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医療・介護のよもやま話

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2010.11.30 火曜日

禁煙138

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:32:22

●●禁煙治療診察4回目Ⅵ●● 

担当美人医師は、N氏の薬 “チャンピックス” を飲むのを止めた理由が納得出来ないし、理解も出来ないようです・・・

「薬を飲むのを止めても、禁煙出来ているからいいけれど・・・」

「いいけれど・・・何ですか?」

「何故、そんなに無理をするのか・・・薬を止めたがる理由がよく分りません」

「何度も言いますが、早く普通の人になりたかったのです」

「普通の人か・・・」

「そう、見てくれだけじゃなくて、身体と頭の両方の中身も普通の人になりたいのです」

「今のNさんにとっては、タバコを吸うこと、そして禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲むことが普通の人ではないということなのね」

「まあ、そういうことになりますかね」

「解らないでもないけれど・・・あんまりよく解らないというのが本音です」

「そうでしょうね・・・どうですか、他の人の診察に役立ちますか?」

「薬を途中で止めて禁煙を成功した人は、今までに1人居たけれど・・・あの患者さんもそうだったのかしら・・・」

「薬を飲むこと自体が嫌だったのだと思います。 薬のことを調べれば調べる程、知れば知る程、薬も早く止めたくなるのが普通だと思います」

「そうかな?」

「ええ、特に自分が普通以上に普通だと思っている人や、意識過剰な程一般常識を意識する人はそうだと思います」

「ふーん、そんなものかな・・・私はタバコを吸わないから解らないけれど・・・でも、喫煙者だったNさんがタバコを吸うことや、禁煙をする為の禁煙補助薬まで嫌いになるのはいいことかもしれませんね」

「そうですよね・・・」

「この8週間でニコチンやタバコや喫煙に対する考えが180度変わったことは素晴らしいです」

「確かにそうですよね・・・まるで喫煙者を毛嫌いしているようです。 人間をここまで変えるこの薬 “チャンピックス” は凄い薬です」

「そうよね」

「だからこそ・・・薬を飲みたくなかったのです」

「なんだか解ったような気もします。 でも、ような気がする程度です」

「薬を途中で止めた2人目の患者の戯言と聞き流して頂いて結構です」

「いえ、貴重な意見として今後の禁煙治療に役立たせて頂きます」

「そうして頂ければ嬉しい限りです」

「ところで・・・今日は薬・・・どうします?」

「ですよね、先生のところは薬出さなければ儲けが減りますよね」

「ここのクリニックの売上は別にして・・・どうしようか?」

持参した飲んでいない “チャンピックス” を担当美人医師に見せながら、
「まだ、これだけ残っていますし・・・気持ちとしては要りません」

「そうよね・・・ここ3週間以上、薬を飲まずに禁煙出来ているのに投薬というのも変ですよね」

「そう思います」

「じゃあ、投薬はしないことにしましょう」

「はい、処方されても家の常備薬にもなりません」

「そうよね・・・」

「転売も出来そうにないですし」

「駄目ですよ、そんなことしたら」

「勿論です。 この飲んでいない “チャンピックス” は自分への戒めの為に目に付くところに飾っておきます」

「そうお願いします」

以下 ●●禁煙治療診察4回目Ⅶ●● は139に続く


2010.11.29 月曜日

禁煙137

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:01:21

●●禁煙治療診察4回目Ⅴ●● 

何故薬を止めたのかを少しずつ担当美人医師に話始めるN氏ですが、話を聞く担当美人医師は当然のことながら呆れ顔です。

「じゃあ、二日酔いで苦しかったとしましょう・・・私はタバコは吸いませんが、お酒は飲みますから二日酔いになったことはあります・・・次の日は、二日酔いで苦しくて、何も口にしなくても、その次の日には体調は戻るのものじゃないですか?」

「もちろんそうです」

「どうして体調の戻った日から薬 “チャンピックス” を飲もうと思わなかったのかしら?」

「そこですか?」

「ええ、そこの真意が聞きたいの」

「真意ですか?」

「何を考えてそんな行動をしたのかをお聞きしたいです」

「後学の為?」

「ええ、禁煙治療に取組む喫煙者が何を考えているかを知っておきたいから」

「喫煙者の本当の気持ちですか?」

「そういうこと」

「じゃ、じゃあ・・・お話しましょうか・・・」

「是非お願いします」

医師からここまで下手に出られれば、ここは話をするしかありません・・・
「先生!」

「はい」

「最近、タバコは依存性のものだという認識が一般的になりましたよね」

「ええ、そうね」

「麻薬などの薬物と同じという考え方でいいのでしょうか?」

「少し違うけれど・・・依存性があるということでは同じと言ってもいいかもしれません」

「ということで、タバコを吸っている私は麻薬依存症の患者と考えてもいいわけです」

「は、はあ・・・」

「つまり、自分は自分のことを普通の人、いや・・一般常識人は他人以上に持っていて、他人よりも他人のことを思いやって生きていると考えています」

「そ、そうですか・・・」

「それなのに、医療的観点で私を見ると・・・私は麻薬常習者と同じレベルの人間、依存症から抜け出せない駄目人間なのです」

「ま、まあね・・・で、でもそこまでは・・・」

「そこまでは言わなくてもと先生は言ってくれるかもしれませんが、しかし私の考えは間違っていますか? 先生は私のことをニコチンに依存したタバコ常習者と考えて治療していませんか?」

「は、はい・・・」

「だからこそ、早く禁煙を成功させたいのです」

「で、でも そんなに焦らなくてもいいじゃないかしら」

「いえ、禁煙補助薬 “チャンピックス” に頼らずに自分の意思でタバコを止めているという意識を持ちたかったのです」

「そうなんだ・・・」

「ええ、そういうことです」

「だから、薬を敢えて飲まなかったということなの?」

「はい」

「・・・・・・・・・・・・・・・」
担当美人医師は、何だか解ったような解らないような顔をしています。

以下 ●●禁煙治療診察4回目Ⅵ●● は138に続く


2010.11.28 日曜日

禁煙136

医療・介護のよもやま話 — admin @ 12:56:15

●●禁煙治療診察4回目Ⅳ●● 

禁煙治療の担当美人医師に第3クールの5日目からは、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲んでいないことを報告すると、担当美人医師は困惑した顔をしましたが、冷静さは保ったままです。
禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲まずに禁煙を継続出来ていることは、その数値に信頼は持てないものの、今回に限っては呼気中CO濃度測定機器が証明してくれています。

「前回の診察の時にも言いましたけれど・・・」

「はい」

「禁煙治療は12週間という期間で設定してありますから、無理をしなくてもいいんですよ」

「はい、先生の仰る通り・・・重々承知の上です」

「どうして薬を飲むのを止めたのかしら?」

「どうしてという・・・深い意味はありません」

「飲み忘れたの?」

「そ、そうです・・・」

「何だか言い淀んだような気がするけれど・・・何か隠していない?」

まさか本当のことを言うと・・・馬鹿だと思われる可能性もありますから・・・
「そうなんです。 5日目に “チャンピックス” を飲み忘れて・・・それでも、全然タバコを吸いたいとか・・・ニコチンを身体が求めるということが無かったから・・・」

「そのまま、薬を飲むのを止めた?」

「そういうことです」

「どうも怪しいなあ・・・何か隠しているような気がするなあ」
このような時の医師の勘には恐れ入ります。
さすがに毎日毎日、聞きわけの無い患者を相手にしているだけのことはあります。

「別に隠しているわけじゃありませんけれど・・・」

「隠してるわけじゃないということは、何かあるということよね?」

「え、ええ・・・ま、まあ・・・」

「何かしら?」

「そんな大層なことじゃありませんよ」

「大層なことじゃ無いのはNさんがそう思っているだけで、医師からみれば大層なことの場合もあります」

「そうですか・・・」

「禁煙治療を指導、担当する医師として何でも知っておきたいし、聞かせて頂きたいです」

「そうですか・・・」

「はいそうです。 ではどうぞ」

「ど、どうぞって・・・」

「どうぞって言われれば、話し易いでしょ?」

「ま、まあ・・・前回の禁煙治療の診察を受けた4日後?に・・・」

「4日後に何があったのかしら?」

「じ、実は・・・」

「実は何?」

「深酒をしまして・・・」

「深酒?」

「ええ・・・」

「要は飲み過ぎたってこと?」

「はい、仰る通り飲み過ぎも飲み過ぎ・・・意識が無くなる程飲んでしまいまして・・・」

「お酒はホドホドにしないと・・・」

「そうなんですが・・・」

「それで次の日は二日酔いで薬を飲まなかったって言いたいのかしら?」

「その通りです」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●禁煙治療診察4回目Ⅴ●● は137に続く


2010.11.27 土曜日

禁煙135

医療・介護のよもやま話 — admin @ 10:35:55

●●禁煙治療診察4回目Ⅲ●● 

禁煙治療4回目の診察はルーチン検査である呼気中CO濃度検査で始まりましたが・・・
結果は予想通り? 
検査機器の信頼度は別にしても、結果はノンスモーカーの値です。

この結果は、タバコも吸っていないし、禁煙補助薬 “チャンピックス” も飲んでいないのですから当たり前と言えば当たり前です・・・

「終・・・終了って・・・どういうこと?」

「はい、禁煙治療が終了したと取って頂いて結構です」

「禁煙治療が終了?」

「はい、実は・・・」

「実は何? もしかして・・・」

「その・・・もしかしてです」

「タバコ吸ってしまったの?」

「???」

「失敗・・・禁煙治療失敗?」

「ち、違います! そうじゃなくて・・・」

「そ、そうじゃないとはどういうこと?」

「何て言えばいいのかな?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「完全に禁煙に成功したとでも言えばいいのかな?」

「完全に? ってどういうこと?」

「タバコは、今も完全に?全く吸っていません」

「そう、よかった・・・」

「それと・・・今日、先生に報告しようと思っていたのですが・・・」

「報告? 何を?」

「はい、おかげ様で・・・」

「お陰さま?」

「ええ、念願でした薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” も飲まずに禁煙を続行出来ています」

「薬、“チャンピックス” 飲んでないの?」

「はい」

「いつから?」

「もう飲まなくなってから3週間以上になります」

「そ、そんなに?」

「はい、前回の診察を受けてから4日間は1日1錠ずつ飲んでいましたが、それからは薬、“チャンピックス” は1錠も飲んでいません」

「それで大丈夫なの?」

「大丈夫とは?」

「タバコが欲しくなることがあるとか?」

「ないです」

「薬を飲んでいた時よりも、タバコのことを思ったり、タバコについて考えたりすることは?」

「それもないです」

「じゃあ、完全にニコチンから離脱出来たと言えるのかな?」

「私自身は、そう思っています」

「そうなの・・・」

「今日は、そのことを報告しにまいりました」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●禁煙治療診察4回目Ⅳ●● は136に続く


2010.11.26 金曜日

禁煙134

医療・介護のよもやま話 — admin @ 12:27:10

●●禁煙治療診察4回目Ⅱ●● 

4回目の禁煙治療の診察が始まりました。
まずは・・・
例によって呼気中CO濃度検査です。
いつもの可愛い看護師が診察室から検査機器を持って出て来ました。

「Nさん、まずはこれからお願いします」

「呼気中CO検査でしたよね」

「そうです」

「じゃあ、早速検査しましょう」

「はい、じゃあいつものように私の合図に合わせてくださいね」

「はい」

「息を吸って、そのまま止めておいてください・・・はい咥えて息を吐いてください」

「フーーーーー」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「どうかしましたか?」

「いや、いい数値が出てます」

「そうですか・・・当然と言えば当然です」

「それでは、先生の用意が出来たらお呼びしますから、もう少しお待ちください」

「はい」

看護師は検査機器を手にして診察室へと戻っていきます。
いつものことながら、この検査機器にはヤキモキさせられます。
きちんとした数値が出ているか心配でしょうがありません。
そうこうしていると、看護師が診察室のドアから顔だけ出して呼んでくれました。

「Nさーん、診察室へどうぞ」

「はーーーい」
半開きになった診察室のドアから診察室の中へ入ると、診察机の前には担当美人医師が待機しています。

「こんにちはNさん」

「先生、こんにちは」

「どうですか? 順調に禁煙は進んでいますか?」

「ええ、もう完全にニコチンから脱出出来たように思います」

「そうなんですか?」

「ええ、完璧です」

「確かに呼気中CO濃度検査の数値もいい数値が出ています」

「そうでしたか・・・それで、どんな数値でしたか?」

この問いに担当美人医師は、“呼気一酸化炭素濃度測定” と書かれたB5サイズの測定結果用紙を差し出します。
■あなたの測定結果■ の欄を指さしながらこう言いました。
「2ppm 0.32%CoHb で紛れも無きノンスモーカーの数値です」

「そうですか・・・紛れも無きノンスモーカーですか?」

「ええ、そうです」

「いい言葉の響きです。 ノンスモーカー・・・」

「Nさんも、あと1カ月の治療期間で禁煙治療も終了ですよ」

「ええ、そうですね・・・でも・・・もう終了していると言っても差し支えありませんけれど」

「???」

以下 ●●禁煙治療診察4回目Ⅲ●● は135に続く


2010.11.25 木曜日

禁煙133

医療・介護のよもやま話 — admin @ 13:40:45

●●禁煙治療診察4回目●● 

なんだかんだと言いながら、なんだかんだとありましたが、禁煙治療?・・・禁煙は続いています。
禁煙治療第3クールは、1日1錠に薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” の服用量を減らすことから始まりましたが、第3クール5日目からは薬自体を飲んでいません。
薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” 無しで、禁煙が続いているのです。

4日目の夜に何故だか胸ポケットに “チャンピックス” を入れたまま出掛けて、友人の居酒屋に置き忘れて帰るという失態もありましたが・・・
7列の内、2列だけ空になり5列10錠が残ったままになっているシートと全く手つかずのシートが今もリビングの机の上に置いたままになっています。

この薬はいい値段がしますから、勿体ないと言えば勿体ない・・・
ちなみに薬価は237.40だから、×24で5697円です。
悪い言い方をすれば・・・
末端価格?で5697円!
当然ですが・・・捨てるのは勿体ないし、他人にあげるわけにもいきません。
そもそも、まだ薬が必要になることがあるかもしれないから捨てるとか、他人にあげるなんて言語道断です。
禁煙をしているのだと自分に言い聞かせる為、自分を戒める為、もしもまたタバコが吸いたくなってもこの薬を飲めばその気持ちも落ち着くという安心感の為にも、このまま一番目につくリビングの机の上に置いておくことにします。

禁煙補助薬 “チャンピックス” を服用しないで禁煙治療第3クールも終了に近付いています。
禁煙治療は12週間の予定ですから、その期間の内2/3が経過、終了したことになります。
薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” 無しで禁煙出来ているのですから、診察に行かなくてもいいような気もしますが、クリニックには禁煙治療の成果の報告の義務もあるようですから、第3クールの最終日の明日にでもお伺いさせて頂くことにします。

翌日。
午前中に仕事を片付けて、馴染みになったクリニックに向かいます。
それにしてもこのクリニックは駅から近いことが一番の利点です。
更に雨が降っても、傘をささなくても濡れずに行くことが出来るのもいいと思います。
でも、今まで私がクリニックに行った日は晴れの日ばかりだったから、その恩恵にあずかってはいません・・・

「こんにちは」

「今日はどうされましたか?」

すかさず、すぐ出せるように用意していた診察券と保険証を一緒に出して、
「禁煙治療をお願いします」

「はい・・・禁煙治療は何回目になりますか?」

「今日で4回目です」

「はい・・・それではお名前呼びしますまでお待ちください」

いつもどおりの受付です。
通常ですと、このあと20分以内に看護師が呼びに来て、あの信頼のおけない呼気中CO濃度検査をして、診察のはずです。
今日は・・・1、2、3人・・・
患者さんがあまりいません。
いい時間帯にクリニックに入ったようです。

時間つぶしに備え付けの週刊誌に手を伸ばして、ページをパラパラとめくっていると・・・
内科診察室の扉が開いて、いつもの可愛い看護師が手に呼気中CO濃度検査機器を持ってキョロキョロしています。

あれあれ・・・
まだ5分も経っていないのに・・・
もしかして、私の診察の順番?
そうだとしたらラッキーです。

「Nさーーん」

ラッキー、私の診察のようです。
ここは敬意を込めて、語尾を伸ばして返事をすることにします。
「はーーーい」

「こちらにどうぞーー」

「はーーーい」

以下 ●●禁煙治療診察4回目Ⅱ●● は134に続く


2010.11.24 水曜日

禁煙132

医療・介護のよもやま話 — admin @ 13:26:06

●●禁煙治療第3クールⅧ●● 

昨日は二日酔いで1日を無駄にしましたから、今日はルーチンワークだけでも倍動かなければいけません。
昨日の無駄が有意義な無駄となるように、はりきっていくことにします。

まずはお腹が空いたから朝食作りです。
その前に流しに溜まっているカップやコップを洗います。

流しを片付け終えたところで、冷蔵庫を扉を開けて残り物チェックです。
勿論朝食ですから、そんなに手の込んだものや食材をふんだんに使ったものを作るわけではありませんが、昨日1日何もしなかったので冷蔵庫の中身もさっぱり忘れています。

牛乳、卵、ウインナー、トマト、きゅうり、レタス、食パン・・・

よしよし朝食としては、充分過ぎる程の食材が入っていました。
これでコーヒーを淹れて、喫茶店のモーニング風朝食とすることにします。

朝食後・・・
いつもならば薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲むのがルーチンワークですが、今日はその必要はありません。
昨日も飲まなかったから、今日飲まなくても気持ちの中で後ろめたさはありません。
当然、私の禁煙治療を担当して応援してくれている担当美人医師に対しても申し訳ない気持ちはありません。

そうであれば、禁煙補助薬 “チャンピックス” を服薬しないことをあれやこれやと考えることを止めます。
一般的に物事は、考えれば考える程、どツボにはまってその考えから抜け出せなくなります。
ここは何も考えず、普段どおり薬を飲んだような気持ちで今日を過ごすことに専念します。

さあ、仕事を始めましょう。
昨日は平日だというのにずっと寝ていたから・・・
仕事も日常生活と同じで、日々のルーチンワークは必ずあります。
それをこなしていかないと、とんでもないことになってしまいます。
しわ寄せは必ずやってきます。
日常生活のしわ寄せならば、部屋にゴミが溜まったり、ホコリが溜まる程度で済むでしょうが・・・
仕事のしわ寄せとなると・・・入金が無くなったりしたら大変です。

仕事のルーチンワーク、午前中の事務仕事を進めていると携帯電話が鳴りはじめました。
携帯電話を取り上げてディスプレイを見ると、発信者は友人の居酒屋の店長です。
こんなに朝早く?(深夜まで働いている友人にとってだけれど・・・)に何でしょうか?

「はい、Nです」

「おはよう。元気?」

「ああ、今日は元気です」

「昨日はどうだったの?」

「どうだったも何も・・・御存知のとおり・・・予定どおり二日酔いにならせて頂きました」

「やっぱりな・・・」

「そんなに飲んだかな?」

「ああ、浴びるように飲んでいました」

「浴びるようにですか?」

「普段から飲むペースは速いけれど・・・一昨日は特別でした・・・」

「なるほどね・・・それで、どのくらいの量を飲んでいましたか?」

「覚えてないの?」

「う、うん・・・あんまり覚えてません」

「日本酒の量が凄かったなあ」

「凄かった?」

「ああ、ロックで飲むって言って・・・一人で1升以上は飲んだと思うよ」

「そうなんだ・・・だからか・・・」

「酷い二日酔いだったの?」

「はい、お陰さまで・・・」

「もしそうだとしても、今日なら体調も戻っているだろうと思って電話させて貰いました」

「そうか、昨日はお休み?」

「そうです。だから今日は早起きして買い出しやその他もろもろさせて貰っています」

「そうですか・・・で、ご用件は何でしょうか?」

「この間忘れ物していたから」

「忘れ物?」

「ああ、カウンターの上に置きっぱなしだったよ」

「何を置いてきたのかな?」

「薬」

「薬?」

「ええ “チャンピックス” て書いてあるよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「これ、例の禁煙の薬?」

「あ、ああ、はいそうです・・・」

「どうする?」

「今日の夜にでも取りに上がります」

「了解です。 お酒もたくさん用意しておきます」

「・・・・・」

どうも飲みかけのシートが見当たらないと思っていたら、居酒屋に置いてきていたとは・・・
今、必要は無いし、これからも必要無いと思うけれど、イザという時の為に手元には置いておきたいので、今日の夜、引き取りに行くことにします。

でも今日は、お酒は控えめにさせて頂きます・・・

以下 ●●禁煙治療診察4回目●● は133に続く


2010.11.23 火曜日

禁煙131

医療・介護のよもやま話 — admin @ 13:46:47

●●禁煙治療第3クールⅦ●● 

おはようございます・・・
朝です。
そうです。
次の日の朝になりました。

昨晩は入浴後に少しTVを見て、まだ身体は固形物を受け付けませんが、お風呂で汗をかいたためか水分を必要としているように感じたので、インスタントのスープを飲んで胃を温めてから再度明日?(今日)に向けてベッドに入りました。

よくよく考えると、昨日は何もしていないどころか・・・
何時間布団の中にいたことになるのでしょう?

でも、でも・・・
ついにやりました!

薬を・・・
禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲み忘れました。

飲み忘れた?
飲み忘れたというよりも、無理やり、力尽く、力技で薬を飲まない、飲めないような状況を作り上げたと言った方がいいかもしれないけれど・・・

無理やりだとか、飲み忘れたか・・・そんなことはどちらでもよく、結果として、薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲まない日が禁煙治療の12週間の中で1日出来たことが凄いことであり、嬉しいことです。

結果として、今、薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲まなくても禁煙出来ているのです。
つまり、今の禁煙状態は薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” によって保たれているわけではないことが証明されたのです。

今日1日は、安静?にして・・・
・・・自分の身体や意識に変化がないかよく観察しながら過ごすことにします。

昨日は、温かいスープと水、お茶以外は何も口にしていませんから、起きてからの時間の経過とともにお腹が鳴り始めます。
お腹が空けば、二日酔い状態から脱出のサイン、シグナルです。

禁煙治療を始めてからは、朝、薬を飲む前に何かを口にしなさいという担当医師の指示を守っていましたから、今日目覚めてからの時間の経過とともにいつもの習慣でお腹が鳴ったのかもしれませんが、どちらにしてもいい傾向です。

台所に行くと・・・
昨日使ったコップやカップが流しの中に洗わずに放置されたままです。
何か食べる物を作る前に片付けが急務です。

1日、何もしない日があると・・・
想像以上に仕事が増えます。

何もしていないと思う1日でも、ルーチンワークはあるもので・・・
掃除はしていなくても、無意識に部屋の片づけはしていたりします。
台所に行くついでにゴミも捨てて・・・等と・・・

部屋が汚い人。
それが高じて、家がゴミ屋敷になってしまった人も始めはこんな1日、何もしない1日があったからかもしれません。
ゴミの日、ゴミを出す日に二日酔いで寝て過ごした・・・
翌日、二日酔いは治ったけれど出すべきゴミが台所に残ったままになっていることに気が付く。
次回のゴミの日に出せばいいやと思っていたけれど、ゴミが家の中にあっても特段問題にもならないことにも気が付く。

その次のゴミの日、今度は1回でゴミを運び出せないことに気が付く。
ゴミを2回、3回と運ぶのも面倒だし、家の中にゴミがあっても特段問題にならないことは分かったので、ゴミをそのままにして置くことにする。

結果、家の中はゴミだらけ・・・
ゴミ屋敷の完成です。

人はルーチンワークの繰り返しで人生を過ごしているけれど、何かの拍子にそのルーチンワークを忘れてしまいルーチンワークで無くなることもあるということです。
その反面、そのルーチンワークを意識的に変化させるには相当量の意識の変化や労力を要するということです。

たった1日寝て過ごしただけで台所には洗いものがたまり、元の状態に戻すのに普段の日々の2倍の時間、労力が掛かるのです。

何十年という時間をタバコを吸うことをルーチンワーク?として過ごしてきたのですから、このルーチンワークを修正する為には、いろんな犠牲や労力、そしていろんな変化を受け入れなければいけません。

だから、昨日1日の時間の無駄遣いはしょうがないのです。
二日酔いで苦しむのも、犠牲の一つです。
洗いものが増えても、労力が少し増えるだけです。

よーし・・・さっさとすることをして、今日1日を始動することにします。
もちろん、薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” なしで・・・

以下 ●●禁煙治療第3クールⅧ●● は132に続く


2010.11.22 月曜日

禁煙130

医療・介護のよもやま話 — admin @ 14:11:12

●●禁煙治療第3クールⅥ●● 

お昼前に一度目覚めて、水分補給と余分な水分の排出を済ませてからまたベッドに潜り込みました。
眠いわけではありませんが、体調がすぐれない時には、自分でも驚くほど寝られるものです。
脳が休息を欲しがっているわけではなく、身体が思うように動かないから黙って寝ておけという指令を出しているのでしょう。
次に目が覚めたのは、夕方?、外はもう暗くなり始めています。

薄明かりの中、今度は部屋の照明を点ける為に布団から這い出します。
昼前に起きた?目覚めた時よりは若干ですが脚もスムーズに動きます。
ぎこちなさを残しながらも、なんとか脚だけで移動して部屋を明るくする為に照明のスイッチをONにしました。
すると寝室の中は・・・
昼に目覚めた時には感じませんでしたが、昨晩着ていた服は脱ぎ捨てられてベッドの端に山のように積み上げられています。

「あーあ・・・最悪・・・」
とひとりごちて、まずは脱ぎ捨てられた洋服の片付けから始めます。

ブルゾン、シャツ、ズボン・・・そして靴下。
すべてが攻撃から身を守る為に丸くなったハリネズミのように丸まっています。

洋服の片付けをしながらも、体調は万全ではないと実感します。
自分が意識するように腕、手、指先が上手く動きません。
他人の腕、手、指先のようです。

「あーあ・・・」 です。
まだ、昨晩のアルコールが完全に体内から抜けていないのでしょう。
でも、そんなに昨晩飲んだかな?
家で、缶ビール3本、焼酎をロックで3杯・・・
友人の居酒屋で最初に生中を1杯、後は・・・
日本酒を飲んだ記憶はありますが、何杯?何合飲んだかは???

何をどれだけ飲んだか即答出来るか出来ないかが、飲み過ぎかどうかの判断材料とすると・・・
たくさん、許容量以上飲んだ・・・飲み過ぎということです。
もう、若くありませんから・・・20代の頃のようなアルコール分解処理を身体に求めてもそれは酷と言うものでしょう。

しかしながら当初の目的は間違いなく果たせています。
薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲むことを忘れています。

忘れているというよりは、何も体内に入れたくないというのが正解です。
身体が何も受け付けません。
身体が何も欲しがりません。

固形物はいりません。
固形物どころか・・・出来れば水分だって口にしたくありません。

この場合、頭の中では薬も固形物と分類されます。
それを胃まで運ぶのは、水・・・
だから、頭の中では薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を服用することを思い出さないようにしています。

お陰さまで、タバコが欲しいと思う気持ちにもなりません。
タバコが欲しい、タバコが吸いたいという気持ちや欲求は、もう遥か彼方へと消え去っています。
そんな気持ちや欲求よりも、薬 禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲み忘れた為に、遥か彼方に消え去ったそんな気持ちや欲求が再び出現することが恐いのです。

でも・・・
薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲んでいませんが、そんな気持ちや欲求が出現するどころか、体調が悪いことが辛いだけです。

・・・体調は最悪・・・

でも、成功です。
今日の経験が自信となって、明日も薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲まずにいられそうです。
薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” がタバコを止めさせているのはなく、もうタバコが無くても普通に生活出来るようになった・・・そしてそれを支えているのは薬ではないと考えてよさそうです。

念の為、今日、残りわずかな時間を静かにすごして、タバコのことは勿論、薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” のことを考えないで済むような時間を過ごすことにします。

体調を元に戻す為に汗を流すことにします。
汗、身体から余分な水分を出す為に、ゆっくり温かいお湯に浸かることにします。

「入浴します! 行ってきます!」

以下 ●●禁煙治療第3クールⅦ●● は131に続く


2010.11.21 日曜日

禁煙129

医療・介護のよもやま話 — admin @ 15:12:48

●●禁煙治療第3クールⅤ●● 

予定通りとはいえ、頭が重い・・・
喉がカラカラに渇いている・・・
鼻が詰まって、口呼吸をしていたようで、喉どころか口の中が渇くのではなく乾いている・・・
その反面、水分の摂り過ぎで、瞼が重い・・・
身体の中に不要な水分が溜まったままになっているから、胃も腸も張っているように感じます・・・
胃や腸どころか、手足の指先まで普段の2倍は太くなっているように感じます・・・

今、何時?
重い頭を持ち上げて、太くなっている指で枕元に投げ捨てられた携帯電話を拾い上げて携帯電話を開くと、液晶パネル一杯の大きな数字で11:30と表示しています。

昨日は何時に帰ってきたのだったかな?
確か、2時過ぎだったような気がする・・・
それから、顔を洗って、歯磨きだけしてから倒れ込むようにベッドに入ったところまでは覚えています。

あれあれ・・・
リビングからTVの音が聞こえてきます。
誰かがTVを見ているはずもないから、どうやらTVを点けたまま寝てしまったようです。
これは消しにいくしかありません。

重い頭と重い身体をベッドの上から引きずり降ろします。
身体の重さが普段の倍になったような気がします。

リビングは電気もTVも点けっぱなしでした。
もうお昼だから目立ちはませんが、全ての照明が全開です。
何で普段点けないような照明まで点けているのか・・・
酔っている時は、意味の無いことをするものです。
意味の無いことをして、そんな行動をする自分を罵っている自分の姿が目に浮かびます。

照明とTVを消して、重い足取りのまま台所に行って冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出して、乾いた口と渇いた喉に水分を補給します。
ペットボトルは一旦リビングに置いて、リビングを挟んで台所と逆に位置するトイレに向かいます。
身体の中の余分な水分を排出して、尚且つ水分の入れ替えをしないとこの重い頭、重い身体、膨れ上がった瞼や手足は元に戻りそうにありません・・・

昨晩は調子に乗り過ぎたかもしれません。
予定通りとはいえ、苦しいです・・・
辛いです・・・
他人の身体のようです・・・
ベッドから抜け出た途端に頭の重さも身体の重さも倍になってきました。
リビングに置いたペットボトルを持ってベッドに戻ることにします。
この体調不良を治すには、時間しかありません。
時間薬です。
水分を補給しては、その量と同量の水分を排出して身体の中を浄化するしかありません。

何も食べる気がしません。
水分を取るのも、無理やりです。
薬、禁煙補助薬 “チャンピックス” を飲むことなんて頭の片隅にもありません。

しめしめ。
作戦は成功。
でも辛い・・・

今まで楽に禁煙してきたから、これは神様が与えた試練かもしれません。
自業自得だから体調不良は時間薬で治すしかありません。
どんな作戦でも・・・成功には、それなりの代償が必要だということがよく分りました。
それにしても・・・辛い代償です。

眠たい訳ではありませんが、ベッドに入って休むことにします。
とてもじゃないけれど、頭を上にしていられません。
少しでも頭の中の血液の流れをよくしたいから・・・

・・・オヤスミナサイ。

出来れば明日まで眠っていたい・・・。

知らない内に明日になって・・・
今日という1日を飛ばしてしまいたい。
早く明日になりますように・・・

以下 ●●禁煙治療第3クールⅥ●● は130に続く


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