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医療・介護のよもやま話

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2009.11.27 金曜日

行き場のない患者47

医療・介護のよもやま話 — admin @ 11:56:42

●●作戦会議Ⅳ●● 

Tさんを交渉のテーブルに着かせると言うN事務長ですが、そんなに上手くいくのでしょうか?
思案気味の顔をしているE内科部長が、口を開きます。

「N事務長、交渉といっても何を交渉するのですか?」

「そうですね、確かに交渉と言うのは変ですね」

「そうでしょう。我々には何も交渉の余地などありませんし、間違っていることをしているとも思えません」

「そうでした・・・交渉ではなく話し合いの間違いです」

「それならば分かります」

「でも、彼女等にしてみれば、交渉でも話し合いでもなく、単なる病院に対しての申し入れ、或いは病院へのクレームということになるでしょうが・・・」

「そうだろうね・・・」

すると看護部長が口を挟みます。
「さっきは、N事務長に何かあったら全面的に面倒みますなんて軽口を叩いたけれど、大丈夫なの?」

「さあ、どうでしょうか?」

「あの子達、暴走しないかしら?」

「多分大丈夫だと思いますが・・・」

「多分って、前例もあるでしょ?」

「別の病院で事務員を殴ったことですか?」

「そうそう」

「あの件については、彼等も反省しているみたいですよ」

「どうして反省しているって分かるの?」

「何だかそんなことを話してました」

「何時?」

「帰る前に、外で立ち話しているのを盗み聞きしました」

「大丈夫かしら?」

「何度も言いますが、多分大丈夫ですし、もし大丈夫じゃなくてもその時はその時です」

「無事を祈るしかありませんね」

「まあそういうことです」

すると、E内科部長が思案気な顔つきでN事務長に尋ねます。
「ところで、何を彼女等と話し合うつもりですか?」

「もちろん、当院にはもう来ないということを納得させます」

「納得するかな?」

「納得しないまでも、そうなるように仕向けます」

「確かにTさんの病気を当院で延々と診続けるわけにもいかないし、このままだと医療とかけ離れたことでも確執が表面化しそうですね・・・」

「そうです。リスクマネージメントの点から考えても、早期に手を打つのが最善な方法だと思います」

「分かりました」

「院長にもそのことを含めて報告しておきます」

「お願いします」

以下 ●●御前会議●● は48に続く


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