大阪・兵庫・神戸・京都、関西で、医師・看護師・薬剤師など転職・求職を希望される医療従事者の方へ病院・医院等医療機関の求人をご紹介

Home  »  医療・介護のよもやま話

医療・介護のよもやま話

関西の医療転職・求人サイト メディコプロ プログ

2008.6.21 土曜日

通り魔 ⑫

●●事件の真相●●

静かに刑事さんは話始めました!

「女児が警察署に母親と一緒に来て、取り調べ室ではあまりにも可哀そうだから応接室を使ったんだよ・・・」

「前回もそうだったんですか?」

「そうなんだ・・・それで、傷が痛み始めたらしくてちょっと時間を置いて・・・その間に刃物、カッターの指紋を採取したら女児の指紋しかなくて・・・防犯ビデオ回しても、前日から事件の時間まで不審者らしき人影はどのビデオにも写っていない・・・もしかすると、やっぱり自傷かなと・・・婦警に話して・・・婦警もまさかと思っていたけれど、取りあえず聞いてみるということで・・・母親を部屋から出して聞いたら・・・」

「どうやって聞いたんですか?」

「お父さんお母さんにも言わないし、学校にももちろん先生にも言わないから、お姉さんに本当のお話聞かせてくれるかなっていったらしい」

「言ったら?」

「ケロッとした顔して自分で切ったって言ったんだって!」

「そんな簡単に自白?告白?自供?・・・」

「そういうこと・・・」

「なんで自分で?」

「一回目に襲われて切られた後、ご両親も女児に気を使ってお姫様扱い・・・何でも買ってくれるし・・・学校では悲劇のヒロイン状態・・・友達からは英雄扱い・・・先生は今までにないくらい優しいし・・・それが、1か月も経つと誰もそのことを忘れたかのように相手にしてくれないから・・・」

「その時のチヤホヤされたことが忘れられないから?・・・それだけ?」

「どうも、それが真相のようです・・・」

「でも、なんで顔を?」

「顔くらい切らないと、注目浴びないだろうって思ったらしい・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「笑えないでしょう・・・何だか屈折してますよね・・・こんな子供もいるんだって考えたら・・・」

「刑事さん・・・そんな世の中なんですか?」

「わからない・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

二の句が継げないどころか・・・絶句!

=完=


コメント (0) »

この記事にはまだコメントがついていません。

コメント RSS

コメントをどうぞ