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医療・介護のよもやま話

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2010.6.24 木曜日

家族の形78

医療・介護のよもやま話 — admin @ 18:15:44

●●奥さんの逆襲Ⅲ●● 

奥さんの独壇場となっている病室には、何か冷たい隙間風が吹いているように思えます。
Bさんご夫婦に隙間風・・・
なんでも言いなりだと思っていた奥さんに、ご主人が噛みつかれています。

「アナタ、ペットだって・・・これは犬や猫のことで私のことじゃないけれど・・・飼い主を噛んだりするものよ」

「だからなんなんだ?」

「言葉の喋れないペットが噛みつくんですから、言葉の喋れる私なら、アナタに噛みついても何の不思議もありませんわ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「何その顔は?」

「顔がどうかしたかね?」

「嫌そうな顔しているわ・・・あーそうか、早く言いたいことを言えってことよね」

「ああ、そういうことだ」

「じゃあ、お言葉に甘えて・・・違いますね、皆さんのご期待に応えて、私の思っていることをお話させて頂きます」

「そうして貰おうか・・・」 

「まず、私が・・・」

「私がなんだい?」

「アナタに言われたから死のうと思ったと、本当に思っています?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「確かに水分も食べ物も最低限しか食べなかったけれど、あれは、アナタに誰かを呼んで貰う為だったのよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「アナタって、最後は自分で何も出来ない人だから、私の意識が朦朧としていたら、救急車を呼ぶんじゃないかと思っていたわ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「案の定、そうなりましたけれど・・・腹が据わってないというか、何でも人任せなのか、思ったとおりでした」

「じゃあ、私に救急車を呼ばせる為にワザと何も食べなかったのか?」

「そうね、それも理由の一つね・・・」

「他にもあるのか?」

「だって、食べると排泄するから・・・私の場合垂れ流しだったでしょ?」

「あ、ああ・・・」

「あんまり、部屋の中が臭くなったら、アナタが近寄らなくなって、意識が無くなっているのに発見されずなんてことになってしまいますわ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「上手く意識が無くなった時点で発見されれば病院にでも運んで貰えるかもしれないけれど、発見されなければ単なる餓死。それじゃあ、つまらないでしょ?」

「よく分らないが・・・」

「だから、アナタが家に来た時は、部屋に顔を出すくらいは出来るようにしたってことよ!」

「そ、そうなんだ・・・」

「そういうことよ!」

以下 ●●奥さんの逆襲Ⅳ●● は79に続く


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