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医療・介護のよもやま話

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2011.6.25 土曜日

真実は闇の中 170

医療・介護のよもやま話 — admin @ 22:05:27

●●報告Ⅱ●● 

院長にGさんの実家での出来ごとの報告をするN事務長ですが、問題は院長が思っているとおり、Gさんが自分の非を認めないのに、後で何かあったら責任を取るなどと無責任な発言をした挙句に病院を辞めたことです。
更には、病院を辞めただけならまだしも、今度はGさんの姿形が消えてしまったのですから、責任を取って貰う側のIさんは堪りません。
姿形が消えてしまったと言っても、何処かに逃げた訳でもなく、言葉のとおりこの世から居なくなってしまったのですから、尚更どうしようも出来ません。
Iさんにこのことを伝えなければいけませんが、どんな方法で伝えるのがいいのでしょうか?
Iさんには、昨日今後の方針を納得して貰ったばかりなのに・・・
院長の言うところのIさんの着地点、Gさんが居なくなってしまった後の納得のいく決着はどうなるのでしょうか?
こうなれば、本当に出たところ勝負。
こちらがああしよう、こうしようと考えたところで、そのとおりに物事が進むはずもありません。
行けるところまで行くしかありません。
それに、今回のことは病院やN事務長が何かを仕掛けたわけでもありませんし、病院は兎も角、N事務長だってその事実に驚いているのですから・・・

「N事務長、Iさんにはどうお伝えしますか?」

「院長、そのことを考えていたのですけれど、ああしよう、こうしようと策を練ってもしょうがありませんよね」

「確かにその通りですし、策の練りようもありません」

「本当にそうです。 そのとおりです。 ですから、事実をそのままお伝えしようと思います」

「それしかありませんね」

「はい」

「それで、Iさんがどんな反応を示そうとも、対応はその時に考えるしかないでしょうね」

「はい、私も今、そう思っていました」

「じゃあ、いつもお願いばかりで申し訳ありませんけれど、Iさんの対応はN事務長にお任せします」

「はい、乗りかかった船・・・というよりも、乗客が居るのに船頭として舵を取るのが面倒だからと船を放り出すわけにもいきませんから・・・そんな気持ちですが、出来ることはさせて頂きます」

「くれぐれも宜しくお願いします」

「それから、Iさんのことですけれど、H先生の話によると・・・H先生が事前にリオペの相談とお願いに紹介先の病院へ行ったら、リオペをすれば90%以上の成功率で腕の骨はつくというお墨付きを貰ってきたようですから、H先生も安心してリオペをIさんに促してくださいと言っていましたからね」

「そうですか、それを聞いて安心しました。 Iさんにリオペをお勧めしているものの、失敗したらIさんの気持ちの行き場がありませんから・・・先方の病院がそう言って頂けるのならば、Iさんには安心して腕を治療して貰って、腕が治ればIさんの気持ちも落ち着くでしょうから、そのことを私の心の拠り所として、これからIさんに接していきます」

「先方の病院の執刀して頂ける先生は私もよく知っていますし、H先生の先輩でもありますから、その先生がそう言ってくださるのですから鬼に金棒です」

「はい、了解しました。 そのことを踏まえて、早速行動を起こすことにします」

「宜しくお願いします」

院長への報告はここまでにして、事務長室に戻ってIさんに連絡をすることにします。
勿論、Iさんに連絡すると言っても、折角昨日Iさんの息子さんにお会いしたのですから、まずはIさんの息子さんに連絡をして息子さん経由でIさんには連絡を取る形とします。
Iさんの息子さんであれば、Gさんが亡くなられたという事実には当然驚くでしょうが、嘘のような話でも事実として冷静に受け止めてくれるだけの人物であり、そう期待してもいいだけの人物でもあるとN事務長は思っています。
上手くいけばIさんの息子さんから、それならばしょうがないですね というようなN事務長にとってはこれ以上ない言葉が聞けるかもしれませんし、そう願いながら昨日Iさんから貰った名刺を取り出しました。
Iさんの名刺に印刷された携帯番号に電話を掛けます。
1回、2回、3回と呼出音が鳴った後に、Iさんの息子さんが電話に出ました。

「はい、Iです」

「お忙しいところすみません。 昨日お時間頂戴しました○×病院のNです」

「ああ、N事務長ですか」

「今、お時間宜しいですか?」

「ええ、早速Gさんとの面談の件ですね」

「え、ええ・・・」

以下 ●●報告Ⅲ●● は171に続く


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