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医療・介護のよもやま話

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2011.6.16 木曜日

真実は闇の中 162

医療・介護のよもやま話 — admin @ 13:48:43

●●Gさんに連絡Ⅴ●● 

Gさんのお母さんは、N事務長が誰かから何かを聞いて電話をしてきたのだと思っていたようですが、そうではありません。
Gさんのお母さんは、そうでないと確認した後、長い沈黙を破って衝撃の事実を話始めます。

その衝撃の事実とは?

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「申し訳ありませんが、お電話繋がっていますか?」

「ええ、すみません。 どうしようかなと思っていました」

「どうしようか?」

「そう、話すべきか話さないべきか・・・でも、隠し立てしてもしょうがありませんからお話しますわ」

「隠し立て?」

「隠し立てと言うよりは、黙っていてもしょうがないと言う方が正しいかもしれません」

「はあ・・・」

「N事務長」

「はい」

「驚かないでくださいね」

「ええ」
別に、何を聞かされても、そうそう驚くことはないと思います。

「あの子、先月まで○×病院でお世話になっていたのに・・・」

「はあ・・・」

何だか、Gさんのお母さんの声が、聞き取れないくらい小さくなっています。
「あの子、Sは4日前に亡くなりました」

「えっ?」
亡くなった? 死んでしまったということ? どうして? な、なんで?

「昨日、葬儀も終わりました」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「ということです。 ですから何方からかそのことをお聞きになって、お電話を頂けたのかと思っておりました」

「はあ・・・」
ちょ、ちょっと待ってください。 もう一度頭の中で整理をします。 今日、IさんとIさんの息子さんの依頼を受けてGさんとの話し合いのセッティングをしようとGさんに連絡したけれど、そのGさんは4日前に亡くなっていたということなの?

「N事務長、突然のことで驚かれたでしょう?」

「え、ええ・・・」
事実ならば、驚き以外の何ものでもありません。

「息子が嫁と、孫と暮らしていたマンションは手狭なので、葬儀はこちらの家で親族だけで密葬という形にしました。 だから息子の自宅では、誰も電話に出ませんわ」

「そうでしたか・・・」

「嫁と孫は、マンションに帰っても寂しいだけだから、こちらの家で生活しています」

「はい・・・」

「嫁から話は聞きましたけれど、あの子、病院でいろいろとあったみたいね」

「え、ええ・・・」
お嫁さんだけではなく、このお母さんもGさんの病院での件を知っているようです・・・

「そのことも、Sが亡くなったことと関係あるのかなあと考えてしまうことがありましたわ」

「そ、そうですか・・・」
どこまでGさんから聞いていて、どんな風に聞いているのでしょうか? そんなことよりも、不謹慎かもしれませんが本当にGさんは亡くなったのか・・・お母さんまでつまらない芝居をするとは思えませんが、Iさん親子に事の次第をきちんとお伝えする為にも、確認の意味も込めてお線香を上げに行かせて頂くのがいいように思えます・・・

「ごめんなさい・・・」

「い、いえ・・・恐れ入りますが、お線香を上げにお伺いさせて頂いても宜しいでしょうか?」

「え、ええ、もちろんです。 私もお聞きしたいと思っていることもありますから、是非お越しください」

「は、はい・・・明日の午後・・・13時頃にお伺いさせて頂いても宜しいですか?」

「ええ、お待ちしております」

「それでは、そうさせて頂きます」

「はい」

そうGさんのお母さんにお伝えして受話器を置きましたが、はっきり言えば驚くというよりも、唖然という感じです。
どうしてこんなことになったのか・・・何だかドラマを見ているようです。

以下 ●●Gさんの仏前●● は163に続く


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