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医療・介護のよもやま話

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2011.6.24 金曜日

真実は闇の中 169

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:56:01

●●報告●● 

Gさんの家から出た途端に、ホッと胸を撫で下ろすとはこのことを言うのか・・・説明しようの無い安堵感や解放感を感じました。
Gさんのお父さんは挨拶をしたきり、始終睨みつけるような顔で無言を貫いていましたし、お母さんの言葉の端々からは、N事務長に対して気こそ使っているように見せていますが、明らかにGさんの退職の原因にN事務長が関係していると疑っていることが伝わってきました。
それにも増して、Gさんは○×病院での患者さんとの間に何がしかの問題があり、それこそが退職の原因であり、それらがストレスの起因となって今回のGさんの死に繋がったのではないかと思っている節が、お母さんの言葉の端々から伝わってきました。
更にその患者さんとの問題には、当然N事務長も絡んでいるはずなのに・・・職場の仲間、上司として何故息子の味方となり、息子を助けてくれなかったのかという強い疑念を抱いていることを感じさせました。

Gさんの実家を訪問して、Gさんが間違いなくこの世から居なくなってしまったことを・・・N事務長は確認しました。
このことをIさんに伝えた後、Iさんの行動にどんな変化が起きるか分かりませんが、このことはIさん親子にとっても、決していい気分で楽しく聞ける話ではないはずです。
でもIさん親子に伝えなければいけないことは確かであり、N事務長も言葉を間違えることなく、言葉を選びながらも事実だけを正確に話さなければいけないと身が引き締まる思いがしてきました。

Iさん親子にGさんの死を伝える前に、病院に戻って院長に報告をしなければなりません。
院長はどんな反応を示して、どんなことを言うのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「院長、戻りました」

「お帰りなさい、どうでしたか?」

「ええ、あまり気分のいいものではありませんでした」

「まあそうでしょうね・・・」

「針のむしろとは、このことかという気がしました」

「針のむしろですか・・・」

「はい、回りから見えない針でちくちくと刺されているような気分でした」

「それで、Gさんのご家族は何か言っておられましたか?」

「Gさんの死は本当に突然のことだったようで、唖然茫然というのが正直な感想のようです」

「なるほど・・・それで死因は?」

「夜寝ていて・・・朝、起きてこなくて様子を見に行ったら、息をしていなかったということです」

「そうですか」

「ええ、解剖はしていないようですが、他殺等の疑いはなく突然死だということです」

「心臓かな? それとも脳の血管かな?」

「どうなんですか?」

「診ていないから分かりませんが・・・」

「そうですよね・・・」

「兎に角、Gさんが逝ってしまったことは確かで、事実であることが明らかになったということですね」

「はい」

「Iさんには話しましたか?」

「まだです」

「当然お話しますよね?」

「ええ、そうしなければいけないと思います」

「話の流れから考えても、話すことが正しい選択でしょうね」

「はい」

「これで、今後はIさん親子がどこで気持ちの整理をつけるかが問題になってきましたねえ」

「ええ、昨日の話ではGさんが自分の失敗は認めないけれど、責任を取りますと言う言葉を使ったことは認めていますから、責任を追及するのではなくて、リオペにかかる費用負担で一件落着にしようと踏ん切りをつけたばかりですし・・・」

「責任の追求どころか、一部でも費用を負担して貰うことさえ出来なくなってしまいましたから、着地点が難しいですね」

「はい・・・最後は気持ちの問題で許す、許さないですから・・・今までに一言でも 「ごめんなさい」 と謝罪の言葉があったり、非は認めないまでも、少しでも治療費の負担でもしていたら、現状は違っていたと思います・・・」

「本当にそうだと思います。 今となっては良くも悪くも・・・死人に口無し・・・です」

以下 ●●報告Ⅱ●● は170に続く 


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