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医療・介護のよもやま話

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2010.9.20 月曜日

禁煙67

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:20:33

●●決起集会の翌日●● 

禁煙治療4日目、日曜日の夜は禁煙治療受診希望者になったヘビースモーカー2人組と深酒をしてしまいました。
家に帰ったのは深夜0:00を回っていましたから、かれこれ5時間は居酒屋で盛り上がっていたことになります。
禁煙の話で盛り上がっていた為か、飲んだお酒の量の割には二日酔いはしていません。
喋りまくって、カロリー消費もしたし、アルコール分解速度も速くなったのでしょうか・・・

もともとあまり二日酔いをする性質ではありませんが、それでも自分のアルコール分解能力の限度を超える量のアルコールを摂取すれば、軽い頭痛や倦怠感から逃れることは出来ません。

今朝は身体に少しの倦怠感は残っていますが、頭は冴えています。
昨晩のことを思い出してみると・・・

2人に禁煙治療について、あれやこれやと教えたあと、2人から授業料代わりに1杯ずつ生中をご馳走になって・・・
後は、飲めや食えや・・・飲めや食えや・・・
居酒屋だから、飲めや歌えやではありません。
あくまで、飲んで、食べて、語らう・・・

それにしても、翌朝なのにまだ胃がパンパンに張っています。
消化しきれなかった食べ物が胃に詰まっている感じがしています。
今、もし胃を半分に切ったら、その断面はイカ飯のようになっていることでしょう。

昨晩は自宅に戻って、倒れるようにベッドで寝てしまいました。
ベッドのそばにある椅子に脱ぎ捨てられた服をかき集めると、服にはタバコの匂いが染みついています。
昔はこの匂いに囲まれて生活していたのに・・・
今やこの匂いが異臭に感じられます。

集めた服を洗濯機に放り込んでから、顔を洗います。
鏡に映った自分の顔は、普段の顔を一回り大きくしたように浮腫んでいます。
特に目元が酷いことになっています。
お酒を飲み過ぎた翌朝は、この顔を見ると反省させられます。

顔を洗い終えて、浮腫んだ顔をピシャリ、ピシャリと両手で叩いて気合を入れてからリビングに戻ります。
リビングのテーブルの上には、禁煙補助薬 “チャンピックス” スタート用パックが置いてあります。
昨晩、居酒屋に持って行って、2人に見せたあとに1錠飲んで持ち帰ったものです。

昨晩 “チャンピックス” を服用する時に思った疑問は・・・
食後に服用することは理解しているけれど、お酒を飲みながらエンドレスで食べ物をつまんでいる時は、何時服用すればいいのか?

やはり、飲み食い終了後がいいのでしょうか?

また、通常の薬はお酒を飲みながら服用するなと言われますが “チャンピックス” はどうなのでしょうか?

勿論、出来る事なら食事は食事としてきちんとして、薬は食後に服用するのがベストでしょうし、お酒も控えるのがいいと思うのですが・・・
今度、きちんと担当医師に聞いて、確認することにします。

更につまらない疑問ですが・・・
今日も朝晩食後に1錠ずつ服用しなければいけませんが、今朝は昨晩の食べ物が胃にパンパンに残っています。
朝食を摂ったら “チャンピックス” を飲む水さえ胃に入りそうにありません。
こういう場合はどうなのか?
これも、次の診察で確認してみることにしましょう。
あくまで食後に拘るのか?
それとも、体調を見て、自分の判断で構わないのか?

しかし、暴飲暴食は止めてください。
“チャンピックス” の服用方法の問題ではありません。
お酒の飲みかたの問題ですと言われるに違いありません・・・

昨晩の暴飲暴食のことはさて置き、居酒屋であれだけタバコの煙に囲まれ、タバコの煙で燻されていたにも拘らず、タバコを吸いたいと一切思わなかったことは凄いことだと思います。

そして、酒場で手持無沙汰感を感じずに過ごすことも出来ました。

このまま、禁煙治療は何事もなく進んでいくのか?
そして、見事禁煙は成功するのか・・・

以下 ●●禁煙治療5日目●● は68に続く


2010.9.19 日曜日

禁煙66

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:55:01

●●居酒屋での決起集会●● 

禁煙中のN氏の前でもタバコを吸い続けるヘビースモーカー2人組も、禁煙補助薬 “チャンピックス” を服用する禁煙治療を受診する気持ちを固めたようです。

「じゃあ、明日からでも早速医療機関を探してみてください」

「そうしてみるよ」
「もうここまで来たら、後戻りも出来ないしね・・・」

「そうなんです。 私も禁煙治療に行くまでは本当に禁煙出来るのかなあと思っていました。 でも薬を服用し始めたら、禁煙に成功しなければいけないって義務感みたいなものを感じています」

「義務感ですか?」
「使命感じゃなくて、義務感なの?」

「そうです、そうです。 使命感じゃなくて義務感。 タバコを止めるのが義務の様な気がしてきました」

「義務ねえ・・・」
「どうしてそこまで、あのヘビースモーカーが変わってしまったのか・・・」

「全ては気持ちの持ち方ですね」

「気持ちの持ち方ですか・・・」
「結局、禁煙は気持ちの問題、精神論なんだよな」

「確かにそうかもしれません」

「喫煙者は皆、心の病気だよね」
「そうそう、喫煙者にとってのタバコは、心に傷を負った我々が唯一心を許せる親友、彼女、家族みたいなものです」

「タバコは心の傷を癒す、唯一のものとは・・・これまたメランコリックな発言を・・・」

「でも、明日から頑張って禁煙治療の方向に進んでみようと思います」
「なんだか、誰でも禁煙出来そうな気がしてきた・・・」

「ええ、多分、こんなに禁煙って簡単だったのと思われる様な気がします」

「そうだといいけれど・・・」
「Nさんがこんなに変われるのだから、大丈夫な気がする」

「そうですよ、私でも変われるのです」

「でも、まだ禁煙始めたばかりだし・・・」
「失敗するかもしれないということも考えられる」

「自分で言うのもなんですけれど、この禁煙は成功すると思います」

「凄い、断言した」
「どうしてそこまで言い切れるのか・・・」

「それは、頭の中の変化、身体の変化を感じるからです」

「頭の中と身体の変化か・・・」
「それだけの変化を感じさせるその薬はやっぱり凄いってことですね」

「そのとおりです」

「本当に、私もその薬を試してみたくなりました」
「人体実験に私も参加してみよう・・・」

「お2人とも、禁煙補助薬を使った禁煙を是非試してみてください」

「そうさせて頂きます」
「なんだかNさん、その薬の営業マンみたいですよ」

「自分でもそんな気がしてきました」

「宣伝量貰ったらいいのに」
「物が薬だけに、それも出来ないか?」

「ハハハ」

「じゃあ、明日から禁煙の行動を起こすことにして、改めて乾杯といきましょう」
「そうそう、今日は飲むぞ」

「そうしましょう」

「Nさん、次の一杯は私が奢らせて頂きます」
「その次は私が奢りましょう」

「お言葉に甘えて頂戴します」

「カンパーイ」 「乾杯」 「乾杯」

以下 ●●決起集会の翌日●● は67に続く


2010.9.18 土曜日

禁煙65

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:04:09

●●禁煙治療の話で盛り上がる12●● 

今後はますますタバコに対する気持ちが変化していくような気がすると、ヘビースモーカー2人に宣言したN氏に対して何も言うことが出来ない2人組。

「禁煙外来に行ってみようと思えましたか?」

「Nさんを見ていると、自信を持って禁煙出来そうです」
「どうして、そうなってしまったのか・・・」

「そうなんです。どうしてこうなってしまったのかが私自身も不思議なんです」

「あんなに、タバコ吸っていたのに・・・」
「居酒屋で酒を飲むより、食べるよりもタバコを吸っていたのに・・・」

「本当にそう思います。今日は家の中にある灰皿とライターも処分しました」

「そこまで行けば、もう完全に禁煙を成功させる気満々ですね」
「ノンスモーカーへの道まっしぐら」

「そう願ってますが、でもなんとなく上手くいきそうな気がしています」

「その自信というか根拠は何ですか?」
「禁煙という言葉を言うだけなら、何度も言ってきたけれど、今まで成功しなかったからなあ・・・」

「やっぱり、この薬のせいですね・・・」

そう言って、N氏は禁煙補助薬 “チャンピックス” スタート用パックを手に取って2人の視線の高さまで持ち上げます。

「その薬か・・・」
「ポパイのホウレン草みたいなもの?」

「ポパイのホウレン草? そうかも知れません。 でもそれ以上の効き目があるかも・・・」

「極上の薬なのかな?」
「一度飲んだら止められない。 一種の麻薬?」

「その意見には賛成出来ます。 今は薬のせいで・・・薬のおかげでタバコを吸うことがどうでもよくなっていますが、薬を飲まなくなった時に、薬に依存している自分がいるのではないかと不安になります」

「ニコチンの後は、禁煙補助薬依存症?」
「それが、製薬会社の目的だったりして・・・」

「まあ、そんなことはないと思いますが、気持ちの問題で・・・薬が無いからタバコを吸ってしまったとならないようにしたいと思っています」

「なるほどね・・・」
「一度知ってしまった禁断の果実の味は忘れられないからね・・・」

「そういうことです」

「我々も甘い禁断の果実の味を、そろそろ忘れないといけません」
「金がかかって、身体にも悪い、周囲の人からも嫌われる禁断の果実の味・・・忘れられるかな・・・」

「この治療は、試す価値があると思います」

「そうですよね」
「今まで何回も禁煙に失敗したんだから、失敗してもいいかぐらいの気持ちで挑戦すればいいわけだ・・・」

「そう思います」

「それで上手く行けば恩の字」
「恩の字どころか、瓢箪から駒・・・」

「瓢箪から駒というよりも、振れば思いが叶う打ち出の小槌かもしれません」

「飲めば禁煙できる、打ち出の小槌ならぬ禁煙補助薬 “チャンピックス” 様ですか・・・」
「魔法の薬、科学の進歩の証ってわけですね」

「仰るとおりです」

「早速、明日にでも禁煙外来をしている医療機関を探してみるよ」
「あの駅前のクリニックが禁煙外来をしているって聞いたことあるぞ」

「お2人の禁煙外来に行ってみようという気持ちが伝わってきました」

「ええ、頑張って行ってみます」
「挑戦あるのみかな・・・」

以下 ●●居酒屋での決起集会●● は66に続く


2010.9.17 金曜日

禁煙64

●●禁煙治療の話で盛り上がる11●● 

禁煙治療4日目にして、禁煙を本格的に始めたN氏ですが、N氏の周囲をヘビースモーカーの2人が取り囲んでいます。
狭い居酒屋のカウンターでは、2人の吸うタバコの煙から逃れられることは不可能ですが、N氏の反応は如何なものか?

「じゃあ、禁煙中のNさんには悪いけれど、タバコ吸わせて頂きます」
「もお我慢出来ない・・・」

「どうぞ、禁煙しているのは私ですから、皆さんは普段どおりにしてください」

「でも、禁煙中なのに居酒屋に来るとはなかなかのことですね」
「恐いもの知らず?」

「私の考えでは、お酒とタバコに相関関係はなしだと思っています」

「Nさんの考えだと、お酒を飲んでもタバコは吸いたくならないということですか?」
「ハードボイルドの世界じゃ、酒とタバコはつきものだけれど・・・」

「それではお聞きしますが、お酒とタバコに相関関係があるとします・・・一般的にはお酒を飲むとタバコを吸いたくなるということですが・・・逆はありますか?」

「逆?」 「逆って何のこと?」

「お酒とタバコに相関関係があるとするならばの逆です」

「つまり、逆とは・・・タバコを吸うとお酒を飲みたくなるかということですか」
「それはない、ない」

「そうですよね、タバコを吸ってもお酒は飲みたくなりません」

「だから、相関関係はないというのですか」
「その説明は、少し強引過ぎないかなあ・・・」

「でも、先日人体実験してみたのですが、やはりタバコとお酒には相関関係はないという結論を自分で確認しました」

「へー、そうなんだ」 
「実験済なら文句も言えない・・・」

「ただし、お酒を飲んでいる時に、他人の吸うタバコを見た場合については何とも言えません」

「じゃあ、今日、その答えが出るわけですね」 
「じゃあ、思い切って吸わせて頂きます」

「そうしてください。 その方がより正確な答えが自分でも出せます」

「予想はどうですか?」 
「予想はよそう・・・なんちゃって」

「予想は・・・予想ですと他人のタバコやタバコの煙も関係ないと考えています」

「強気ですね」 
「一般的な見解とは違うなあ・・・」

「だって、今、皆さんのタバコの煙も気になりませんよ」

「そうか・・・」 
「じゃあ、そっちに煙を吐いてみます」

「そんなことされても、あんまり関係ないと思います」

「君、それは無礼だよ」
「そうでした・・・こういうことするから喫煙者が世の中の端へと追いやられるのでした・・・」

「でも、直接かけられる煙よりも、漂ってくるタバコの煙の匂いのほうがタバコ臭さを感じます」

「へえ、もう、そんな境地なんですね」
「禁煙治療4日目にして、いっぱしのノンスモーカーみたいなことを仰るんですか・・・」

「そういうことです。今後はますますタバコに対する気持ちが変化していくような気がします」

「そんなものですか・・・」
「何も言うことありません・・・」

以下 ●●禁煙治療の話で盛り上がる12●● は65に続く


2010.9.16 木曜日

禁煙63

医療・介護のよもやま話 — admin @ 17:55:18

●●禁煙治療の話で盛り上がるⅩ●● 

禁煙補助薬 “チャンピックス” の効果を2人に話をすると納得の様子です。
でも、これだけでヘビースモーカー2人組が全てを納得するとは到底思えません。

「ところで、1週間はタバコを吸ってもいいわけだろ?」 
「その間は吸い放題・・・」

「でも、禁煙治療をしようとしているんですから、禁煙可能と思ったら8日からでなくても、禁煙日が早くなってもいいわけです」

「もちろんそうだよね」 
「でも7日間の猶予があると思えばいいのか・・・」

「そうです、そうです。 そう思った方がいいと思います」

「そうだよな・・・」 
「今までも、明日から禁煙の明日が決まらないんだよな・・・」

「ですから、自然にタバコが美味しくなくなって、もう吸わなくてもいいやと思えれば幸いです」

「そんな風に1週間の間に思えるのかなあ?」 
「そうだよ・・・全然普段と変わらなかったリして・・・」

「それは、お2人の禁煙に取り組む姿勢次第じゃないですか?」

「そんなせつない、投げやりな言い方をしないでください」
「4日前までは、同じ愛煙家だったじゃないですか・・・」

「そうですが、今や私は立派な禁煙治療中の喫煙反対の旗を掲げる、ノンスモーカーです」

「よく言うよ、今日の朝からのノンスモーカーなのに・・・」
「本当だ・・・まだ12時間、半日も経っていないのに・・・」

「確かにそうですが、この3日間でタバコを1箱吸うのにどれだけ苦労したことか・・・」

「タバコを吸うのに苦労した?」 
「どういうこと?」

「2日目にタバコを持ってないと何だか不安になって1箱買ってしまったのですが、その1箱を吸うのに今日の朝までかかったということです」

「と言うことは、3日で1箱?」 
「1日7本・・・」

「そういうことです。 もう以前のヘビースモーカーではないんです」

「そうなんだ」 
「そんなに薬が効いているんだ」

「ですから、タバコの匂いが身体から消えている気がします」

「ヤニ臭くない?」 
「清潔な香り?」

「そういうことです。今や身も心も綺麗な感じがしています」

「よく言うよ」
「全く、禁煙初心者のくせに・・・」

「確かに禁煙初心者ですが、こんなに上手く禁煙が進むとは思っていませんでした」

「それが本音?」
「自分でもびっくりしているわけだ」

「まさしくそういうことです」

「ところで、禁煙中にそばでタバコ吸われたらどうなる?」
「タバコ吸いたいって思うのかな?」

「いや、多分吸いたいとは思わないです」

「力強く言い切りましたね」
「本当に大丈夫?」

「どうしたんですか?」

「いや、ニコチン切れ・・・タバコ吸ってもいいかな?」
「同じく・・・タバコ吸うよ」

「どうぞ、私のことは気にしないでください。もともと今日はまだタバコを吸ってもいい日ですし、本当に吸いたくなったら吸わせて頂きます」

「じゃあ遠慮なく」
「私も失礼して・・・」

「でも、多分吸いたくならないと思います」

「意思は固い・・・」
「禁煙は強い意思が、成功の素・・・」

「ハハハ」

以下 ●●禁煙治療の話で盛り上がる11●● は64に続く


2010.9.15 水曜日

禁煙62

●●禁煙治療の話で盛り上がるⅨ●● 

禁煙治療を始めて4日目のN氏は、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲み始めてからは4日経つけれど、禁煙を始めたのは今日の朝からだと2人に話します。
この言葉に2人の頭の中が?マークで埋め尽くされていくのが分かります。

1週間はタバコを吸いながら薬を服用出来るなんて、誰も知らないから・・・
でも、これがこの薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” の素晴らしいところです。
まさに楽して、タバコを美味しくないと実感して?勘違いさせて(思い込ませて)タバコを止めさせる高等戦術です。

「どういうことか分からないんだけれど」 
「禁煙治療は4日目で禁煙は今日から?」

「ああ、そのことですか・・・」

「そのことって・・・簡単に言うけれど大切なことですよね」
「禁煙治療と禁煙の開始日が違ってもいいの?」

「そこがこの薬のミソと言うか、この禁煙治療の素晴らしいところだと思います」

「???」 「???」

「2人とも何が何だか分からない顔してますよ」

「禁煙治療を始めるのに、禁煙しなくてもいい・・・」
「タバコを吸いながら、薬を飲むってことですよね」

「そういうことです」

「自然にタバコを吸わなくなるまでは、タバコを吸ってもいいの?」
「タバコを吸いたくないと思わなければ、いつまでもタバコを吸っていいというのも変だよ」

「喫煙については、服用後1週間と期間が設定されています」

「1週間?」
「喫煙しながら薬を服用出来るのが1週間ってこと?」

「そうです。 最初に1週間は喫煙可能としてあって、禁煙を始める日は薬を服用してから8日後と決めるんです」

「なるほど・・・」 「それで禁煙治療の開始日と禁煙を始める日が違うんだ」

「お分かり頂けましたか?」

「ええ」 「謎が解けました」

「そして、この1週間がこの禁煙治療の一番大切な期間だと思います」

「どういうこと?」 「最初良ければ全て良し?」

「この薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲んで喫煙すると感じるんです」

「感じる?」 「感じるって気持ちいいの?」

「気持ちいいんじゃなくて、その逆で気持ち悪いんです」

「気持ち悪い?」 「吐き気?」

「吐き気じゃなくて、感覚の問題です」

「感覚・・・」 「気持ち悪く感じるって・・・何?」

「今まではタバコを美味しく吸っていたのに、今までのタバコの味がしないんです」

「味がしない・・・」 「味覚音痴になるの?」

「この感覚は、禁煙治療を試して貰わないと分からないと思いますが、この薬 “チャンピックス” を飲むとタバコが美味しくなくなることに間違いありません。人それぞれ感じ方は違うと思いますが、間違いなく薬を服用する以前とタバコを吸った感覚が違うんです」

「そうなんだ・・・」 「なるほどね」

「それで、タバコを吸っても吸わなくても同じに思えてきて・・・禁煙・・・タバコを吸わなくなる」

「納得」 「そういうことか・・・」

以下 ●●禁煙治療の話で盛り上がるⅩ●● は63に続く


2010.9.14 火曜日

禁煙61

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:41:32

●●禁煙治療の話で盛り上がるⅧ●● 

禁煙補助薬 “チャンピックス” のスタート用パックを2人に見せると、2人それぞれに感想はさまざまでした。
確かにスタート用パックは上手に作ってあり、見た目も綺麗です。
その機能性を持ち合わせた、スタイリッシュなフォルムは私も認めるところです。

しかしながら2人の感想はというと、薬の量が倍、倍となっていくことに疑問を持ったようです。
当たり前といえば当たり前。
そんな薬はあんまり聞いたことがありません。
薬が効かなくて、量を増やすのは鎮痛剤くらい?
それでも、そんなことは滅多にないことです。
そんな薬の飲みかたをする人は、かなり重症で末期症状?かもしれません。

4日目に倍量、8日目から更に倍量です。
普通の人なら、これが何を意味するのか分かるはずです。
そうです。
この薬には副作用があるかもしれないということです。
だから、徐々に量を増やして様子を見ているのではないかと誰もが思うわけです。
そのことに、この2人は早速気付いてしまったわけです。

「なんだか、徐々に薬に慣れるというよりは、慣らされるような服用するんですね」
「それだけ、強烈な薬ってこと?」

「私の担当医師は・・・そうはいいませんでしたが、調べてみるとそんな感じのようです」

「それでNさんは、何か副作用はあった?」
「そうそう、それを聞かなきゃ」

「大して何もないです」

「そうなんだ」 「いいことなのか、悪いことか・・・」

「いいことと考えています」

「そりゃそうだろ」 「薬に敏感に反応しないってことですよね」

「そういう意味ではそうですが、タバコを吸いたくなくなることには身体も頭の中も敏感に反応していますよ」

「ど、どういう風に?」 「吸いたくなくなるんだ」

「吸いたくなくなるというには語弊があるかもしれませんが、吸っても吸ったという感覚がないから、タバコを吸うことがどうでもよくなるというのが正確な言い方かもしれません」

「吸うことがどうでも良くなって吸わない」 「そっれて理想的じゃない」

「そうなんです。 本当に理想的です。 自ら進んで禁煙している気がしないんです。 なんとなく、吸っても吸わなくても一緒っていう感じなんです」

「いいなあ」 「禁煙治療をする意味があるねえ」

「保険適用でタバコ代と同じ金額で禁煙出来る、これは画期的な薬、禁煙治療法だと思います」

「金額も安くて、効果が高い」 「コストパフォーマンスがいいね」

「そういうことです」

「ところで、禁煙治療に行くと何をしなければいけないの?」 「それも聞いておかなきゃ」

「まずは禁煙治療をしなければいけないか、するほどニコチン中毒かを調べられます。
その灰皿を見る限りでは、お2人は間違いなくニコチン中毒でしょうし、禁煙治療は必要でしょう」

「これは失礼」 「禁煙中の人の前で喫煙はいけませんね」

「ご心配なく、今のところ気になりません・・・話をつづけますね・・・
禁煙治療の必要があると認められれば、いろいろとカウンセリング受けます。
どうして禁煙しようと思ったかとか、今までの禁煙歴とか・・・いろいろなことを聞かれます。
そして禁煙の方法を選んで、禁煙宣言書なるものにサインをします」

「この薬の説明は?」 「どんな薬なのか説明はあるの?」

「禁煙方法を選ぶときに説明はありますが・・・でも、この薬は良く効くと言われたことしか私の記憶には残っていません」

「でも実際に効いているみたいだし・・・」 「禁煙中だよね」

「ええ、実際には禁煙治療中で禁煙自体は今日の朝からですが・・・」

「???」 「・・・」

以下 ●●禁煙治療の話で盛り上がるⅨ●● は62に続く


2010.9.13 月曜日

禁煙60

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:02:40

●●禁煙治療の話で盛り上がるⅦ●● 

禁煙補助薬で禁煙治療をしたかったと話すN氏に2人は食いついてきます。
そうです。
この禁煙補助薬の話を聞きたかったのです。

「どんな薬?」 「それよりも名前だろ」

「その薬の名前は “チャンピックス” と言います」

「チャンピックスね・・・」 「何の意味があるんだろう」

「意味までは分かりません」

「どんな薬か見てみたいものだ」 「薬は見てもしょうがないだろう」

「確かに薬は見ても何の効果もありませんが、持ってきていますから見ますか」

「ええ、お願いします」 「それじゃあ拝見させて頂きます」

「分かりました。お待ちください」

そう言うと、手にしていたセカンドバックの中から “チャンピックス” スタート用パックを取り出します。

「どうぞご覧ください」

080422_02_img02.jpg 注:画像を大きくしたい時は画像をクリックしてください

「おー、三つ折りになってるぞ」 「一日ずつ、飲む薬が分かるようになってる。簡易ピルケースみたいだな」

「ええ、上手く作ってあると思いますし、持ち運びも便利ですし、見た目もなかなかだと思います」 

「3日目までは1錠で、4日目、今日からは2錠になってるぞ」 
「あれ? 1~7日と8日以降の薬の色も違うぞ」

「3日目まではお試し期間で、薬との相性を確認するみたいです」

「薬との相性?」 「なんだか恐い薬のようだな・・・」

「色の違いは薬の量の違いみたいです」

「量まで違うのか・・・」 「大きさは同じ錠剤なのに、中身が違うんだな」

「ええ、8日目からは倍量になるそうです」

「倍量・・・」 「そんなに増えるんだ」

「そうらしいです」

「毎日ビール2本だったのが、ビール4本」 
「200gのステーキが400gのステーキに代わるというのは凄いことだぞ」

「そう考えると、倍量って凄いですよね」

「そうだよ」 「そうだろ」

「全く、お2人の言うとおりです」

これは、お2人の考えに賛同です。
一口に倍量といいますが、食べ物に例えれば恐ろしい量の違いです。
そんなに急激に量を増やしても大丈夫なのでしょうか?
昨日までは0.5mgを1日1錠、今日からは0.5mgを1日2錠、8日目からは1mgを1日2錠・・・

しかし、今のところ何の副作用も起こっていませんから、私については大丈夫でしょう。
でも・・・この2人がどうかは分かりません・・・

以下 ●●禁煙治療の話で盛り上がるⅧ●● は61に続く


2010.9.12 日曜日

禁煙59

医療・介護のよもやま話 — admin @ 15:11:18

●●禁煙治療の話で盛り上がるⅥ●● 

ビールを飲みながら、N氏は禁煙治療希望の居酒屋の常連2人に禁煙治療の流れを説明します。
まずは、禁煙外来をしている医療機関を探すこと。
探し方が分からなければ、禁煙補助薬を販売している製薬会社が運営しているサイトの医療機関検索を利用することを勧めました。
そんなこんなで、禁煙に向けての一歩を踏み出すことの必要性を3人で共有したところです。

「それで禁煙治療って何をどうしたらいいの?」
「それが聞きたい」

「医療機関を決めたら、一度電話をしてみるのがいいと思います」

「どうして?」 「何かあるの?」

「禁煙外来をしている医療機関の中には、予約制にしているところもあると聞きます」

「何だか敷居が高いなあ・・・」 
「勿体ぶってるのかなあ・・・」

「まあ、敷居が高いとか勿体ぶっているとかじゃなくて、医療機関側もいろいろと手配があるんじゃないでしょうか」

「手配?」 「どんなことを?」

「そうですね・・・例えば、呼吸器が専門の医師が禁煙外来を担当しているというような場合も考えられます」

「そういうことか」 「なるほどね」

「まずは、電話連絡してみてくださいね」

「ああ」 「そうですね」

「多分難しいことは何も言われずに、いつでもお越しくださいって言ってくれると思います」

「そうだといいな」 「そう願いたいものです」

「禁煙外来に行く日が決まったら、ご家族にも宣言するといいですよ」

「そうなの?」 「何だか照れ臭いな」

「どうせ、禁煙宣言書なるものにサインをさせられますし、家族の誰かにサインをして貰うことになりますから」

「へえ、そうなんだ」 「後戻り出来なくさせるんだよね」

「そういうことです」

「診察までは時間がかかるのかな?」 「時間かかりそうだよね」

「そうですね、私は初回の診察しか受けていませんが、初回は書類に目を通したり、設問に答えたり、カウンセリングを受けたりで1時間程度でした」

「そんなに時間がかかったわけじゃないか」 「待ち時間がなければ早いほうだよね」

「ええ、そうです」

「ところで、最近の禁煙治療は薬を飲むんだろ?」 「どんな薬?」

「そうです。 そこなんです。 今は禁煙治療には2つの方法があります」

「2通り?」 「1つは禁煙パッチ?」

「そうです。 禁煙パッチと禁煙補助薬の2通りです」

「どっちがいいの?」 「それが聞きたい」

「私は医師じゃないから、どちらがいいかは決められませんが、私は禁煙補助薬を飲んで禁煙をしたいが為に禁煙治療を始めました」

「そうなんだ」 「何故?」

「禁煙補助薬だと、禁煙パッチに比べて禁煙成功率が抜群にいいからです」

「へえー」 「そうなの?」

「禁煙補助薬を飲んでみて、私も実感しています」

「なるほど・・・」 「体験者は語るか・・・」

以下 ●●禁煙治療の話で盛り上がるⅦ●● は60に続く


2010.9.11 土曜日

禁煙58

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:19:52

●●禁煙治療の話で盛り上がるⅤ●● 

初めて話すとは思えないノリで、3人の会話は進んでいきます。
Nさんが頼んだ生中は、居酒屋店長からカウンターの越しに手渡され、会話の合間にN氏の喉を潤します。

「う、上手い」

「ああ、すみません」 「話し続けてビール飲む暇もなかったですね」

「プ、プッハー」

「いい飲みっぷりですね」 「いつも思っていたけれど、よく飲みますよね」

「そうですか?」

「ええ、酒豪の飲みっぷりです」 「お酒とタバコの量は半端じゃないと以前から思っていました」

「褒められているのか・・・どっちですか」

「何とも言い難い」 「私は褒めていますよ」

「そして酒豪だけ残して、ヘビースモーカーは卒業」

「それも凄い」 「見習いたいものです」

「じゃあ、話を戻しましょう」

「そうですね」 「お願いします」

「禁煙外来をしている病院や診療所を探すにはどうするかでしたよね」

「ええそうです」 「猫・・・ヤカタ・・・館ひろしさんまで聞きました」

「そうです。 禁煙を補助する薬、そのまま禁煙補助薬って言うんですが、その薬を販売している製薬会社 “ファイザー” が運営しているサイト、その名も “すぐ禁煙.jp” で調べられるってところまででしたね」

「そうそう」 「そこまではメモしました」

「そのサイトの中に ≪医療機関検索≫ がありますから、そこをクリックしていけば住んでる場所や職場から近い医療機関を検索出来ます」

「簡単ですね」 「それならばすぐ出来そうだ」

「後は、自分で選んだ医療機関に行くことです」

「どうやって医療機関を選ぶの?」 「どこも一緒なのかな?」

「そうですよね・・・そればかりはなんとも・・・勘ですかね・・・」

「Nさんはどうしたの?」 「知り合いの病院?」

「そうです。 知り合いのいる医療機関です」

「そこはどう?」 「紹介してよ」

「紹介するのは構いませんが、ちょっと遠いと思います」

「そうか・・・」 「遠いのはね・・・」

「今回は禁煙治療ですから、そんなに医師の経験や手技や力量の差は関係ないと思います」

「そうか、それよりも患者の意思の問題」 「問題は医師じゃなくて患者の意思と・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「じゃあ、どこの医療機関に行っても大差はないと思っているということですね」 「本当に?」

「ええ、医療機関を決めてホームページでも見れば大体のことは分かるんじゃないですか」

「地元ならば、評判も知っているし」 「先生がどんな人物かも知ってると・・・」

「そういうことです」

「まずは、医療機関を選んで行ってみろ・・・」 「考えるよりも行動あるのみ」

「お2人が仰るとおりです」

以下 ●●禁煙治療の話で盛り上がるⅥ●● は59に続く


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