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医療・介護のよもやま話

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2010.4.21 水曜日

家族の形14

医療・介護のよもやま話 — admin @ 17:46:09

●●お節介コンビ面目躍如Ⅲ●● 

流石のお節介さん、C地区長は知り合いの銀行マンに電話を入れるとニンマリと笑った顔をN事務長へ向けます。
それにしても、このお節介な行動力は賞賛ものです。

「N事務長、5分もしたら電話が入るから待っててください」

「そんなに早く返事が来るのですか?」

「ああ、奴等は本業以外のことは、すぐに片付けるのが習慣だからね」

「それでは、事務長室へ戻りましょうか?」

「それもいいけれど、病院の中を案内してくれないかな」

「病院見学ですか?」

「ああ、私も近い将来お世話になるかもしれなし、後学の為にも見せて頂きたい。W議員はどうかな?」

「そうですね、私も事務長室や院長室はお邪魔していますが、病院内を見て回ったことはありませんから、○×市の基幹病院としての○×病院の中を是非見学したいものです」

「分りました。それでは、事務長室に戻りながら院内をご案内させていただきます」

病院で働く者にとっては、面白くも何ともなく只の職場にしかすぎない病院ですが、部外者にとっての病院は何か秘密めいた、何か謎に満ちたものを感じるのでしょう。
談話スペースを後にして1階の外来部門から順に案内を始めると、お節介コンビの2人は、大きく頷いたり、感嘆の声を上げたり・・・思いのほか喜びの表情を現します。
各診察室、診療放射線部、検査部、リハビリ部、栄養部・・・その他の各部署を案内してから事務長室の隣にある応接室に戻ると、5分後ではなかったけれど、C地区長の携帯電話が鳴りだします。

「失礼」
C地区長はそう言って、着信表示を確認すると、
「やっと返事が来た。思ったよりも遅かったな」
と言い、携帯電話の着信ボタンを押して、会話を始めます。

「もしもし
 ・・・ご苦労様、Bさんの連絡先判った?
 ・・・ああ、そうか
 ・・・それは、どうも
 ・・・手間掛けましたな
 ・・・ええ、教えてください」

C地区長はそう言いながら、N事務長に振り返って、指で鉛筆を持って何かを書く仕草をします。
これは、電話番号を書くペンとメモ用紙をくれという合図でしょう。
N事務長が慌ててボールペンとメモ用紙を渡すと、

「090-●●●●ー××××ですね
 ・・・ありがとうございました
 ・・・了解、来週の月曜日ね
 ・・・分った。今出先だから、また連絡させて頂きます
 ・・・はい、どうも」

C地区長はそう言って携帯電話を切ります。

「N事務長、Bさんのご主人の携帯電話番号が判明したよ」

「流石C地区長。恐れ入ります」

「な、C地区長の人脈は凄いだろ?」

「ええ、W議員にもC地区長にも感謝しております」

「さあ、ついでにBさんにも連絡しようか?」

「お願い出来ますか?」

「勿論!」

使える物や人は何でも使う。
これ、問題を解決する為の必須条件。
でも、見返りを要求する人には注意が必要。
でも、この人達ならば、これ見よがしに見返りを求めたりはしないでしょう。
今日のお節介コンビへの見返りは、病院見学ということ!

以下 ●●Bさんのご主人に電話●● は15に続く


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