドトールに来るたびに、タバコの煙は上へ上へと昇ることがよく理解出来ます。
1階はコーヒーのいい匂いがするのに、階段を上るごとに、いろんなタバコの匂いが混じった微妙な空気の匂いがしてきます。
流石に換気には気を付けているのでしょう、アヘン窟のように煙が充満していることはありませんが、この微妙な空気の匂いの元は、多分換気ではなく空調機器に染み付いてしまったニコチンのヤニが原因でしょう。
フィルターを丁寧に掃除するか、フィルターを取り変えれば少しはこの嫌な匂いもしなくなるのになどと思いながら2階を見渡すと、2人掛けの席にデンと座って、タバコを口に咥えたまま手を振っているHさんを発見しました。

「お待たせしましたか?」

「いや、まだ1本目」

タバコを吸う人は、時間の単位をタバコで表すことがよくあります。
人によって微妙に違いますが、ほとんどの人がタバコ1本を5分換算にしています。
1タバコ本時間=5分 ということです。

「そう、じゃあまだ来たばかりということだね」

「ああ、まあ煙たいかもしれないけれど座ってよ」

「そうさせて頂きます」
早速、Hさんの言葉責めが始まりました。

「どうしたの?」

「何が?」

「何がって・・・体調でも悪くしたの?」

「い、イヤ別に・・・」

「健康診断で悪い病気が見つかったとか」

「そうではありません」

「余命何カ月と宣告されたの?」

「そんなに、私を殺したい?」

「裏切り者は死に値する」

「裏切り者か・・・」

「あんなに、禁煙する人間を馬鹿にしていたNさんが禁煙中だなんて・・・」

「世の流れに逆らって生きてもしょうがないだろ」

「そ、そんな言葉を口に出す人とは思ってなかった・・・」

「どう? ビックリした?」

「ああ、ビックリなんてもんじゃないよ。 今年、一番驚いた、驚愕ニュースNo.1だよ」

「エへへへ」

「そんな笑いをするNさんも気味が悪い」

「失礼しました」

以下 ●●心境を語るⅡ●● は73に続く


2010.9.24 金曜日

禁煙71

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:42:35

●●禁煙治療5日目Ⅳ●● 

禁煙治療5日目、タバコから完全に離れると決めた日です。
こんな日は、大事をとって誰とも会わず、家でじっとしているのが得策です。

幸いなことに今日は仕事で外に出掛ける用事も、人と会う約束もありません。
そんな折に、掛かってきた電話の主は仕事仲間のHさん。
間が悪いことに、明日会う約束を今日に変更したいと言い出します。
そしてこのHさんは、超のつくヘビースモーカー。
更に今の時代に愛煙家を貫くと杯を共にした仲間でもありました。
愛煙家を放棄して禁煙を始めたと・・・
そんなことを言って、今日の申し出を断ればHさんとの関係の悪化は避けられません。
でも、嘘を言ってもしょうがありません。
正直に話はしますが、それに対するHさんの反応には戦々恐々といったところ。
どうしたものか・・・

「図星というか・・・」

「というか?・・・なんやその続きもあるんや?」

「別に隠していたわけじゃあ・り・め・せ・ん」

「ありめせんって・・・噛んでるよ・・・ありませんやろ」

「は、はい・・・ありません」

「大体噛むところが怪しいやん」

「別に怪しいわけじゃないし・・・」

「じゃあ、どうする?」

「どうするって?」

「明日の約束の変更のこと」

「あ、ああ・・・」

「今日に変更してもいいよね」

「う、うん・・・」

「そうじゃあ、何時にする? 午後でいいよね? 15時くらいに場所はいつもの喫茶店で」

「い、いつものき、喫茶店?」

「ああ、何か不都合でもある?」

「い、いや・・・」
いつもの喫茶店は、時代に敢えてついて行かない前時代的な由緒正しき喫茶店です。
店内はタバコの煙で何十年間も燻されて、木調の壁はきれいにワックスがけをしたようにヤニで磨きが掛かっています。
店内の換気は悪く、いつも視界は白く濁って見えます。
そんな日本タバコ産業(JT)推奨喫茶店、愛煙家の牙城に潜入するのだけは避けたいところです。

「じゃあ、15時にいつもの場所で」

「ちょ、ちょっと待ってくえない」

「待って食えないって、何を食うの?」

「いや、噛んだだけ・・・」

「今日はよく噛まれることで」

「まあ、ちょっと調子悪いだけだよ・・・場所だけれど・・・15時にいつもの喫茶店は少し厳しいかもしれない」

「そうか・・・じゃあ、駅前のドトールは?」

Hさんは、あくまでタバコの吸える店を指定したいようです。
でも、ドトールならば、換気の面だけはいつもの喫茶店よりマシです。
タバコの匂いは染み付いていますが、一応視界は透明で目の前のものが何だかは分かります。

「了解しました。15時に駅前のドトールに変更、承りました」

「じゃあヨロシク」

「はい」

「会った時に詳しく話は聞かせて貰います」

「えっ? な、なにを?」

「心境の変化に決まってるやん」

「し、心境の変化ですか・・・」

「そう、タバコから離れることを決めたNさんの心の内を覗かせて貰います」

「は・は・は・・・・」

以下 ●●心境を語る●● は72に続く


2010.9.23 木曜日

禁煙70

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:23:19

●●禁煙治療5日目Ⅲ●● 

禁煙治療5日目は、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲む為に朝食を食べるかどうか悩むことで始まりましたが、そんな気苦労が嘘のように身体には何の変化もなく、普段と変わらない時間が過ぎています。
禁煙治療2日目に感じたようなタバコを持っていないことに対する不安感は今のところありません。
当然のことながら、タバコを吸いたいという気持ちも起こっていません。
なんとか、禁煙成功に向けて大切な日となるであろう、今日、禁煙治療5日目を過ごすことが出来そうな気がしてきました。

今日は仕事で出掛けることもなく、書類整理&作成を快調なペースで進めていると、携帯電話が鳴ります。
着信表示を見ると、仕事仲間のHさんからです。

「もしもしNさん、Hでーす」
おっと、いつもと同じくテンションが高いHさんです。

「Hさん、どうしました?」

「明日予定している打ち合わせ、今日に変更出来ない?」

「今日ですか・・・」

「今日は予定で一杯なの?」

「予定で一杯というわけじゃないけれど・・・」

「どうしたの?」

実はこのHさん、超のつくヘビースモーカーです。
今日、会うのを一番避けたい相手です。

「どうしようかなあ・・・」

「何?なんだか気乗りのしない返事やん」

「そんなこともあるけれど・・・」

「なに? そんなこともあるってことは、気乗りしないということやん」

「ありゃりゃ・・・分かってしまった?」

「なになに、どういうこと?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「ええーい、じれったい。はよー言い」

「じ、実は・・・」

実は、Hさんには禁煙を始めたことを言っていません。
お互いヘビースモーカーであることを通して仲良くなったのに・・・
このままでは、仲間を一人失うことになるかもしれません。
でも、ここは正直に打ち明けるしかないでしょう。

「実は何?」

「実は禁煙を始めまして・・・」

「き、禁煙?」

「ええ、その禁煙です」

「禁酒じゃなくて、禁煙?」

「ええ、禁煙です」

「禁煙って・・・煙を禁ずると書く禁煙のこと?」

「はい、煙を絶っています」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「Hさん?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「もしもし、Hさん。 大丈夫? 聞いてる?」

「大丈夫はこっちの言葉やと思うんやけど」

「そう?」

「なるほど、禁煙を始めたから僕とは会いたくないんだ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「どうや、図星やろ」

以下 ●●禁煙治療5日目Ⅳ●● は71に続く


2010.9.22 水曜日

禁煙69

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:49:39

●●禁煙治療5日目Ⅱ●● 

禁煙治療5日目は、昨夜の暴飲暴食がたたり、胃がパンパンに張ったままの状態で目が覚めましたが、朝食後に服用しなければいけない “チャンピックス” をまだ飲んでいません。

①胃はパンパンだけれど、改めて何か食べてから “チャンピックス” を飲む。
②胃に昨夜食べた物が入った状態なので、朝食は食べたとみなし、改めて朝食は取らずに “チャンピックス” を飲む。
③胃が落ち着くのを待って、昼食後に “チャンピックス” を飲む。
④今日の朝は “チャンピックス” を飲まない。

さて、この選択肢から何を選ぶか・・・

④は、本末転倒である。
③では朝夕2回が、昼夕2回になってしまう・・・
①では、これ以上食べたら胃が変になりそうです。別の意味で身体に悪い・・・

この場合は②が良さそうです。
結論は以下のとおり。
胃に物が入っていない状態での “チャンピックス” 服用はよくないと考えられる。
しかし、今の胃の状態は、昨夜食べたものが消化できずにまだ胃に残っている。
従って、朝、食事をしたと同じとみなす。
以上。

さて、そう決めたら、さっさと “チャンピックス” を飲んで仕事を始めることにします。
朝食を取らずに “チャンピックス” を服用して、何か問題や不都合が起こっても?・・・この場合は、身体に変化や異変が起こっても?・・・今日の仕事は自宅でするつもりなので対応も出来るでしょう。

台所で “チャンピックス” だけ服用!

さて、仕事です。
今日は溜まっている書類の整理をしなければいけません。
書類の整理に書類作成・・・
書類の整理もしていないのに、新しい書類の作成?
何だか矛盾しているけれど、やってしまわないと溜まる一方です。

タバコを吸わないから、パソコンを打つ手も順調です。
今までならば、パソコンを打ちながらタバコを吸っていたので、その間は休憩若しくは片手打ち。
必然的に仕事の速度は遅くなります。

そうか、タバコを吸わないと、こんな効果もあったわけです。
仕事の能率アップ!

今までいろんな仕事をしてきて、それなりに結果を残してきたと思っていましたが、もしタバコを吸っていなければ、もっと効率よく、もっといい結果を残せたのではないかと思えてきましたが・・・今となっては後の祭り。

タバコを吸っていなければ、もっと効率的にいい仕事が出来たかもしれませんが、過去を振り返ってもしょうがありません。
若い頃は、その分、体力があったわけですから・・・多少効率が悪くても、寝る時間を削ればいいだけの話。
年齢を重ねて、体力が無くなってきた今だからこそ、仕事の効率が上がることは非常にいい傾向です。

タバコを吸わずに仕事をするということは、身体にとって非常にいいことである気がしてきました。
椅子に座りぱなしで、タバコの煙に燻される。

タダでさえ、頭の中では酸素が必要なのに、タバコを吸って大切な酸素の無駄遣い・・・

桜のチップの煙ならば、いい燻製も出来ますが、タバコの煙では嫌な匂いが服につくだけです。

服についたタバコの煙と言えば・・・2~3年前に、電車に乗った時の出来ごとを思い出しました。
疲れていたので空いていた座席に座ろうとしたところ、その2人掛けの座席の窓側に座っている老女が走り書きしたメモを通路に向けています。
そのメモには・・・
“私はタバコアレルギーです。タバコを吸われる方は隣に座らないでください”
その時は、なんて勝手な言い分かと思ったものですが、服についたタバコの匂いや髪の毛についた匂いでも敏感に反応してしまうのでしょう・・・
疲れていましたが、席に座るのは諦めてドアにもたれ掛かって体力の回復を試みました。
そんなことを、今、ふと思い出しました。

今ならば、あの座席にも座れます。
やっぱり、今までの人生でタバコで損をしたことは多いにありかな・・・

以下 ●●禁煙治療5日目Ⅲ●● は70に続く


2010.9.21 火曜日

禁煙68

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:17:42

●●禁煙治療5日目●● 

禁煙治療5日目は、昨夜の暴飲暴食がたたり、胃がパンパンに張ったままの状態で目が覚めました。
禁煙治療3日目、4日目、5日目と、朝、目が覚めてもタバコを探すことがなくなっています。

喫煙をしていた頃は、朝起きると口の中がネチャネチャした感じでしたが、禁煙治療の日数が伸びるに従いそのネチャネチャした感覚も薄れてきました。
口腔内のこの感覚は、前日に吸ったタバコの本数に比例するのかもしれません。

昨日、禁煙治療4日目は、朝、残っていた2本を吸ってからは、タバコを吸っていません。
勿論、夜、居酒屋では受動喫煙で大量の副流煙を体内に取り込んでいたに違いありませんが、自らタバコを咥えてタバコの煙を体内に取り込むことはしていませんから、最後にタバコを吸ってから24時間が経過したことになります。
この時間がどんどん長く伸びていくことを願います。

リビングのテーブルに目を落とすといつもの光景と何かが違います。
なんだろう?
何だか、テーブルの上が殺風景です。
そうです。
灰皿とライターがテーブルの上に無いのです。
ただそれだけのことですが、普段と違う光景に見えてしまいます。
早くこの光景が普通になることが禁煙成功への道なのでしょう。

禁煙治療2日目に、タバコを持っていない不安感に負けてタバコを一箱買ってしまいましたが、今日はそんなことがないようにしなければいけません。
タバコを見ても、タバコの匂いを嗅いでも、多分タバコを買おうとは思わないでしょうが、念には念を入れて今日1日はタバコに関連する人、物、場所に近ずくことを止めておこうと思います。

今日1日を乗り切れば、この禁煙治療が成功するような気がします。

今日1日が、禁煙が成功するか失敗するかの分岐点の1日になるような気もします。

本来ならば禁煙に入るまで、まだ今日を入れても3日の猶予がありますが、何故か失敗は許されないという気持ちが湧き上がってきます。
何故かは解らないけれど、そんな気持ちです。
昨晩、禁煙治療参加希望者の2人に大見えを切ったことも影響しているかもしれません。

あれだけ大見えを切ったら、禁煙を成功させるしかありません。
有言実行?

有言実行と言えるかは少々疑問が残りますが、あの2人に会ったことは禁煙治療をする上で大いに役立ったと言えます。
禁煙治療の診察でも、私は禁煙していますと多くの人に言うことが禁煙成功の道だなんて担当医師は言っていましたが、まんざらでもありません。
その意見を聞いた時は、そう他人に禁煙してますって言うのも何だかカッコ悪いなと思っていましたが、これはありかもしれません。

他人に禁煙していますという行動が、タバコを吸いたい、吸おうかなという思いを断ち切らせることになるかもしれません。
他人の目を気にする人ほど、効果があるかもしれません。

あの人に、あれだけカッコいいこと言ってしまったから・・・
もうタバコは吸えない。
禁煙も出来ない駄目人間扱いされたくもないし・・・

他人の目が気になる私にとっては、最適な方法かもしれません。

それにしても変われば変わるものです。
つい6日前までは、何があってもタバコは止めない。
肺ガンになろうとも、タバコは吸い続けてやるなんて言っていたのに・・・
事実、風邪をひいて咳が出て、喉がどんなに痛くてもタバコを吸っていた人間が、禁煙補助薬 “チャンピックス” を服用するだけでこんなに変わってしまうとは・・・

でも、そんなことを言っていたのも、実は禁煙を成功させる自信が無かったからです。

禁煙を続ける意思の強さが無かったからです。

でも、今の私には禁煙の特効薬があります。
これならば、私でも禁煙に成功しそうです。

楽して禁煙!
意思が弱くても大丈夫。

それが今の禁煙治療です。

以下 ●●禁煙治療5日目Ⅱ●● は69に続く


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