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医療・介護のよもやま話

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2010.10.31 日曜日

禁煙108

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:17:43

●●禁煙治療13日目Ⅷ●● 

禁煙治療2回目の診察が始まりました。
まずは、決まりとなっている呼気中Coの濃度測定からです。

「フーーー・・・どうですか?」

「あれ?」

「どうしたんですか?」

「い、いえ・・・先生から説明があると思いますので・・・その時に聞いてください」

「は、はあ・・・」

この呼気中のCOの濃度測定は禁煙治療1回目の診察でもしましたが、どうもディスポのマウスピースの咥え心地がよくありません。
まるでトイレットペーパーの芯を咥えているような気分です。

可愛らしい女性看護師は、呼気Co濃度測定機器を持って、診察室の扉とは別の彼女が出てきた扉を開けて診察室へと戻っていきます。
戻り際に一言、看護師が声を掛けました。

「用意出来ましたらお声掛けますから、隣の診察室入口から中へお入りください」

「はい」

2、3分経ったでしょうか、今度は診察室のドアが開いて、先程の可愛らしい看護師がドアから顔だけ出して声を掛けます。
「Nさん、お待たせしました。 診察室へどうぞ」

「はい」
やっと診察の時間になりました。
「失礼します」
診察室のドアを開けて、診察室の中に入ると担当美人医師が椅子に座ったままですがこちらを向いて微笑んでいます。
「こんにちは」

「こんいちは。 荷物を置いて、お掛け下さい」

「はい」
担当美人医師の指示に従って、カバンを荷物入れに入れてから担当美人医師の前に置いてある患者用丸椅子に腰を下ろします。

「Nさん、今日は2回目の診察になりますが・・・どうですか?」

どうですかと聞かれても・・・禁煙治療は上手く進んでいるけれど・・・
「どう答えていいものやら・・・」

「ああ、すみません。 まずは禁煙は出来ていますか?」

「はい、それはびっくりするほど禁煙出来ています」

「薬を飲んで、何か気になったことはありませんか?」

「気になったことですか?」

「ええ、気持ちが悪いとか、吐き気がするとか」

「そういうことはありませんけれど・・・」

「けれど?」

「先日、突然目の下にクマが出来たんですけれど・・・」

「クマ?」

「ええ、目の下にくっきりとクマが出来たんです」

「目の下にクマか・・・発疹とかじゃなくてですよね?」

「はい、発疹とかではなかったです」

「いつ頃ですか?」

「禁煙治療を始めて8日目ですから、5日前です」

「今日見たところ、クマが出来てるようには見えないですね」

「ええ、入浴しながらマッサージしたり、化粧水をつけたりしてなんとか薄くなりました」

「・・・多分、禁煙補助薬の副作用・・・薬のせいではないと思いますけれど、もしまたそんなことがありましたら今度は直ぐに診察に来てくださいね」

「分かりました」

「それで、薬を飲んでどうですか?」

「どうですか?とは、効き目のことですか?」

「ええ、そうです」

「もうびっくりです」

「びっくりでしたか?」

「はい」

以下 ●●禁煙治療13日目(禁煙治療2回目の診察Ⅱ)●● は109に続く


2010.10.30 土曜日

禁煙107

医療・介護のよもやま話 — admin @ 12:04:45

●●禁煙治療13日目Ⅶ●● 

なんだかんだと言っても移動もスムーズにいき、目的のクリニックに到着しました。
時間を確認すると、予定通り15:30です。
まずは、月は変わっていませんが念の為に保険証と診察券を受付の女性に渡します。

「禁煙外来をお願いします」

「はい、本日は何回目の禁煙外来でしたか?」

「2回目になります」

「かしこまりました。お名前お呼びしますまで、しばらくお待ちください」

「はい」

「Nさん」

「はい、保険証だけ先にお返ししておきます」

「ああ、保険証ね・・・もう、診察なのかと思ったよ」

「・・・診察もそんなに混んでいませんから、お呼びするまでにそんなに時間は掛からないと思います」

「分かりました・・・」

とは言っても、病院やクリニック・・・医療機関のそんなに時間は掛からないというのは、30分以上は待たなくてもいいぐらいに思っていた方がいいですから、気長に待合室に備え付けの雑誌でも読んで待つことにします。

5分経過。
さすがに5分では呼ばれないか・・・

10分経過。
そんなに時間は掛からないということですから、もしかして呼ばれてもいいのにな・・・

15分経過。
1回目の禁煙治療の診察を受けた診察室の方を確認すると、さっきまで待合通路の椅子に座っていた患者さんが診察室に入っていきます。
他に患者さんも見あたりませんから、もしかすると次ぐらいに名前をよばれるかもしれません。

20分経過。
診察室からさっき診察室の前で待っていた患者さんが出てきました。
禁煙治療を担当する美人医師の診察室の前には誰も患者さんがいませんから、間違いなく次でしょう。

診察室の扉ではなく、隣の扉が開いて若い女性看護師が手に何やら持って出て来ました。
キョロキョロと辺りを見回してから、こちらに向かって歩いてきます。

「Nさんですね?」

「はいそうです」

「それでは、あちらにどうぞ」
そう言って、診察室の前まで移動させられます。
「診察の前に、呼気中のCoの検査をさせて頂きます」
可愛らしい看護師が持っていたのは、呼気中のCoを測定する機器です。
「じゃあ、前回と同じ要領でお願いします」

「前回と同じ・・・ど、どうやってするんでしたか?」

「ここが、10になったら、息を吸って、そのまま止めて、0になったらこのマウスピースを咥えて息を吐きだしてください」

「10で吸って、息を止めて、0でマウスピースを咥えて吐きだすんですね」

「はい、そうです」

「出来るかな?」

ちょっと看護師さんを困らせてみようと思ってそう言いましたが、看護師さんは見事に無視・・・スル―されてCo測定機器を手渡されました。

「はい、いきます」

「はい吸って―、止めて、思いっきり吐いてください」

「フーーーー」

以下 ●●禁煙治療13日目Ⅷ●● は108に続く


2010.10.29 金曜日

禁煙106

●●禁煙治療13日目Ⅵ●● 

今までは喫煙者との食事や飲酒を避ける為に、アルコールは身体が受けつけないと言い続けてきたGさんに見送られて禁煙治療に向かうことになりました。
それにしても、喫煙者との行動を避ける為だけにアルコールは身体が受けつけないとはよく言ったものです。
でも、それだけ喫煙に伴う煙や匂いが嫌いなのでしょう。

Gさんの会社を出て、最寄りの駅に向かいます。
今までなら、打ち合わせを終えて先方の会社を出たらまず一服となるところですが・・・
でもその一服がないので、時間を有効に使えます。

朝起きて仕事に出掛ける時も同じです。
喫煙していた頃は、どんなに頑張っても目が覚めてから出掛けるまでに1時間は掛かっていました。
何故ならば・・・

まず目が覚めて一服。
ベッドから起き上がって、TVをつけて一服。
シャワーを浴びて一服。
出掛ける身支度をしながら一服という状況です。

計四服。
5分×四服=20分

これだけの無駄な時間が仕事に出掛けるまでに消費されていたわけです。
何事も考えようです。
寝る時間を削っても、タバコを吸う時間を確保する。
こんなに涙ぐましい努力をしてきたのに、禁煙治療を受けてすっかりその努力の必要もなくなりました。
まだ試していませんが、朝起きて仕事に出掛けるまでの最短所用時間を計り直す必要があるように思えます。

そんなことを考えながら、最寄り駅へと向かうスピードを速めます。
時間は14:30分。
打ち合わせに1時間。
打ち合わせ後のお喋りに30分。
計1時間30分。
予定通りの時間配分です。
このまま何事もなければ、15:30分にはクリニックに到着出来るでしょう。

駅に向かう間、目に入ってくる光景は・・・

仕事の合間にコンビニの前に設置された灰皿の前で一服するサラリーマン。
公共施設の前に設置された灰皿に群がる喫煙者達。
どちらもカッコ良くありません。

つい2週間前までは、あの中の1人だったのですけれど・・・
ノンスモーカー達があの光景を見てどう思っていたか、今ならなんとなくですが分ります。

時間を無駄に使う、愚か者達。
命のエネルギーを煙に変えて吐きだす、愚か者達。

でしょうか・・・

駅に向かうたった少しの時間でも、行き場のなくなった喫煙者達の姿を否応なしに見せつけられます。
タバコを吸う場所を限定され、タバコを吸う時間を短縮された憐れな人達。

でも、もう我慢しなくてもいいんですよ! と教えてあげたい。
いつでも禁煙出来るのです。 と・・・

禁煙することが、カッコ悪い時代はもう終わったのです。
今の流行は禁煙、禁煙治療、禁煙治療薬 “チャンピックス” なのです。

継続することが大事。
男が一度始めたことを止めるなんて恥ずかしい。
飯は抜いてもタバコは吸う。
タバコを止めるならば死んだ方がマシ。

なんて、意味の分からない戯言を言う時代じゃないです。
昔ならば、まあまあ・・・と笑って聞き流してくれた人達も、そんなことを言う喫煙者が居たならば、本当にこの人は馬鹿だと思うことでしょう。

以下 ●●禁煙治療13日目Ⅶ●● は107に続く


2010.10.28 木曜日

禁煙105

医療・介護のよもやま話 — admin @ 17:00:28

●●禁煙治療13日目Ⅴ●● 

Gさんとの打ち合わせ後は、やっぱりお喋りタイムとなりました。
しかし禁煙治療を環境問題と捉えるのには、やっぱり・・・若干の?無理があるように思います。

環境問題とまでは言えないけれど、Gさんを始めとしたノンスモーカー皆さんには、本当に悪いことをしたと思っているN氏です。

悪いこと?
悪いことかどうかの判断はノンスモーカー達の判断に任せることにしますが、ノンスモーカー達にいろんな意味で我慢をさせていたことは確かなようです。

「それで、今日はクリニックに行く日なんでしょ?」

「そうです。それで時間に余裕が持てるように約束の時間を変更して貰ったわけです」

「時間は大丈夫なの?」

「ええ、午後の診察は14:00~18:00ですから、今から出掛ければ丁度いい時間です」

「場所はどこ?」

「S市のS駅前です」

「S駅だと、ここから1時間弱かかるね」

「そうなんです」

「そうか、Nさんの自宅を挟んでここに来るのにも30分、クリニックに行くのも30分か」

「そういうことです」

「そろそろ出発の時間かね?」

「そうですね、お言葉に甘えてそうさせて頂きます」

「禁煙治療が成功して、我々ノンスモーカーの側に来てくれることを願ってます」

「頑張ります」

「見事禁煙に成功したら、食事か飲みに行きましょう」

「あれ? Gさんはお酒飲まなかったんじゃないですか?」

「ハハハ、ゴメン。 実は・・・お酒は飲みますし、お酒は大好きです」

「えっ・・・ど、どういうことですか?」

「ゴメン、ゴメン。 タバコを吸う人とお酒を飲みに行くのが辛いから、喫煙者の皆さんにはアルコールは飲めないことにしていました」

「えー、そうだったのですか?」

「ええ、実はそういうことでした」

「Gさんは、そこまでタバコが嫌いだったのですね」

「ハハハ、まあそういうことです」

「今まで、ご迷惑を掛けていたわけですか?」

「まあ迷惑というよりは、我慢を強いられたという方が正解かな」

「どちらにしても・・・今日は仕事上でも、対人関係でも喫煙していいことはないと思い知らされました」

「そういうことです。 頑張って禁煙に成功してください。 その為にもこれから禁煙治療を受診しに行ってください」

「はい」

「行ってらっしゃい」

「行ってきます」

以下 ●●禁煙治療13日目Ⅵ●● は106に続く


2010.10.27 水曜日

禁煙104

医療・介護のよもやま話 — admin @ 12:24:42

●●禁煙治療13日目Ⅳ●● 

禁煙治療13日目の午後最初の打ち合わせも無事終了しそうです。
所要時間は1時間。
これも予定通り。
あとは、Gさんの打ち合わせ後のお喋りがどうなるか・・・

「こんなところでいいかな?」

「ええ、その方向で進めてみます」

「じゃあ、そうお願いするとしよう」

「了解です」

「じゃあ仕事の話はここまでにして・・・」

「何の話をしましょうか?」

「決まっているじゃない・・・」

「これの話ですか?」
そう言ってN氏は右手をチョキにして、チョキの先を閉じて口元に持っていきます。

「そうそう、その話」

「そうですよね、今の話題と言ったらコレしかありませんね・・・」

「それで、いつから?」

「禁煙治療を始めたのは、ほぼ2週間前になります」

「へえー・・・で、禁煙は続いているの?」

「ええ、間違いなく禁煙状態です」

「どうやって禁煙しているんだっけ?」

「お医者さんと一緒に禁煙です」

「ああ、あのCMでしているの?」

「そうです。 あの禁煙治療です」

「へー、効果抜群なんだ?」

「ええ、予想以上に効果抜群です」

「時代は進んだわけだね?」

「そうです。 苦しまずに、イライラもしないで楽にタバコを止められています」

「そういう時代なんだよね・・・」

「そうだと思います」

「政府だって、禁煙の治療を保険診療扱いにしなければ、大幅なタバコの値上げをしますよとも言えないだろうし・・・」

「仰る通りです。 禁煙治療薬を認可して大成功。 値上げが嫌だったら禁煙しろってことです」

「ハハハ、そういうことだね。 私みたいなノンスモーカーにとっては、身近な人がタバコを吸わなくなって嬉しい限りですけれど・・・」

「はい、その時勢に乗ってみました」

「流行には敏感にということだね」

「そういうことです」

「禁煙が流行になるなんて素晴らしいことだけれど・・・」

「これも環境問題の一つのようです」

「環境問題?」

「ええ、タバコに火を点けると酸素を消費してC0やCo2が排出されますから・・・」

「京都議定書に明示してあったりして・・・」

「鳩山前総理が演説したとかしないとか・・・」

「鳩山イニシアチブ?」

「そう、そのイニシアチブってのに乗っかってみました」

「鳩山前総理は、そんな発言はしてないけれど・・・」

「はい、勝手に言ったことにしているだけです」

「相変わらず思い込みの激しいこと」

「アハハハハ」 「ハハハ」

以下 ●●禁煙治療13日目Ⅴ●● は105に続く


2010.10.26 火曜日

禁煙103

禁煙治療13日目Ⅲ●● 

今日禁煙治療13日目は午後13:00からの打ち合わせと19:00からの打ち合わせを兼ねた飲み会の間に禁煙外来の診察を受けなければいけません。
まずは午後一番の打ち合わせ相手であるGさんの事務所に到着です。

「そうですか、ノンスモーカーのGさんにとってはタバコの匂いは、嫌な匂い、臭気としか思えないし感じないのですね」

「タバコの煙の匂いそのもよりも、どちらかと言うと洋服についたタバコの匂いの方が嫌な匂いに感じるかな・・・」

「へー、そんなものですか?」

「それはそうだろ?」

「どうしてですか?」

「お好み焼きや焼き肉を食べに行った時に、あの煙が嫌な匂いに感じるかね?」

「確かにそうですけれど・・・」

「でも、あの煙が染み付いた洋服の匂いはたまらないだろ?」

「ええ、まあ・・・」

「お好み焼きのソースが焦げる匂い、焼き肉のタレが焼ける匂い・・・どちらも思い出すだけでヨダレが出るねえ・・・最近は換気の悪い店が少なくなったけれど、一昔前までは自分で焼いた肉やお好み焼きの煙で燻された上着の匂いを帰りの電車で嗅いで閉口したものだよ」

「そうですね・・・私にもそんな記憶があります」

「それと同じです」

「同じですか?」

「タバコそのものの煙からは逃げられるけれど・・・」

「なるほど、そういうことですね」

「理解出来ましたか?」

「洋服についたタバコの匂いからは逃げられないということですね」

「そうです。 そしてその洋服に染み付いたタバコの匂いは、焼き肉やお好み焼きと同じで我慢出来ない」

「我慢出来ない・・・か・・・」

「そうです」

「・・・今まで、どうもすみませんでした」

「いや、そういうつもりじゃないけれど・・・」

「でも、そういう目で私のことも見ていたのですね?」

「ハハハ、そこまで酷くはないけれど・・・それに近いことは確かだね」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「さあ、タバコの話はここまでにして、仕事の話を始めましょう」

「お、お願いします」

そうか・・・ノンスモーカーのGさんは、今まで喫煙者だった私と会う時に私から発するタバコの匂いを我慢していたようです。
こればかりは、自分では分からないことだけれど・・・
今後、私も喫煙者と会う時にそんな気持ちを抱くようになるのでしょうか?
でも、そうなれば禁煙治療も成功と言えなくもありません。

でも喫煙者の洋服についたタバコの匂いは我慢するかもしれないけれど、喫煙者に面と向かって、そのタバコの匂いをどうにかしてくださいとはきっと言えないだろうな・・・

以下 ●●禁煙治療13日目Ⅳ●● は104に続く


2010.10.25 月曜日

禁煙102

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:16:52

●●禁煙治療13日目Ⅱ●● 

午後からの打ち合わせ時間もノンスモーカーのGさんの粋な計らいで、約束の時間を1時間前倒ししてもいいことになりました。
そうなれば、明日の分も含めて急いで資料作成を始めます。
13:00からの打ち合わせとなると、遅くとも12:00には出発しないと間に合わないので、昼食抜きで一踏ん張りすることにします。

12:00前に明日の分も含めて資料の作成は無事終了しましたが、明日の分に関しては若干の手直しは必要ですが、今日の段階ではそんなことも言っていられません。
まずは、資料の形が整ったこと、今日の分に関しては何一つ申し分なく、時間どおりに作成出来たことに満足するべきでしょう。

出来あがった資料をプリントアウトしている合間に、出掛ける準備を始めます。
今日は、あっちに行ったり、そっちに行ったり、もう一回あっちに行ったりと時間に追われる移動となりますから、車は利用せずに時間が計算できる電車移動です。
車移動なら、身支度も車の中で・・・なんてことも可能ですけれど、電車の中で大の大人の男が身支度を整えるわけにはいきません。
今時、女子高校生でも良識や品のある娘達はそんなことはしませんし・・・
何は兎も角、時間もあまりないので最低の身支度だけは整えて、最終的な身支度は先方のオフィスのあるビルのトイレにでも入って最終チェックをすることにします。

プリントアウトした書類をクリアホルダーに入れてから、A-4の茶封筒に納めてブリーフケースに突っ込みます。
玄関で靴を履いて、駅までダッシュ。

禁煙治療を始めた効果や利点がここでも現れます。
タバコを吸っていたら・・・
駅までダッシュと言っても、せいぜい最初の100mが限度でしたが、今ならば・・・
ダッシュと言う程のスピードではありませんが、駅まで1km程の道のりをジョギングくらいのスピードで走りきることは出来そうです。

予定通り?・・・?
考えていたとおりの時間に駅に着き、予想していた時間に電車に乗り込みました。

予定通りで予想通りの時間配分で午後の打ち合わせ予定の相手であるGさんの事務所のあるビルに到着です。
変更して貰った時間13:00にはまだ10分程余裕があります。
1時間も予定を繰り上げて貰ったのに尚且つ10分前に到着ではGさんに迷惑がかかります。
微妙な時間の調整は、これまでだったらタバコを吸って調整していましたが、そうもいきません。
近くにあるコンビニに入って時間調整&身だしなみ最終チェックをすることにします。

無料でトイレを借りるのも何ですから、帰りがけにブラックの缶コーヒーを買ってコンビニの外へ出ます。
時計を見ると13:00、3分前です。
ナイスタイミングです。
トイレ代で買ったブラックの缶コーヒーを一気に飲み干して、Gさんの事務所へと向かいました。

「おー、時間通りだね」

「折角時間を早くして頂いたのに、遅刻もなんですから・・・」

「まあそう言っても、遅刻する人はどんな時でも遅刻するし、しない人はどんな時も遅刻しないからね」

「確かに仰るとおりです」

「くんくん・・・」
Gさんが鼻を鳴らして、私の周りの匂いを嗅ぐしぐさを見せます。

「何ですかGさん? 私、匂いますか?」

「いやね、今までしていた喫煙者特有の匂いがしないなと思ってね・・・」

「喫煙者特有の匂いですか」

「そうだよ、喫煙者本人は気がつかない喫煙者の匂い、香り、いや臭気と言ったほうがいいかな」

「しゅ、臭気ですか・・・」

「ああ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●禁煙治療13日目Ⅲ●● は103に続く


2010.10.24 日曜日

禁煙101

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:16:59

●●禁煙治療13日目●● 

昨日禁煙治療12日目の月曜日に禁煙外来2回目の診察についてクリニックに電話を入れたところ、2回目以降の禁煙外来については予約しなくてもよく、担当医師の診察がある時間帯に来てくれればよいということでした。
私の担当医師は、水曜日の午後が休診ですから、今日火曜日か明日の水曜日の午前中にクリニックに行かなければなりません。
とは言っても・・・明日は午前中に仕事の予定が入っていますから、今日火曜日に仕事の合間をぬってクリニックに行くしかありません。

今日の予定は・・・
午前中は、今日の午後の打ち合わせと明日の仕事の書類作成をしなければなりません。

と言うことは・・・
今日の午後に何とか時間を作ってクリニックに行くしかありません。
しかし午後と言っても、14:00に打ち合わせがありますから、それが終わってからになります。

それから、19:00に仕事仲間との打ち合わせを兼ねた飲み会。

打ち合わせに1時間とすると・・・
15:00~19:00までの4時間を上手に使うしかありません。

打ち合わせ場所からクリニックまでの移動時間は電車を使うと1時間。
同様にクリニックから飲み会の場所までも約1時間。

4時間-2時間=2時間
2時間あれば、クリニックの待ち時間を考えても充分診察は可能でしょう。
そうと決まれば、午後の打ち合わせと明日の仕事の為に書類作成、資料作成に打ち込むことにします。

しかしながら・・・今日の打ち合わせ相手は話好きですから、時間が長引かない様にしなければなりません。
何なら時間を早めて貰うのも一つの手段かもしれません。
話が佳境に入った時に、すみません時間が・・・などと言うのも無粋です。
そう思ったら、早速電話をすることにします。
今日の打ち合わせ相手はGさんです。

「もしもし、Nです」

「おはようございます。 どうしましたか? 確か打ち合わせは午後14:00でしたよね」

「その打ち合わせの件ですけれど・・・」

「延期、中止の類の連絡ですか?」

「いえ、延期や中止ではありません」

「時間変更ですか?」

「そうなんです」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「14:00でも大丈夫と言えば、大丈夫なんですが・・・少しでも早くならないかなと思って電話させて頂きました」

「何か予定でも出来たのですか?」

Gさんはノンスモーカーですから、正直に話せば理解、協力してくれるかもしれません。
「すみません。 実は、今日お伺いした時にお話しようと思っていたのですが・・・」

「何ですか?」

「今、禁煙中でして・・・」

「禁煙中? Nさんが禁煙? これまた似合わないセリフですね」

「ははは、お恥ずかしい話ですが、禁煙治療に取り組んでます」

「禁煙治療ということは、あのTVコマーシャルの?」

「そうです。 薬を使った治療中です」

「それはイイことです。 何よりの朗報です」

「その診察に今日行かなければいけないのですが、1時間ばかり時間を早めて頂ければ余裕を持てるかなと思いまして」

「なるほどそういうことでしたか・・・分かりました。 13:00以降ならばいつでもいいようにしておきます」

「ありがとうございます」

「その代わりに禁煙治療の様子や状況も教えてくださいね」

「はい、喜んでそうさせて頂きます」

以下 ●●禁煙治療13日目Ⅱ●● は102に続く


2010.10.23 土曜日

禁煙100

医療・介護のよもやま話 — admin @ 17:09:23

●●禁煙治療12日目●● 

禁煙治療11日目、2回目の日曜日は前回の日曜日同様、夜は友人の居酒屋でヘビースモーカーの常連達と過ごしました。

そのヘビースモーカーの2人の内のYさんが、実は前回の私の話を聞いて禁煙治療に挑戦中でした。
まだ禁煙治療に入ってから2日目ということでタバコを吸っていましたが、明らかにその本数は減っていました。
私が居酒屋に到着するまでに1本。
なんとその後、私が帰るまでの3時間で吸った本数は1本だけでした。
昔のYさんでしたら、私同様チェーンスモーカーだったので、3時間もあればタバコ1箱くらいは吸いつくしたものと思いますが、薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” が効いていたのか、吸うのを自重していたのか・・・
どちらにしても、凄いことだと思いました。
自分でこの薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” の効果の凄さは実感していましたが、それでもやはり、あのヘビースモーカーのYさんまでタバコを吸わなくても平気な顔をしているとは驚きです。
誰にでも効く、万能禁煙治療薬とでも大きな声で叫びたくなるところでした。

禁煙治療に二の足を踏んで、最後の一歩を踏み出せないでいたXさんは傑作でした。
Yさんに騙されているとも気付かずに、Yさんの “右に同じ” とか “そうそう” という相槌に気を良くしていたのです。
でも実際に蓋を開けてみれば、Xさんに本当のことを告白?白状出来ずにいただけでした。
私の登場とともに、禁煙治療を始めたことをXさんに打ち明けたのです。

禁煙治療を始めたとYさんに告白?白状・・・打ち明けられた後のXさんの飲み方が凄いこと・・・
一気飲み?
がぶ飲み?
酒をあおる?
ヤケ酒?
どれもピッタリは当てはまりませんが、それらに近い飲み方でした。
とにかく飲む、飲む、飲む。
私が帰った後も、Yさんに当たりながら飲み続けていましたから、今日は月曜日だし二日酔いしていないか少し心配です。

今日は月曜日で、禁煙治療に入ってから12日目。
禁煙治療薬 “チャンピックス” のスタート用パックは14日分しか薬がありませんから、今日、明日、明後日の3日間の間に禁煙治療の診察を受けなくてはいけません。
今週の仕事のスケジュールと相談しながらクリニックへ予約の電話を入れることにします。

「そちらで禁煙治療を受診しております、Nと申します」

「はい、どうされましたか?」

「2回目の禁煙外来の予約をお願いします」

「はい、Nさまですね・・・申し訳ありませんが下の名前もお願い出来ますか?」

「NNと申します」

「NNさまですね・・・はい、そうですね今日、明日、明後日で通院して頂かないとお薬がなくなるのですね」

「そういうことです」

「どうしましょうか?」

「いつでもいいのですか?」

「担当の医師が診察をしていないのは、水曜の午後だけですから、それ以外でしたら午前は9:00~13:00、午後は14:00~18:00で診察させて頂きます」

「予約は必要ありませんか?」

「ええ、2回目以降は特別ご予約頂かなくても結構です」

「そうでしたか・・・分かりました。水曜日の午後以外でお伺いさせて頂きます」

「お待ち申しあげております」

「はい」

そうだったのか・・・
2回目以降は予約はいらない・・・
その方が面倒がなくてイイと思います。

以下 ●●禁煙治療13日目●● は101に続く


2010.10.22 金曜日

禁煙99

医療・介護のよもやま話 — admin @ 19:55:39

●●禁煙治療11日目Ⅶ●● 

こうして始まった禁煙治療11日目の酒宴。
友人の居酒屋には先週の日曜日同様、禁煙をする暇のない店長、禁煙はしたいけれど今一歩を踏み出せないX氏と今日は何故だか “右に同じ” か “そうそう” しか言わないY氏がいます。
この後、どんな話の展開になるのか・・・

「それでNさんは、夕食と食後の服薬が終わってこれからデザートなわけですね?」
「そうそう、それオカシイよ」

「確かに変ですけれど、私としては大丈夫みたいです」

「本当にそんな薬の飲み方をしていいのですか?」
「私も右に同じ疑問です」

「さあどうでしょう・・・いいとは思わないけれど・・・今度の禁煙治療の診察の時に担当の先生に聞いてみます」

「後学の為、私の為にも是非お願いします」
「今度こそ本当に右に同じ」

「そうですね、私も疑問持ちながらの飲み方ですからきちんと聞いてきます」

「是非、是非そうしてください」
「そうだそうだ・・・」

「そうそうに “だ” が付きましたね」

「今日のYさんはなんだか変なんだ」
「そんなことないよ」

「どうされたんですか?」

「禁煙の話になるといつも相槌だけなんだよな?」
「そうそう・・・」

「本当にどうしたんですか?」

「私にはさっぱり分かりません」
「実は・・・」

「Yさん、実はって何ですか?」

「何か隠し事でもしてるの?」

「実は・・・さっきは禁煙治療の踏ん切りがつかないって言ってたけれど・・・」

「どうしたんですか? ま、まさか・・・」

「はい、そのまさかで・・・」

「えー、Yさん。 僕には禁煙治療する踏ん切りはつかないねって言ってたのに・・・本当にまさか?」

「はい、Xさんゴメンナサイ」

「YさんがXさんに謝ったてことは・・・禁煙治療を始めた?」

「は、はい・・・」

「おー・・・どうも今日は話を合わせているだけで変だと思ったんだよ」

「し、失礼いたしました」

「まあ、いいけれど・・・」

「どうもXさんだけだと言い辛くて・・・Nさんが来てくれたから告白します」

「全く・・・じゃあ、3人の中で禁煙治療を始めてないのは私だけになってしまったのか・・・で、Yさんはいつから?」

「申し訳ありません。 昨日からで・・・今日は2日目になります」

「それで、どうもいつもよりタバコの量が少ないと思った」

「ハハハ・・・そういうことでした」

「兎に角、Xさん。 Yさんの禁煙治療開始のお祝いで乾杯しましょう」

「しょうがない、そうするか」

「宜しくお願いします」

「そうか、Yさんは2日目だからタバコも吸えるし、禁煙補助薬 “チャンピックス” も朝だけの服用か・・・なるほど」

「こうなったらヤケ酒だ、今晩は飲むぞ」

「そうですXさん。Yさんも禁煙治療を始めたことですし、いつかお仲間になれますように祈っています」

「乾杯」 「Yさんの禁煙治療の成功を祈って乾杯」 「頑張りますで乾杯」

以下 ●●禁煙治療12日目●● は100に続く


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