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医療・介護のよもやま話

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2011.2.21 月曜日

真実は闇の中 71

医療・介護のよもやま話 — admin @ 13:52:34

●●N事務長とGさん再びⅢ●● 

Gさんに連絡をするのに携帯電話ではなくて、固定電話の番号に電話を掛けたのは大正解でした。
案の定電話に出たのは、Gさんの奥さんです。
Gさんの携帯電話であれば居留守を使われたかもしれませんが、固定電話で電話に出たのが、日本語の言葉の裏に込められた意味までは理解出来ない奥さんですからしょうがありません。
奥さんはGさんを呼びに行き、Gさんも電話口に出ることになりました。

「それで今日は、どうしたの?」

「昨日同様、差し込みがしまして」

「差し込み?」

「はい、急にお腹が痛くなりました」

そんなこと・・・最近は小学生だってもう少しましな理由を言います・・・
「今朝も言ったと思うけれど、病院に勤務している医療従事者なんですから、2日連続で仕事が出来ない程の腹痛であれば、原因を探るために医師の診察を受けてください」

「そうですね・・・」

「今からでも診察を受けますか?」

「いえ、もう家で休ませて頂いていますし・・・」

「病院から近いし、送迎しましょうか?」

「い、いや、そこまでは・・・」

それは、仮病ですなんて言えないですよね。
「遠慮しなくていいですよ」

「いえ、遠慮ではありません」

遠慮じゃなくて、仮病ですからとも言えないか。
「そうですか、じゃあ、家でしっかり静養してください」

「そうさせて頂きます」

「それは、そうとして・・・」

「今日はちゃんと届出も出したのに、何のご用件ですか?」

何のご用件とはお言葉ですね。
「いえね、さっきまでIさんとお会いしていました」

「Iさんとですか?」

「ええ、そうです」

「で、Iさんが何か言われたのですか?」

随分気になるようですが、ここは気を持たせて軽くあしらってみます。
「ええ」

「・・・で、何か?・・・何を言ってましたか?」

「ええ、とても看過できない重要な問題が発覚しました」

「看過できない、重要な問題・・・ですか・・・」

「そう、私としては看過出来ない重要な問題が発覚しました。・・・発覚です」

「何だか発覚に随分と力を入れて言われますね」

「もちろんです。 発覚です」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「Iさんは勿論のこと、Gさん、あなたも言ってくれなかったことです」

「そ、そうなんですか?」

「その発覚したことが本当なのか確認しようとしたら、またGさん、あなたは早退でした」

「はい・・・」

「で、それは・・・何が発覚したのですか?」

「電話で言わせようとしてますか?」

「・・・え、ええ・・・」

「電話ではね・・・Gさん、あなたもう回復してませんか?」

「回復?」

「ええ、腹痛ならば気持ちの持ちようですから、大丈夫ですよね?」

「えっ?」

「今から会いましょう」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

以下 ●●N事務長とGさん再びⅣ●● は72に続く