大阪・兵庫・神戸・京都、関西で、医師・看護師・薬剤師など転職・求職を希望される医療従事者の方へ病院・医院等医療機関の求人をご紹介

Home » 医療ニュース

医療ニュース

介護サービス利用、最多の492万人 2010年度

 昨年度の介護保険サービスの利用者は492万8200人で、過去最多を更新した。前年度より約24万人増加。10年間で205万人余増え、1.7倍になった。厚生労働省が4日、10年度の調査結果を公表。同省は「高齢化による自然増が要因」とみている。

 利用者数は4年続けて増え、過去最多の更新は3年連続。2006年度の介護保険制度見直しで、福祉用具のレンタル利用に制限をかけるなどしていったんは減ったが、増加傾向は止まらない。介護費用の膨張にもつながっており、利用者の負担を増やす議論が再燃する可能性もある。

 10年度の利用者の内訳は、介護サービスが401万5800人で、介護予防サービスは121万9100人(重複あり)。介護サービスは01年度よりも約114万人、介護予防サービスは導入された06年度よりも約42万人増えた。

2011年8月4日 朝日新聞

2011.08.04



脳卒中や心筋梗塞…食物繊維でリスク減 厚労省研究

 野菜などに含まれる食物繊維を多く食べる女性ほど脳卒中や狭心症、心筋梗塞(こうそく)などの循環器病のリスクが低くなることが、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がん研究センター予防研究部長)の調査でわかった。男性でも、非喫煙者には同じ傾向がみられた。

 研究班は岩手県などの45歳以上の男女約8万7千人を約10年間、追跡調査。男女別に食物繊維の摂取量の少ない順に同人数ずつ5グループにわけ、脳卒中などの発生頻度を比較した。

 女性では、1日の食物繊維摂取量の推計が平均8グラムと一番少ないグループに比べ、摂取量の一番多いグループ(同22グラム)は循環器病の発症リスクが35ポイント低かった。海藻類に含まれるような水溶性の食物繊維より、ゴボウなどに含まれる水に溶けない食物繊維の方が、脳卒中のリスクを下げる効果が高いこともわかった。

2011年8月4日 朝日新聞

2011.08.04



脳血栓、夏こそ注意 節電、怖いのは熱中症だけじゃない

 脳梗塞(こうそく)のひとつで、脳内の血管が動脈硬化などで詰まって起こる脳血栓の患者は、夏場にも多い。約4万6千人分のデータを分析すると、こんな結果が出た。脳の血管の病気は一般的に冬に多いというイメージだが、専門医らは「夏場も十分な水分補給で予防を」と注意を呼びかけている。

 中国労災病院(広島県呉市)の豊田章宏リハビリテーション科部長が、2002~08年度に32の労災病院に脳卒中で入院した4万6031人のデータを分析したところ、脳血栓の患者は春2541人、夏2798人、秋2637人、冬2687人で、夏が最も多かった。月別では7月が最も多く、1、8月の順だった。豊田さんは「節電のこの夏は熱中症に加え脳血栓にも注意が必要。こまめに水分をとってほしい」と話す。

 脳卒中は全体の約7割を占める脳梗塞、血管が破れる脳出血、くも膜下出血の三つに大別される。さらに脳梗塞は、脳血栓と、不整脈などが原因で血液や脂肪の塊が運ばれ脳血管が詰まる脳塞栓(そくせん)にわかれる。今回の調査で脳塞栓や脳出血、くも膜下出血は夏に少なく冬に多かった。結果は京都で開かれた日本脳卒中学会で発表した。(辻外記子)

2011年8月3日 朝日新聞

2011.08.03



「がん抑制遺伝子」増える仕組み解明 九州大グループ

 がんを抑える遺伝子を増やす仕組みを、九州大生体防御医学研究所の鈴木聡教授らのグループが突き止めた。この遺伝子を邪魔する特定の分子がわかった。この分子が少ないがん患者は5年生存率が高かった。これを応用すれば、新たな抗がん剤開発などが期待できるという。

 31日付の米科学誌ネイチャーメディシン電子版に掲載された。この分子は「PICT1」。がん細胞の中でPICT1の発現が抑えられていると、がんを抑える遺伝子として知られる「p53」がよく増える仕組みがわかったという。

 大阪大の森正樹教授らのグループと共同で患者から摘出したがん組織のPICT1の発現量と、5年後の生存率を調べた。食道がん患者で発現量が高かったグループは生存率が25%。一方で低かったグループは42%だった。大腸がん患者ではそれぞれ62%、81%となり、PICT1の発現量が低いと生存率が高かった。

2011年8月1日 朝日新聞

2011.08.01



歯のカルテDB化、身元確認に活用 歯科医師会が検討

 遺体の身元確認に「歯型」記録を有効活用しようと、日本歯科医師会は歯科カルテをデータベース化する検討を始めた。東日本大震災では津波で多くのカルテが流失し、身元判明につなげられなかった反省からだ。5年以内の構築を目指し、28日に厚生労働省に財政支援を求めた。

 今回の震災で歯型記録が採取できた遺体は約8千。岩手県の場合、うち約2700の遺体に対し照合用に歯科医から入手できたカルテは約300人分で、歯型で身元確認できた遺体は数十体にとどまっている。

 原因は津波によるカルテの流失だ。同会の調査では被災3県で計226の歯科が全半壊。福島県歯科医師会によると約30の歯科医が福島第一原発の警戒区域内にあり、今もカルテ入手が難しいという。

2011年7月31日 朝日新聞

2011.07.31



東北を医療機器産業の拠点に 厚労省など復興特区を検討

 東日本大震災の復興支援策として東北を医療機器産業の一大拠点に――。菅政権は新設される復興特区の一環として、こんな構想を検討している。東北大病院(仙台市)を中心に人材の交流や育成を図り、医療機器の開発力を高めていく。

 厚生労働省が経済産業、文部科学両省と連携して具体化を進めている。医療機器産業が国際的に遅れているとされる背景を、厚労省は「工学技術者と医療関係者の意思疎通が不十分」(担当者)と指摘。そこで、東北大病院を「医工連携中核病院」と位置づけ、特区制度を活用して集中的に財政支援をしていく。

 福島県では県立医大病院(福島市)、岩手県では岩手医大病院(盛岡市)を拠点にし、三つの病院を軸に人材交流や研究開発を促していく。それぞれ東北大の医学部と工学部、福島県立医大と日大工学部(福島県郡山市)、岩手医大と岩手大工学部(盛岡市)の連携も強化。国際水準の臨床研究の実現を図る。民間技術者も受け入れ、医療現場の視点から手術用ロボットや放射線治療の装置、内視鏡手術器具などの開発に力を入れる。

2011年7月31日 朝日新聞

2011.07.31



ぜんそくの目印遺伝子発見 筑波大など日韓で調査

 日本や韓国のぜんそくの子どもに特徴的な遺伝子を筑波大学や国立成育医療研究センターなどの研究チームが突き止めた。アジアの子どもから、大規模調査でぜんそくの目印になる遺伝子を見つけたのは初めて。発症の予測や治療方針の決定に役立つ可能性がある。

 チームは日本の小児ぜんそく患者938人と、ぜんそくのない大人2376人について、約45万カ所の遺伝子の配列を比較。ぜんそくの子どもに多い配列を3カ所特定した。さらに、別の日本の子どもや韓国の子どもでも調べたところ、ぜんそくのある子どもでは、特定の二つの遺伝子型を持つ人が多かった。

2011年7月30日 朝日新聞

2011.07.30



石綿被害、中皮腫死因なら遺族に郵送通知 厚労省

 アスベスト(石綿)による健康被害のために死亡した人の遺族に対する救済を進めるために、厚生労働省は、全国の法務局に保管されている死亡届を調べた上で、石綿と関連が深い中皮腫が死因である人の遺族に郵送で通知することを決めた。

 石綿健康被害救済法では、同法が施行された2006年3月までに労災申請の時効(死後5年)が過ぎた遺族を救済するため、来年3月27日までに請求すれば、特別遺族給付金を支払うことを定めている。

 厚労省の人口動態調査によると、1995~2009年に石綿が原因と考えられる中皮腫で死亡した人は約1万2千人。しかし、実際に労災や石綿健康被害救済法などによる救済を受けている人は、その半数程度にとどまる。このため、同法による請求期限が迫るなか、できる限り多くの遺族が救済されるよう被害者の調査をすることにした。

2011年7月29日 朝日新聞

2011.07.29



アルツハイマー型認知症、新薬続々 体に貼るタイプも

 アルツハイマー型認知症の治療薬の発売が今年に入って相次いでいる。国内ではこれまでエーザイの「アリセプト」だけだった。各社は「高齢化が進み、確実に伸びる市場」と期待する。

 小野薬品工業は19日から「リバスタッチパッチ」の販売を始めた。現在発売中の認知症治療薬としては唯一、体に貼るタイプ。患者が指示通りに薬を使っているかどうかを一目で確認でき、介護者の負担軽減につながると期待する。共同開発したノバルティスファーマも同じ薬を「イクセロンパッチ」として売り出す。

 「他の薬との併用」をうたうのは第一三共。6月に発売した飲み薬「メマリー」は「アリセプト」とシェアを奪い合うのではなく、併用することで認知症の進行をさらに遅らせる効果があるとPRする。

 中堅のヤンセンファーマ(東京)は3月に飲み薬「レミニール」を発売、武田薬品工業と共同販売契約を結んだ。

 3種類の薬はいずれもすでに世界70カ国以上で販売されている実績があり、各社は「日本での市場も急速に伸びる」とみて投入を決めた。いずれも今後10年で年間の売上高が300億~400億円(薬価ベース)に膨らむと見込む。

 一方、1999年から飲み薬「アリセプト」で国内市場を独占してきたエーザイ。2011年3月期には国内で計1055億円を売り上げ、12年3月期でも1140億円と予想する。

 軽度、中等度、高度と3段階に分類される認知症の症状すべてを対象に処方できる唯一の薬とPR。内藤晴夫社長は「薬による治療の中核を『アリセプト』が担うという重要性は変わらない」と話す。

2011年7月28日 朝日新聞

2011.07.28



日本女性平均寿命86.39歳 やや低下、世界一は維持

 日本人女性の2010年の平均寿命は86.39歳で、5年ぶりに前年を下回ったものの、26年連続で長寿世界一を維持した。男性は79.64歳と5年連続で過去最高を更新。順位は前年より一つ上げ、世界4位だった。男性より高齢化が進む女性は、夏場の死者数が前年より特に増えており、猛暑の影響とみられる。

 厚生労働省が27日に発表した「簡易生命表」でわかった。男性は前年より0.05歳延びた一方、女性は0.05歳短くなった。

 女性の死者数を月別で見ると、7、8月は前年同月比で1割ほど増加。熱中症による死者数は798人で前年の8倍以上となった。男性も熱中症の死者は大きく増えたが、がんの死亡率が若い世代で減ったことなどが平均寿命を延ばした。

2011年7月27日 朝日新聞

2011.06.27