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医療・介護のよもやま話

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2010.4.22 木曜日

家族の形15

医療・介護のよもやま話 — admin @ 16:34:13

●●Bさんのご主人に電話●● 

お節介コンビの雄、G地区で自他ともに認める世話役のC地区長は、知り合いのメガバンク銀行マンに電話を入れてBさんのご主人の携帯電話番号を手に入れ、その携帯電話番号を書いたメモをヒラヒラさせながら、これからこの番号に電話をするとN事務長に宣言しました。
ここは、善意の第三者を装ってC地区長に連絡をして貰うことをN事務長は選択します。

「じゃあ、早速電話するよ」

「お願いします」

一旦閉じていた携帯電話を再び開いてC地区長は器用に太い右手親指でキー操作をします。
C地区長が携帯電話を左手に持ち替えて、携帯電話を耳と口に持っていってから、5秒、10秒と時間が過ぎていきます。
居留守? 着信拒否?
C地区長が携帯電話を耳と口に持っていってから15秒は経ったでしょうか・・・

「もしもし、Bさんですか?」

携帯が繋がったようです。
「突然すみません。私、G地区の地区長をしておりますCです
 ・・・こんにちわ
 ・・・この番号は、M銀行のY氏に教えて貰いました
 ・・・今、どちらにおられますか?
 ・・・ああ、出先ですか
 ・・・用件ですか?
 ・・・落ち着いて聞いてくださいね
 ・・・今日の午前中に奥さんが救急搬送されましてね
 ・・・ええ、そうです。救急車で病院に搬送されました
 ・・・容態ですか?詳しいことは分りませんが、命に別条はないようですが相当悪いみたいです
 ・・・病院ですか?○×病院は御存知ですよね
 ・・・そうそう、○×駅のすぐそばにある病院です
 ・・・どのくらいで病院に来られますか?
 ・・・2時間?そんなに掛かるんですか?
 ・・・奥さん一人で可哀相だから、早めに来てあげてくださいね
 ・・・分りました。病院の方にはそう伝えておきます」

電話が終わりそうだったので、N事務長はメモをC地区長に差し出します。
メモには、「保険証持参のこと、お伝えください」 と書かれており、そのメモをちらっと横目で見たC地区長が慌てて言葉を続けます。

「ああ、それと病院の方から保険証をお持ちくださいって
 ・・・そうですそうです
 ・・・何か他には?
 ・・・ちょっと待ってください」

C地区長は送話口部分を右手で押さえながら、N事務長に視線を送ります。

「まずは、保険証を持ってお越しくださるだけで結構です」

N事務長の言葉に頷いたC地区長は再び携帯電話を耳と口に持っていき、

「兎に角、病院に来て下さいってことです
 ・・・必要なものは、ご家族の方のようです
 ・・・はい、じゃあヨロシクお願いします。
 ・・・いえいえ、お気を付けてお越しください
 ・・・とんでもない、乗りかかった船ですから
 ・・・はい、失礼します」

C地区長はそう言い終えると、携帯電話の画面を見つめ、Bさんのご主人が電話を切ったのを確認してから、自分の携帯電話を折り畳みます。

「ありがとうございます」

「繋がって良かった。呼出音が続くうちに出ないんじゃないかと思ったよ」

「何とお礼を言っていいものか・・・」

「まあ、お礼はいいから、これからも○×市民の為に病院運営をよろしくお願いします。それだけです」

「ところで、Bさんのご主人はどんな様子でしたか? 驚かれておられましたか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「どうされましたか?」

「確かに、そう言われるとそんなに驚いてもいなかったな・・・」

以下 ●●Bさんのご主人の反応●● は16に続く


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