大阪・兵庫・神戸・京都、関西で、医師・看護師・薬剤師など転職・求職を希望される医療従事者の方へ病院・医院等医療機関の求人をご紹介

Home  »  医療・介護のよもやま話

医療・介護のよもやま話

関西の医療転職・求人サイト メディコプロ プログ

2009.10.22 木曜日

行き場のない患者⑫

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:07:39

●●2人の再要求●● 

ノッポ君と茶髪作業着君は一触即発。
なんでこうなるのやら・・・
大体、何ですか?この微妙な関係は・・・

「2人とも、落ち着いて、ここで仲違いしてもしょうがないでしょ」

「ああ・・・」 「そうだな・・・」

「どちらにしても、問題はTさんのことですよね?」

「そうだ、で、どうなんだ?・・・医者に言ってくれるのか?」
気を取り直したノッポ君がN事務長に問うてきます。

「多分、聞いたところで、今日はその必要無しと言われると思いますよ」

「だから直接聞いてやるから、医者を連れてこいよ」
これまた気を取り直した茶髪作業着君が加勢します。

「じゃあ、無理とは思いますが、一応担当医師に確認してみましょうか?」

すかさずノッポ君が
「そうしてくれるか?」
と相槌を打ちます。

「じゃあ、お待ちください」
そう言ってN事務長は、E内科部長のいる診察室に歩き出します。
それにしても、言いたいことをはっきり言う連中です。
自分達の意見が第一で、他人の考え、病院の意思、考えは完全に無視。
これでは、職員が嫌がるのにも頷けます。

診察室に入る前に、内科診察室の入口に程近い待合ソファーに座っている、Tさんの子供達を見ると、3人とも肩を怒らして虚勢を張る、街中を歩くチンピラのような目付きをしてN事務長を睨んでいます。
診察室に入るドアを開けると、A外来師長が待ち受けていました。

「どう? あの連中は如何ですか?」

「まあ、大変と言えば大変です」

「分かって頂けましたか?」

「そうですね・・・普通に話が出来ない分、大変ですね」

「そうです、そうです」

「ところで、Tさん本人は?」

「あちらの点滴室で休んでます」

「薬とかは?」

「今、先生と協議中です」

「そうですか・・・で、E先生は何て言ってます?」

「今日は必要ないだろって」

「じゃあしょうがないですね」

「そうなんです」

「大体、本当に病気なの?」

「こればっかりは、なんとも・・・」

「そうか、当院に専門家は居ないですからね」

「そのとおりです」

「E先生は?」

「今、Tさんの様子見にいってます」

「じゃあ、診察室の中で待たせて貰います」

「そうしてください。E先生呼んできます」

以下 ●●E内科部長の見解●● は⑬に続く


コメント (0) »

この記事にはまだコメントがついていません。

コメント RSS

コメントをどうぞ